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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

再現解答メモ part1

2006-10-23 19:08:05 | 本試験再現答案
【事例Ⅰ】
http://www.nipponmanpower.co.jp/add/data_files/20061023001.pdf

第1問
(a)強み
・親企業の事業拡大に伴い、業績伸張→経営の安定化
・親企業からの出資→事業資金の確保
・経営ノウハウが豊富な役員の派遣
(b)弱み
・親企業の業績の影響
・戦略的意思決定→親会社の権限が強まる
・取扱製品の独自性が図りにくい
・給与水準の低さ→社員のモラール低下

第2問
(設問1)
・人材や知識などの経営資源の移転を促進し、効率的かつ環境適応的に海外営業拠点を拡大
     ↓
・取引先のニーズを反映した取扱製品の拡充に活用

(設問2)
・取引先メーカーの積極的な開拓
・業績伸張が見込めるファインケミカル品や環境化学品分野の強化
・顧客ニーズを収集し、原材料委託製造のコーディネート事業の展開

第3問
(設問1)
・社長や経営企画部に意思決定権限が集中
・製品別や地域別事業部が混在
     ↓
・顧客ニーズに対応した製品の取り扱いや新事業展開に機動性を欠く
・利益責任の所在が不明確

(設問2)
・地域別事業部制組織に再編
     ↓
・各事業部長に権限委譲し、顧客ニーズの変化への対応力向上、新事業の機動的な展開
・利益責任を明確にし、売上や利益目標の達成を目指す

第4問
・新規採用のウエイトや若手社員への依存度低下
     ↓
 経験やノウハウの伝承が困難
・安定的傾向に陥りがちになる
     ↓
 新規事業展開や取引先の開拓などの変革意欲が低下する


2次試験合格発表まであと46日 

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事例4の「反省」と「気づき」part2

2005-11-02 06:59:13 | 本試験再現答案
事例Ⅳの「反省」と「気づき」の続きです。

【第3問】
(設問1)
(再現解答)

(a)998百万円  (b)99.8%

(反省と気づき)
計算問題だけなので、これ以外に正解はないと思う。


(設問2)
(再現解答)

平成17年度の損益分岐点は約1,004百万円である。固定費負担はわずかに増加するものの、販売価格の引き上げや運搬費の削減で変動費率が大幅に低下した。その結果、損益分岐点比率も約83.7%と改善が見込めている。

(反省と気づき)
おおよそもれなく抜き出したつもり。本試験中は解答に数値を含めて書こうかどうかどうかまよったが、敢えて勝負にいくことにした。



【第4問】
(設問1)
(再現解答)

6.4億円

(反省と気づき)
恥ずかしくてあまり書きたくなかったのだが・・・。
問題をよく読まずに、リアルオプションと勘違いした。
→ 昨年度の問題に引っ張られすぎ。
後々冷静に振り返ってみると、答えはやはり「4.16億円」だと思う。


(設問2)
(再現解答)

(a)5億円
(b)1年後に購入したほうが期待値が大きく有利である。

(反省と気づき)
(a)は問題ないとして、(b)は当然のことながら逆の方向性になった。
第4問の失点は痛すぎだが、パーフェクトに解けている人も案外少ないと思う(また勝手な解釈)



というわけでまだまだ浅い思考の中、本試験の「反省と気づき」を行ってきたわけですが、問題文や設問の写経は引き続き行っていこうと思います。
新たな気づきが出てくると思うので、都度アップします。

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事例4の「反省」と「気づき」part1

2005-11-01 06:50:40 | 本試験再現答案
事例Ⅳの「反省」と「気づき」です。

【第1問】
(再現解答)


(a)流動比率 (b)50%
(c)流動負債に対して、流動資産が50%しかなく短期支払能力が著しく低い。安全性に大きな問題があり、経営危機に瀕する懸念がある。

(a)売上高対経常利益率 (b)-7.9%
(c)販売価格が低いことに加えて、過剰な借入金による金利負担が大きい。その結果、経常利益がマイナスとなり、収益性に問題がある。


(反省と気づき)
設問には「経営上の問題点として、特に重要なもの2つ」と書かれているので、与件や財務諸表からピックアップしてみる。
①出荷製品の純度が低く販売価格が安い
②総資本800百万円のうち、長短借入金が700百万円
③流動資産が流動負債の50%しかない
④営業外費用(おそらく金利負担)が80百万円と多く、経常利益が大きくマイナス
細かく見れば他の視点も考えられると思うが、おおよそこの4つ。
これを経営指標で表すと
①売上高対総利益率
②自己資本比率
③流動比率
④売上高対経常利益率(または売上高対営業外費用比率)
ということになると思う。
正直言って「これが確実に正解」とは言い切れず、①から④を包括的にピックアップして「流動比率」、「売上高対経常利益率」を選んだ。
流動比率か自己資本比率かという点についてはかなり迷ったが「より緊急性が高い」ことを重視して流動比率にした。
当座比率でもいいんじゃないのという方もいらっしゃると思うが、流動資産内の構成に問題があるわけではなく(流動資産100万円のうち、棚卸資産は30百万円しかない)、このケースでは流動比率を上げるほうが無難だと思う。
売上高対経常利益率にしたのは、自己資本比率を選択しなかったため、借入金の多さを「金利負担」という形で捉えたためだ。
①出荷製品の純度が低く販売価格が安いも含めて、問題点を指摘できるので「売上高対経常利益率」にした。

もちろん人によって経営指標の選択は大きく割れるので、上記の問題点を指摘できていればそれほど大きな差がつかないと思う。


【第2問】
(設問1)

