goo blog サービス終了のお知らせ 

モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

某金融機関との事業提携 ~地域密着型支援機関のあり方~

2011-06-30 06:39:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
先日こんなエントリーを書きました。

【地域密着型支援機関としての役割をもう1度考える】
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/3027.html


昨日はその点に関して、某金融機関に招聘いただき勉強会の講師を務めさせていただきました
各店から支店長クラスの方々が集まり、会場が一杯になりました。このテーマに対する「本気度」が伝わってきます。

私は「地域密着型『支援』機関」と書いており、「地域密着型『金融』機関」とは書いていません。その裏には我々商工団体も地域中小企業とのリレーションを担っているのであり、これまでの「お祭り団体」から変わらなければならないと言うメッセージがあるからです。
活発な質疑応答も行なわれましたし、取るべき行動の方向性も見えてきました。


こういう取り組みを行なっている商工会議所も珍しいとは思いますが、前例にはとらわれず一歩一歩前向きに進んでいきたいと思います。。。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もの寂しさを感じること⇒昨日のニュースから。。。

2011-06-29 06:30:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
最近、新聞等でよく目にする話題ですが、昨日もこんな記事がありました。


『人の松下も今や「(三洋の)人は要らない」に』
http://media.yucasee.jp/posts/index/8078/1
http://media.yucasee.jp/posts/index/8078/2

世界的競争の中では致し方ない部分もあると思いますが、『人の松下』であるがゆえにこのような記事を目の当たりにすると「もの寂しさ」が残ります。


panasonicのホームページにはこんなことが書かれています。
http://panasonic.co.jp/company/philosophy/conduct/03.html


【私たちの遵奉すべき精神】
一、産業報国の精神
産業報国は当社綱領に示す処にして我等産業人たるものは本精神を第一義とせざるべからず
一、公明正大の精神
公明正大は人間処世の大本(たいほん)にして如何に学識才能を有するも此の精神なきものは以て範とするに足らず
一、和親一致の精神
和親一致は既に当社信条に掲ぐる処個々に如何なる優秀の人材を聚(あつ)むるも此の精神に欠くるあらば所謂(いわゆる)烏合(うごう)の衆にして何等(なんら)の力なし
一、力闘向上の精神
我等使命の達成には徹底的力闘こそ唯一の要諦にして真の平和も向上も此の精神なくては贏(か)ち得られざるべし
一、礼節謙譲の精神
人にして礼節を紊(みだ)り謙譲の心なくんば社会の秩序は整わざるべし正しき礼儀と謙譲の徳の存する処社会を情操的に美化せしめ以て潤いある人生を現出し得るものなり
一、順応同化の精神
進歩発達は自然の摂理に順応同化するにあらざれば得難し社会の大勢に即せず人為に偏(へん)する如きにては決して成功は望み得ざるべし
一、感謝報恩の精神
感謝報恩の念は吾人(ごじん)に無限の悦びと活力を与うるものにして此の念深き処如何なる艱難(かんなん)をも克服するを得真の幸福を招来する根源となるものなり


いずれも含蓄の深い言葉で大好きなのですが、実際には・・・。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経営革新支援以外にも・・・

2011-06-28 05:50:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
業界的なことですが、埼玉県の話をしますと我々支援機関に対しては今年度から「インセンティブ補助金」という制度が導入されました。
これまで支給されていた補助金については一律数%カット。その分別枠が出来まして、経営支援の内容に応じて補助金が分配されます。その評価基準が「経営革新計画の承認件数」ということになりました。

私の所属する商工会議所は県下でもトップクラスの承認件数を出していますので、今年度大幅に補助金が増える見込みです。

うちの実績を見て「じゃあ、経営革新の承認支援だけやっていたらいいじゃん」と平気で発言する方がいますが、それは違うんじゃないかなと心の底から思いますし、堂々とそのように発言している方々を見ると頭を抱えたくもなります。。。


