kurogenkokuです。
昨日のエントリーで書きましたとおり、ある「プロジェクト」を決行しました。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1337.html
その名もkurogenkoku版『DUSH村』
大袈裟なタイトルですが、規模はいたって小さなものです。
なにせ我が家の家庭菜園のほんの一部を借りて「いも」を植えただけですから・・・。
急にどうしてこんなことをはじめたかというと理由があります。
kurogenkokuが植えた「いも」は「じゃがいも」ではありません。
この地域でしか採れない「中津川いも」という「いも」です。
写真のように非常に小粒ないもになります。

*左は普通のじゃがいも、右が中津川いもです。
皮が薄く、煮崩れもしないので「田楽(味噌をつけて食べる食べ方)」で地域の人に親しまれていました。
水はけの良い痩せ地を好み、この地域以外で作ると「普通のじゃがいも化」してしまうという不思議ないもです。
知る人ぞ知る貴重ないも。
NHKなどの番組にも取り上げられたことがありました。
しかし最近では、地域の高齢化がすすみ、また作物への獣害などの要因により、収穫量はほとんどありません。
今年度、埼玉県が実施する「提案型指導事業(コンペ方式の補助事業)」に「中津川いもを活用した飲食業・宿泊関連サービス業の活性化事業」として応募し認定をいただくことができました。
ところで我々の所属する業界は「商工会」。「農業」は支援対象外なのです。
肝心な生産者をどんどん育成したいところですが、そこへの補助金投入はNG。
そこで市と農林振興センターに打診し「生産面の支援」はそちらで行っていただくこととし、我々は「マーケティング面」の支援に特化することになりました。
市と農林振興センターは「農業所得の向上」、我々は「事業所得の向上」を目指すということで一致したわけです。
このような貴重ないもを活かして小規模零細の飲食業・宿泊関連サービス業を再び元気にしたい。
そんな思いは強かったものの何も無いところからのスタートでした。
一部から「商工会はいまさら何をやりだすのか」との声もありましたが、いざ始めてみるとほとんどが「すばらしいことだ」とエールを送ってくれました。
とはいえ「補助事業」は4月スタートで「種植え」は3月スタート。
種植えが終わってからの事業スタートだったので、当然収穫が追いつくわけがありません。
そんな中でも中津川いもを作っている農家にアプローチし、飲食店や旅館・民宿などにいもを提供してくれる人を数名見つけることができました。
実際提供いただけない方からも、「なんだ、買ってくれるのなら、頑張ってもっと作ってみるよ」と約束してくれる声もありました。
また一部から「やってみたいけど、本当に大変なんだよね・・・。」との声も。
自分は生産者の苦労も知らず、ただただ机上の空論で「これならいける」と号令をかけただけ。
「本当に大変なんだよね・・・」
この声を聞いたとき思ったんです。
「自分で『大変さ』を体感してみよう」と。
それがkurogenkoku版『DUSH村』の始まりです。
前置きばかりが長くなりましたが、本題は次回以降で・・・。
タイトルほどのバイタリティではないYO☆
「ヤギ」とか「イヌ」とかいないし・・・。
「いも」の成長を楽しみに待ちたいです。
今週末はよろぴ☆