kurogenkokuです。
いつもながら変なタイトルですみません。
資金繰り悪化に伴う、特急の経営相談が増えてきました。
正直なところ、即効果があがるような特効薬はありません。ですから何よりも先に金融機関にその旨の状況を報告し、リスケをお願いした上で経営計画策定に取り組む。本来であれば、まず経営計画を策定してから金融機関と相談すべきところ、全く逆のステップを踏むことになります。
特効薬が無いという話をしました。
リスケに応じていただいても、営業キャッシュフローがギリギリ(実はマイナスの場合が多い)だと、経営以外のところにも切り込まなくてはなりません。
厳しい話ですが、生活費をいまの●●%切り詰めてくださいとか、自家用車は売っちゃってくださいとか、サラリーマンであるご子息からお金を融通してもらってくださいとか、こんな酷なことを言いたくはないのですが、そこまで言わなくてはいけないケースがあります。
kurogenkokuも全身全霊をかけて金融機関と交渉しているわけですから、経営者にもそれ相当の責任を取っていただかなくてはなりません。
でも・・・。
外部環境の変化からやむを得ず経営危機に陥っている事業所が多いんですよね。経営者本人も一生懸命努力しているわけですから、そう考えるとやっぱり心が痛みます。
そういう状況を少しでも緩和するために、先日、経営指導員各位に「指令」を出しました。
窓口相談や日常会話の中から、少しでも経営悪化の兆しが感じられたらすぐに報告するように、と。
ベタですが、早期発見&早期治療に勝るものはありません。常日頃、きちんと健康診断をしておくことって本当に大切なんだとあらためて感じます。
p.s
今日は埼玉県内商工会議所の中小企業相談所長会議です。今年度はkurogenkokuが議長を務めているため、他の皆様にははるばる秩父までお越しいただくことになります。
商店街を視察⇒金融円滑化法の出口戦略について勉強⇒会議という流れで進めます。
特に金融円滑化法や中小企業経営力強化支援法について各所がどのような対応を考えているのか、最年少のkurogenkokuが議長権限を使って指しまくりたいと思います(笑)
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