うちの商工会議所は何も経営革新承認支援だけやっているわけではありません。
承認後のフォローアップにもまわっていますし、事業承継や情報化、商品化の相談などもあります。先日はかなり大きな企業再生の相談もありました。これらはいずれも評価対象外です。でもきちんと対応しています。
また自分だけの実績にしようというつもりなど全く無く、時間はかかりますが若い経営指導員はなるべく帯同させて、ひとつひとつ教え込んでいます。


補助金のためじゃなくて、企業(顧客)のために仕事をする。評価は後からついてくるんだと思います。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微笑ましい光景

2011-06-27 06:36:00 | お仕事・私生活

kurogenkokuです。
休日、時間があると、秩父ミューズパークという場所でジョギングしています。

ここを走っていると、ある老夫婦に出会います。
お互い秩父ミューズパークの常連です。kurogenkokuが「こんにちは」と挨拶すると、"おじいちゃんが"笑顔で「こんにちは」と挨拶してくれます。


実はこの老夫婦。おばあちゃんは半身不随です。そのためおじいちゃんが車椅子を押しながら公園を散歩しています。
途中、車椅子を止めては10メートルくらい先にイスを置き、「おばあちゃん、今度はあそこまで歩いてみよう」とおじいちゃんが語りかけます。おばあちゃんは立ち上がり、杖をつきながら一生懸命歩きます。おじいちゃんが片手を取りながら・・・。
おばあちゃんはほとんど口が聞けません。おじいちゃんの会話にこっくり頷くだけです。優しい目をしたおじいちゃんは、話は出来ないけど少しずつでも前にすすんでいくおばあちゃんを見て、満足そうに顔がほころんでいきます。

私が老夫婦に出会って一年くらい経つでしょうか。
はじめてお会いした頃と比べ、おばあちゃんの体が回復しているようには思えません。ただ、おじいちゃんはかつて元気だった頃のおばあちゃんに戻ることを信じて一生懸命リハビリをしているのでしょう。そんな姿を見ていると胸がジーンとしてきます。

この80歳くらいの老夫婦を見て、自分もそうありたいと思ってしまう今日この頃です・・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地域密着型支援機関としての役割をもう1度考える

2011-06-26 08:44:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
6月15日or16日だったと思いますが、日経新聞にこんな記事が掲載されていました。

****************************
【中小企業向け金融、政府保証依存から脱却めざす】
 経済産業省は地域金融機関が地域の中小企業の経営指導と融資に一体的に取り組むよう促す施策を検討する。政府による100%保証など緊急避難的な中小企業向け資金繰り支援策からの脱却をにらみ、中小企業向け金融の再構築をめざす。中小企業政策審議会(経産相の諮問機関)に16日新設する「企業力向上部会」で議論し、年内にも結論をまとめる。
経産省がめざすのは、地元金融機関が融資先企業を長期的に育てていく「リレーションシップバンキング」の促進。まず、地域の商工会議所と金融機関との間で情報を共有して経営指導を強化する。
 国が中小企業向け融資に100%保証をつける制度は4月以降に対象を絞り込む予定だったが、東日本大震災を受け、9月末まで全業種向けに延長した。緊急避難として必要な施策だが、国際競争の激化など長期的な環境変化を見据えれば、公的な保証への過度の依存は中小企業の競争力をかえってそぐ恐れがある。
 このため、中小企業の経営の透明性を高めて地元金融機関が自らの判断で長期の融資に踏み切れる環境を整え、中小企業の自立と競争力の強化につなげる
****************************

自分たちがやらなければならない最重要政策だと思いますし、これに対応していかないようですとまたまた存在意義を問われそうです。
というわけで今週、あるプロジェクトを早速発足したいと動き出しました。。。


金融機関だけでなく中小企業支援にかかわる者(中小企業診断士、商工会議所・商工会の経営指導員)でしたら、最低以下の2つくらいは読み込んでおくべきと考えます。

【金融検査マニュアル別冊〔中小企業融資編〕】
http://www.fsa.go.jp/manual/manualj/manual_yokin/bessatu/kensa01.html

【中小企業等に対する金融円滑化対策について】
http://www.fsa.go.jp/policy/chusho/enkatu.html



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする