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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

言うべきことは言いつつも、愛情と尊敬の念を常に忘れないこと

2023-11-30 06:39:52 | 中小企業診断士


これから山形まで。山形は寒そう・・・。


どうもkurogenkokuです。


今年10月から広域指導員の仲間(Nさん)がひとり増え、2名体制で埼玉県内商工会議所寒来の事業者支援を行っています。Nさんもまた経営指導員経験のある中小企業診断士の資格ホルダーで、本当に良い人材に来ていただいたと、kurogenkokuにとってうれしい日が続いています。
何より性格が明るいし、事業者や他の経営指導員に対し、優しく、親身になって対応してくれるのが良いです。


そんなNさんですが、支援経験はkurogenkokuより随分短いので、時間が取れるときは一緒に同行してもらっています。これまであまり経験のなかったであろう、経営改善支援(時に廃業支援)は彼にとっても学びが多いらしく、既存のスケジュールを動かしてでも、kurogenkokuと帯同する日を希望されています。


昨日も5社の支援に帯同していただきました。そのうち1社は経営改善支援というより、再生支援に近いステージの会社でした。相談に訪れたのは後継者です。社長である父が病気をされ、事実上、立て直しを引き受けたかたちになります。
金融機関から資金調達できないと、会社がストップしてしまう、そんな状況下で、交渉を行うための「経営改善計画」を急ぎつくることにしました。とにかく急ぐ必要がある。ですから後継者に宿題を出しました。そしてこんな質問をしました。


kurogenkoku:「来月の5日、15日が相談日になっています。いつまでにこの宿題ができそうですか?」

後継者:「来月の5日ですと厳しそうです。15日でも間に合うかどうか・・・」

kurogenkoku:「もちろん15日でも大丈夫です。ただ私、この手の支援をたくさんやっていますが、再生を成し遂げた会社は5日でも仕上げてくると思います」


後継者は経営経験が少ないですから、時間がかかるのは当然ですし、宿題をまとめるためのサポートも必要です。ただここで大切なのは、再生に向き合う経営者としてのマインドと、経営計画をつくることの習慣化を後継者に学んでもらうことです。結局、15日に面談することになりました。

 

終了後、Nさんがkurogenkokuに言いました。

Nさん:「kuroさんも、ズバッということもあるんですね。びっくりしました。」

kurogenkoku:「1点だけズバッと言いましたけど、あとは優しかったでしょ?」

 

日頃は「対話と傾聴」を重んじながら、経営者の内発的動機付けを促していますが、こと再生支援においてはそれだけでは足りない場面もある。そこは使い分けだと思っています。ただ大切なのは、本件のように頑張っている後継者に対しては、言うべきことは言いつつも、愛情と尊敬の念を常に忘れないことです。


これからもNさんと一緒に考えながら、経営支援をすすめていきます☆彡

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無形資産の価値の見える化

2023-11-29 04:30:30 | 中小企業診断士


本日は川口商工会議所で窓口相談。これから出発。秩父の朝は寒い・・・。

 

どうもkurogenkokuです。


標記の件について、今年度、委員を務めていた「中小企業における「無形資産」価値の可視化、見える化に関する調査研究事業」が昨日終了しました。

本事業の目的は、「中小企業の企業価値の適正評価、さらには無形資産への投資等を通じた中小企業のイノベーションの促進を図ることを目的に、中小企業の無形資産の可視化・強化及びありたい姿への移行を支援する無形資産可視化ツールを作成すること」でしたが、ロカベンや経営デザインシートをうまく補完するかたちのものができあがったのではと思います。

今後、ツールがリリースされますが、まずは自分で使って成功事例をつくってみたいです。

 

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プロセスコンサルテーションモデル

2023-11-28 06:16:50 | 中小企業診断士

 

