日付が変わってしまったので昨日の話しになるが、かねてより計画していた伊勢神宮参りを決行。
伊勢神宮に初めて行ったのはもう10数年も前の話。小学生の頃であったと記憶しているが正確な年までは覚えていない。
関東に住んでいるとまず行く機会もないが、愛知であればひとまず伊勢は日帰圏内。熱田神宮も行ったからにはやはりこちらにも足を運んでおきたいところ。
ということで、名古屋より近鉄特急に乗り、1時間半。伊勢市に到着。
伊勢神宮は外宮、内宮の2箇所に分かれており、それぞれ少々距離がある。参拝の順序としては、外宮から参拝し、ついで内宮へと移動するとのことであり、それにしたがって進むことに。外宮はそれほど混雑はしておらず、サクサクと進んでしまった。やはり初詣が終わってそんなに人もいなかったから。
が、これが内宮に移動しようとすると状況が一変。まず、観光バスが多すぎて大渋滞。通常ならバスで15分もあれば移動できる距離に1時間近く費やしてしまうことに。痺れを切らして一部の乗客が終点を目前に「途中下車」。
とにもかくにも内宮のほうは、「おかげ横丁」を抱えており、外宮とは比較にならないほど人でごった返していた。
お宮参りそのものはそれでもそこまでの時間はかからなかったものの、そのあと、伊勢うどんを食さんと、「おはらい町通り」に入った瞬間、お昼時であったこともてつだって大混雑!
伊勢うどんの店はどこも行列。
ひとまずその中の一つ「岡田屋」に入り、玉子入りうどんを注文。月見うどんのようなものを想像していたが、溶き卵ですでに煮えていた。麺はコシがあるというよりももちっとしている印象。うどん、というと、山梨在住時代、「吉田のうどん」という、妙にコシのあるうどんにはまったことがあったが、それいらいコシのないうどんが食べられなくなってしまっただけに、新鮮味をおぼえたのである。
このほか、鳥羽、二見浦といった海岸線も近いことから「てんぷら」(⇒関東ではさつま揚げといいますね)がスナック代わりに売られており、これがなかなか絶品。さらに、松坂牛を使った牛まん、それから味噌田楽に、さらに豆腐アイスクリーム、さらに・・・と食ってばっかりと突っ込みを頂きそうであるが(それでも手こね寿司に牡蠣フライを食いそびれた)。
ところで、熱田神宮には「お伊勢さまを一緒におまつりしましょう!」という能書きがあったがこちらには一切そのような一文なし。いや、熱田神宮より伊勢のほうがえらいからその必要はない、ということか。
父親は三重県出身。そのため、近鉄特急は小さい頃から親に連れられて帰省するたびに利用していたが、そのときから色が変わっていないので、昔のまま、という印象。でも昔は一人ひとりに配られていたおしぼりがセルフサービスになったり、当時は存在しなかったデッキがついたり、同じ車両ではあるが変化はしているようだ。(おしぼりがサービスされる特急は多分今も昔も近鉄くらいであろう。)
おかげ横丁で招き猫を2体購入。金運の向上を願い、左手招きの猫に統一。一体は仕事先に持っていくつもりである。今回は座布団も一緒につけたので結構な金額になってしまったが、去年よりいいものをたくさん招いてほしいものである。