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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

独立もせずに公的機関のサラリーマンを続けている理由

2019-06-25 00:28:00 | 中小企業診断士

月曜日からすさまじい飲み会・・・。



どうもkurogenkokuです。


昨日はとあるNPO法人の設立に関する相談を受けていました。
そのNPO法人の設立目的は「障害者支援」です。こういう活動なら、過去にもいろいろな事案があります。でも昨日はちょっと違いました。

相談者は障害児を持つ母親です。自分の子供が社会生活に順応していくのは、そう簡単な話ではない。母親として何ができるか、そう考えたときに自分が起業して、自分の子供はもちろん、同じような悩みを抱える親御さんの助けになりたい。そんな思いを持っている方でした。
NPO法人の役員名簿を見せていただきました。5人の女性の名前がありました。特別支援学校に子供さんを送り出し、同じ悩みをどう解決していくか、心から話し合える仲間だそうです。


でも相談者にビジネスの経験はありません。話をしていてもそう感じました。ではなぜkurogenkokuのところにいらしたのか。
NPO法人設立の相談を埼玉県の担当者にしていたところ、「ビジネスの話なら、商工会議所のkuroさんに相談してみたら」と紹介があったのだそうです。これも何かの縁ですね。


法人設立、障害者雇用、その手続きは専門家に相談すれば簡単に解決できます。
大切なのはその後のビジネスが軌道に乗るかどうか。どのようにして収支を立てたらよいかです。



そのヒントは相談者の話にありました。
NPO法人には「賛助会員」という制度があります。損得勘定抜きにして、相談者の事業を応援したいと思いました。おそらく個人として会費を納めると思います。その方の話を聞けば、賛助会員として会費を払っていただける企業もたくさんあると思いました。


21世紀における健康上の問題の多くは、カラダの病気ではなく、心の病気だと思っています。それを理解している母親だからこそ、藁にも縋る想いで私のところに来ているのです。


ビジネスブランは正直ダメダメでしたが、いいんです。思いがあれば。ダメなものは全力でフォローしたいと心からそう思いました。


無料で相談に乗るし、賛助会員として会費まで支払おうという自分がいます。ほんと人がいいですね。独立していたら、とてもビジネスにならないでしょう。再生支援もしかりです。


表題の件に関する答えですが、こういう案件に対して、損得勘定なく対応できるのは、秩父商工会議所から『お給料』をいただいているからに他なりません。だから公的機関に籍を置いているのです。


ちなみに相談者。
涙を浮かべながらこう言いました。

「ほんと、秩父商工会議所に相談してよかったです」


私ももらい泣きしそうになりました。これが支援の醍醐味ですよね☆

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