kurogenkokuです。
昨日は掛川視察2日目。
森下教授、ゼミ長のY君、kurogenkokuの3名で2社の製造業を訪問しました。
午前中は鉄工業A社。
グループ会社や海外子会社まで含めると従業員数1000人を超える大きな会社です。
エンジン部品・小型汎用部品を事業領域に、鍛造、金型、切削、熱処理、研磨、組付とほぼ必要な機能はすべて社内で解決できる一貫生産体制を強みとした企業です。国内では小ロット多品種もの、海外で量産ものを製造するという流れは他の企業と一緒です。
「ものづくりのためのものをつくる」と工場長がおっしゃっていましたが、海外工場の生産設備はすべて国内工場でつくっています。海外工場を指導できる人材の育成が急務とのことで、やはり英語力はどこの会社にも必須のスキルです。日頃、商商会議所などと揶揄され、製造業支援が疎かになっている商工会議所ですが、人材育成面で語学研修支援を実施していくのもありかななんて感じたりしました。その他、マーケティング面で助言させていただきましたが、これについては「非常に参考になった」と評価いただきました。
午後は熱処理を専業とするB社。
我々が頭に思い浮かべる熱処理工場のイメージと違って、工場、事務所の5Sは徹底されています。生産管理、人材育成・・・。
従業員がパートを含めて40名ほどの会社ですが、なかなかここまでしっかりマネジメントできている企業は無いです。その結果が、財務状態にも表れています。
舵を取っているのは若い社長ですが、経営の嗅覚が研ぎ澄まされている素晴らしい戦略家という印象を受けました。ご本人がまだお若いので事業承継の話にはなりませんでしたが、唯一の課題を挙げれば社長に進言できる「右腕」を育てることでしょうか。本も執筆されていて、3冊いただいてしまいました。ありがとうございました☆
というわけで密度の濃い視察研修が終わりました。
明治大学の森下教授に2日間ご一緒させていただいたわけですが大変勉強になりました。
そして驚いたのが、ゼミ生の質の高さ。規律を重んじる厳しいゼミだけあって、分単位で行動計画が組まれています。朝礼、終礼、懇親会の段取り、事前調査すべて完璧です。懇親会終了後、誰が誰をお見送りするのか、新幹線の中の会話もそうです。中小企業診断士の立場としていろいろな質問を受けました。
一緒に企業まわりをした、ゼミ長のY君。インタビューの内容を聞いていて、ほんとよく勉強しているなぁと感心しました。商工会議所の経営指導員で、彼より見識のある人物はほとんどいないでしょう。大手企業に就職が決まったということですが、彼の活躍に期待したいです。
【番外編】
鰻の名店「甚八」
午前11時開店ですが、30分もするとお客様で一杯になり並ばないと食べられません。ここの鰻は捌くと蒸すことなく、そのまま焼いてしまうところに特徴があります。とにかくうまい!!

店主が
一方、夜は完全予約制。予約していないと店内にお客がいないのに店に入れないとか(笑)
入口の表示にも店主の人柄が見て取れます(笑)

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