朝から、どんより～今にも降りだしそうな曇り空の中、「りんご庵ディサービス」での演奏会に出かけました～♪
この通所施設はオープンして、この６月で満・３周年を迎えますが、一般住宅をリニューアルした小規模でアットホームな雰囲気が特徴です。
メンバーのタエちゃん舅さんが通ってらした御縁での訪問ですが、実に１１ヶ月ぶりの訪問演奏となりました。
前回の訪問は昨年７月になりますが、この後、お舅さんが体調を崩され入退院の繰り返しなどでデイサービス通所が困難になられてしまいました。
以来、タエちゃん始め御家族の看護も空しく、今年３月に人生の終焉を、お迎えになってしまいました。
報告がてらの御礼の挨拶の際、久々に今回の演奏依頼があったそうですが、およそ１年ぶりの訪問にスタッフ始め、ニューフェイスの利用者さんも多く、とても新鮮で緊張感、漂うスペースでした。
今日は道路を隔てて出来た「第２・りんご庵」との掛け持ち演奏の為、午前中まずは「第一・りんご庵」を訪ねました。
男性１名を含む１０数名の利用者さんに迎えられ、いつものホールで早速演奏開始です。
梅雨入り宣言に合わせてタイムリーなオープニング曲を・・・・と、選曲した「雨降り、お月」（３部合奏）でしたが、いつの間にか夏日を思わせる晴天へと変わった天気に見事、裏切られてしまいました。
数名の顔馴染みの方の中には、毎回タクトを振るジェスチャーで参加下さる御婦人がいらして、今回も又、身体を揺らしながらの参加でした。
現役時代は教師をされてたとかで、曲のタイトルを紹介するとすかさず作曲者の名前を云われたり・・・の、講釈が始まり、話に相槌打ちながらも脱線しないように修復しながら進行して行きます。
認知症を越えて、遠い昔お元気だった頃に返られ楽しんで頂けてる様子・・・拝見しながらジ～ンとして、胸が熱くなりました。
どの曲にも素晴らしい！と絶賛頂きましたが、‘時の記念日’のテーマで演奏した「大きな古時計」（３部合奏）の時が一番、反響があり、手ごたえを感じました。
アッ！と言う間に、４０分程の演奏時間を終え、挨拶もソコソコに急いで「第２・りんご庵」へ荷物抱えて大移動？です。
「第２・りんご庵」では、いつも利用者さんと同じ昼食を準備して下さるので頂きながら、皆さんのランチタイムが終わるのを待ちます。
アットホームなこのスペースでは、味は勿論、食器などにも拘りがあり、とても心和みます。
演奏前だから～・・・と、控えめのつもりが、ツイツイ箸が進んで今日も完食ですッ！
満腹感で、お腹にスキマが無くなり、消化活動で唾液が増えて～・・・演奏に支障あるのを承知しながら、いつも「後悔先に立たず』後の祭りですぅ～
こちらのディサービスでは、今までに無く男性利用者（７名）が多い事に驚きましたが、合唱曲になると素敵なアルト・バス？の美声も登場して活気あるスペースでした。
最初の合唱曲「茶摘」では、歌詞カードありながら何方も歌われなくてドキッ！と、しましたが～後半はパワー全開の大合唱でした。
演奏後の感想では、イントロだと思って歌い出しが分からなかったとの事でしたが、合唱曲の場合はイントロでの導入も大切な事だと教えて頂きました。
一番フィットしたのは、やはりエンディングの「青い山脈」（Ｓ２６年ヒット曲）で、１～３番全て大きな声での大合唱でした。
青春時代を懐古しながらの合唱に、ある御婦人は「この頃が一番よか時やったね～♪」・・・と、しみじみ語られました。
車イスの男性は、この時とばかり大きな発声で一生懸命参加され、ひと際目立ってましたが、これも立派なリハビリなのでは～？・・・と、相乗効果？に嬉しくなりました。
大フィーバー？の会場でフィナ～レ間際の思わぬリクエストは何と「コンドルは飛んで行く」でした。