今日は午前中、都内で会議。終了後、秩父にクイックターン・・・。


どうもkurogenkokuです。


エドガー・シャインによれば、プロセスコンサルテーションモデルの前提として「援助を求めている人は、自分が何を求めているか、実はわかっていない」というのがあります。


ですからプロセスコンサルテーションモデルは、「プロセス(どのように援助するか)自体を見出すこと」であり、問題と解決に関するコンサルタントとクライアントの関わり方は以下のようにまとめられます。

**************************************
(問題)コンサルタントとクライアント両者で見出す
(解決)クライアントが解決する
**************************************


昨日も4件のご相談がございましたが、このプロセスコンサルテーションモデルを意識しながら対話してみました。各90分という短い時間の中で、切れ味の鋭い提案というのはございませんでしたが、表情から見るに相談者の満足度はそこそこ高そうで「自走化」にはつながりそうな感じがしました。


言わずもがな、プロセスコンサルテーションモデルは経営力再構築伴走支援のもとになった考え方です。ずっと聞きっぱなしはどうかと思いますが、「相手の中にあるものをうまく引き出すこと」を意識して対話してみてはいかがでしょうか。

 

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商議所という表現の違和感

2023-11-27 07:27:45 | 中小企業診断士

 

本日は民間金融機関との連携で、月一定例相談会。リモート相談になりますが、4件のお申し込みをいただきました。

 

どうもkurogenkokuです。


商工会議所が新聞に取り上げられる場合、必ずと言っていいほど「商議所」と書かれます。商工会が取り上げられる場合には「商工会」と書かれているので、おそらく文字数の関係なのでしょうが、この表現にはかなりの違和感を覚えています。

経営指導員の支援のほとんどが商業・サービス業という実態はあるので、そういう方からすると「商議所」と書かれても違和感は感じないかもしれませんが、製造業支援の多いkurogenkokuは「工業」の要素が含まれない「商議所」という表現がどうにも気に入らないのです。
実際、商工会議所の構成員を見れば、役員・議員の中には工業関係者が多く含まれていますし、会員事業所の中にも工業関係者はたくさんいらっしゃいます。


秩父の場合、過去には「商工会議所は商業の支援しかしないから、工業にはほとんどメリットがない」と揶揄されたことがありました。でも今は違います。工業関係者が「絶対、商工会議所に入ったほうがいいよ」と非会員の入会を取り次いでくださることすらあります。


「3文字」という制約があるのであれば、「商議所」以外の表現がほかに見当たらないので致し方ないことかと考えます。でも商工会議所は工業の支援も行っているので、新聞の見出しは百歩譲って、本文中には「商工会議所」ときっちり明記して欲しい。そんな気持ちを持っています。

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血中酸素濃度

2023-11-26 12:11:36 | お仕事・私生活


体調が良いので、本日は在宅ワーク中です。


どうもkurogenkokuです。


表題の件について、これまで血中酸素濃度とか、あまり気にしていなかったんですけど、先日のこと。


看護師さん:「あれ?呼吸が苦しくないですか?」

kurogenkoku:「いえ、苦しくはないですよ」


パルスオキシメーターの数値は「93」を示していました。我が家に戻り、自宅のパルオキシメーターであらためて測定するとやはり「93」・・・。

 

この手の話題にやたら関心のあるチビクロが、「やばっ、パパ、93って入院したほうがいいレベルなんだけど」と一言。その後も、定期的に血中酸素濃度を測ってみると「92」~「95」の間をいったりきたり。


kurogenkoku:「95だったら、まずまずだよね」

チビクロ:「そんなわけないし・・・」

 

いろいろなサイトで調べてみると「96~99」くらいが標準値なんですね。呼吸的には心配なかったので、安静にしておりましたが、体調回復とともに、そういわれてみると呼吸も楽になってきたような気がしました。


ちなみに本日の血中酸素濃度は「98」です。やっぱり、気づかない程度の息苦しさがあったのでしょうか。現在は極めて健康体であります☆彡

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