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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

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運営管理(マーチャンダイジング part1)

2005-02-27 20:25:18 | Web研修
今日からマーチャンダイジングについて整理します。
今回はマーチャンダイジングに関する基本的な事項を整理します。

【マーチャンダイジングとは】
1948年にAMA(アメリカ・マーケティング協会)はマーチャンダイジングを「マーチャンダイジングとは、適正な商品を、適正な場所で、適正な時期に、適正な数量を、適正な価格でマーケティングすることに関する諸計画である」と定義しています。
この中に出てきた「適正な商品、適正な場所、適正な時期、適正な数量、適正な価格」5つの適正と呼ぶので覚えておいてください。

【マーチャンダイジングサイクル】
マーチャンダイジングサイクルとは、商品政策を起点として、展開計画、発注、物流、販促、販売、在庫管理、分析などを経て次の商品政策に連なる流れのことです。
もっとわかりやすくいえば「商品計画(PLAN)」→「仕入・販売(DO)」→「在庫・業績管理(SEE)」のマネジメントサイクルをまわすことです。

【マーチャンダイジングの目的】
マーチャンダイジングの目的は大きく2つに分けられます。
1つは「消費者ニーズの充足」、もう1つは「適正な利益の確保」です。
そして「消費者ニーズの充足」させるためには「適切な商品ミックス計画の策定」が、「適正な利益の確保」を確保するためには「商品投下資本粗利益率(GMROI)確保 」が目標となります。これをもう少し掘り下げると、前者は市場戦略により、標的顧客をどのように捉え、どのように消費者の欲求を満たしていくかが重要になります。
また後者は財務戦略により、商品がどのように顧客の要求に応え、その成果を果たしたか数値的に見ていくことが重要になります。

【商品ミックスとは】
商品ミックスとは品揃えの最適な組み合わせのことです。
ここでは全体の構成をどうするか考えてから、個々の商品計画を考えていくことが大切になります。
そして個々の商品を構成する系列のことを商品ラインといいます。
(商品ラインの幅と奥行き)
①商品ラインの幅
商品ラインの系列をいくつ持つかということです。
②商品ラインの奥行き
各商品ラインを構成する商品アイテムの数をどの程度にするかということです。

(基本的商品構成のパターン)
①専門店
商品ラインの幅が狭く奥行きが深い商品構成になります。
②百貨店
商品ラインの幅が広く奥行きも深い商品構成になります。
③量販店
商品ラインの幅が広く奥行きが浅い商品構成になります。
④小規模小売店
商品ラインの幅が狭く奥行きも浅い商品構成になります。

【スクランブルドマーチャンダイジング】
用途別・購買行動別といった商品構成の品揃えのことをいいます。
従来の商品構成とは異なり顧客の立場に立ち、ワン・ストップ・ショッピングを可能とします。
スクランブルドマーチャンダイジングの例としてはDIYがあげられます。
しかしながら、この手法には商品在庫の増加、仕入業務の煩雑化などのデメリットが生じる可能性もあります。


次回はマーチャンダイジングにおける商品管理について整理します。

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