計算問題のみなので省略


(反省と気づき)
一つ一つ冷静に考えれば確実に解けると思うが、本試験の緊迫した状況を考えると「全問正解」した人ってそれほど多くはないと思う。
*甘いと言われそうだが・・・。
例えば、与件情報に登場する『据え置き』措置についても、金融に親しみのない方は「なに?」と思うかもしれないし、減価償却の計算ミスでバランスシートが合わないことなども考えられなくはないからだ。



(設問2)
(再現解答)

(a)販売価格の上昇や運搬費の引き下げ効果により、収益性が改善する。
(b)設備投資の資金調達源泉が長期借入金であり長期安全性が低下する。


(反省と気づき)
一見よさそうに見えて、痛恨のミス!!
(b)について、固定長期適合率は改善しているので「長期安全性が低下する」とは言いきれない・・・。



次回に続く。

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事例4の再現解答

2005-10-30 06:36:06 | 本試験再現答案
事例Ⅳの問題はこちら。
http://www.tac-school.co.jp/sokuhou/chusho/0510/jirei4_q.pdf

【第1問】
(問題)

D社の経営分析を行い、経営上特に重要と思われる問題点を2つあげる。
(a)経営指標名(b)経営指標値(c)問題点を60字以内で。

(再現解答)

(a)流動比率 (b)50%
(c)流動負債に対して、流動資産が50%しかなく短期支払能力が著しく低い。安全性に大きな問題があり、経営危機に瀕する懸念がある。

(a)売上高対経常利益率 (b)-7.9%
(c)販売価格が低いことに加えて、過剰な借入金による金利負担が大きい。その結果、経常利益がマイナスとなり、収益性に問題がある。

【第2問】
(設問1)
(問題)

平成17年度の予想財務諸表を作成する。

(再現解答)
【予想貸借対照表】
【資産の部】          【負債の部】
流動資産 230         流動負債 200
現金等 140          短期借入金 200
受取手形・売掛金 60      固定負債 700
棚卸資産 30          長期借入金 700
               負債合計 900

固定資産 782           【資本の部】
土地 100            資本金 100
建物・機械装置 682       当期未処分利益 12     
                資本合計 112

資産合計 1,012         負債・資本合計 1,012


【予想損益計算書】
売上高 1,200
売上原価 850
売上総利益 350
販売費・一般管理費 240
営業利益 110
営業外収益 0
営業外費用 90
経常利益 20
特別利益 0
特別損失 0
税引前当期純利益 20
法人税等 8
当期純利益 12
前期繰越利益 0
当期未処分利益 12

【予想製造原価報告書】
材料費 400
労務費 108
経費 342
(うち、水道光熱費) 80
(うち、減価償却費) 118
(うち、運 搬 費) 45
当期製造費用 850
期首仕掛品棚卸高 0
期末仕掛品棚卸高 0
当期製品製造原価 850

(設問2)
(問題)

設備投資計画の(a)長所、(b)短所をそれぞれ30字以内で。

(再現解答)
(a)販売価格の上昇や運搬費の引き下げ効果により、収益性が改善する。
(b)設備投資の資金調達源泉が長期借入金であり長期安全性が低下する。


【第3問】
(設問1)
(問題)
平成16年度の(a)損益分岐点売上高、(b)損益分岐点比率。

(再現解答)
(a)998百万円  (b)99.8%

(設問2)
(問題)

平成17年度の予想財務諸表から導かれる損益分岐点は、平成16年度と比較してどう変化するか。100字以内で。

(再現解答)
平成17年度の損益分岐点は約1,004百万円である。固定費負担はわずかに増加するものの、販売価格の引き上げや運搬費の削減で変動費率が大幅に低下した。その結果、損益分岐点比率も約83.7%と改善が見込めている。


【第4問】
(設問1)
(問題)

1年後に原材料を購入する場合の、売上高から材料費を差し引いた期待値。

(再現解答)
6.4億円

(設問2)
(問題)

現時点で材料を購入する場合の(a)売上高から材料費、在庫維持費を差し引いた金額、(b)設問1の結果と期待値においてどちらが有利か。


(再現解答)
(a)5億円
(b)1年後に購入したほうが期待値が大きく有利である。


事例Ⅳの「反省」と「気づき」は後日アップします。

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事例3の「反省」と「気づき」part3

2005-10-29 12:04:54 | 本試験再現答案
事例Ⅲの「反省」と「気づき」の続きです。


【第4問】
(再現解答)

日程計画や設計データを営業担当者のパソコンで管理する。①特急品や納期変更については、営業現場で納期回答・変更を行い、リアルタイムに工場へ送信、②仕様変更については、設計図面を設計業者やゼネコンと共有し、ネットワーク上のやりとりで工数を削減する。

(反省と気づき)
設問を整理すると
・特急品、納期変更、仕様変更 → 多様な要請のある公共事業
       ↓
・営業活動の場においてインターネットを活用して迅速に対応するために
       ↓
・どのような項目をどのように管理すればよいか

与件から関連のある事項を整理すると
・本社:総務、営業、開発・設計、デザイン
・第1工場:管理、技術(設計含む)、製造・工事部門
・第2工場:管理、技術(設計含む)、製造・工事部門
・得意先:ゼネコン、設計業者
・社内でできないもの → 外注へ依存
・工場から日程計画に基づく進捗状況が、営業に電子メールで送られてくる

この限られた情報から「どのような項目」と「どのように管理」をまとめていかなければならないのだが

「どのような項目」については
①特急品や納期変更
 工場から送られてくる日程計画に基づく進捗状況
②仕様変更
 設計データ、見積内容など

「どのように管理」については
・データベース化し、一元管理
・本社、第1工場、第2工場、外注先の間で共有
     ↓
営業担当者が、営業現場においてインターネットを使って随時更新

というような方向性でまとめていけばよいのかなという気がしている。

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