久しく吹いてない上に、食後、間もない為、息が続くかどうか～?・・・等など、とても不安でしたが、ハショッテどうにかクリア・・・アドリブ演奏だから、チャフチャスなどのパーカッションが無くて残念でしたが何故か、この曲のリクエストは多いので、常日頃の準備が大切だな～と、つくづく感じました。
次回のリクエストは、‘第一りんご庵’では、「もののけ姫シリーズ」‘第二りんご庵’では、「北国の春」「知床旅情」などのナツメロ系と言う、ガラッと雰囲気の違うバージョンでした。
ご要望に沿えるべく、次回の訪問に備えて又、レパートリー増やさなくちゃ～♪と、張り切るメンバーがとても微笑ましくて～頼もしく思いながら、一足先に午後のパート先に車を走らせました。
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～～プログラム～～～１．雨降り お月 （３部合奏）
２．浜千鳥 （２部）
３．茶摘 ※
４．リンゴの唄 ※
５．大きな古時計 （３部）
６．竹田の子守歌 （２部）
７．青い山脈 ※
８．砂山 （２部）
９．忘れな草をあなたに（２部）
１０．高校３年生 ※ ※は、合唱曲です。
以前は私の家に来ていただいてピアノを聴かれたこともありましたが、最近はしていません。花を見るために庭に入られることはあります。
私に精神的余裕が生まれたら、また、再開したいと思います。果たして花舞さんのような楽しいМＣができるでしょうか。入門しなければなりません。皆、私の父母のような方々ばかりです。
通われてる方たちの雰囲気がわかるようです。
そんな中での演奏、皆さんに満足していただいたと思います。
そんな曲が喜ばれましたでしょうか。
いつも感心しています。
異邦人なども青春時代の歌や曲などを聴くとひとりでに身体が弾み嬉しくなります。それと同じで「りんご庵ディサービス」の皆さん楽しいひと時を過ごされたことと思います。その喜びがこのブログでも伝わってきます。σ(^ー^*)
「おたがいさま」？ですか～・・・なんだか、ほんわかムードの素敵なネーミングの施設ですね～♪
しかも、ボランティアで運営？・・・頭が下がりますね～
お近くなら、是非カッキーさんの素敵な演奏お聞かせになって下さいね～♪
音楽って、皆をシアワセにする不思議なマジックですよね～♪（*^_^*）
久々の訪問でしたが、とても喜んで頂き、早速、次回のリクエストなど・・・嬉しい反応？でした！
記事内に、「演奏プログラム」を、追加したいと思います。（*^_^*）
音楽を通じてのタイムスリップ？・・・不思議な空間でした～♪
インテリ風？で、気難しそうなオジサマも、最後は一緒に唱和されてニッコリ！～・・・「ヤッタ～！」と、嬉しい瞬間ですッ！
雰囲気が、お伝え出来て、二重の喜びです～♪
言葉を発しなくなったり、置かれた状況からどうしても無表情になりがちな高齢者の心を開く魔力をお３人は実現されるからです。
一般的に、お年寄りは新たなことには対処しにくいものです。しかし、ご自身が昔取った杵柄、昔のご経験、子供のころからの懐かしい歌にはすぐ反応し、脳が当時のことへ即座に蘇るのでしょう。
８５歳当時の今は亡き母も百人一首はすべて口から出て、孫は驚いていました。その瞬間は心が生き生きし、自身を取り戻しているようでした。
どなたでも、経験、体験されたこと、昔覚えたことは今でもきっと自信をお持ちのことと思いますが、それを発揮する機会や環境がないものと思われます。
その点、花舞さんたちの演奏はお年寄りの心を揺さぶり、大切な人間回復に大きく寄与しています。
ところで、事前準備は曲目決定に始まり、お３人で集まっての練習とその後の楽しいランチ(？)のほか、感心することがあります。
ブログ内の写真を拝見しますと、その都度、ユニフォームが変化していることに気づきます。確か、以前は信号機の色と同じで(私が申したこと)３色でしたね。今回もまたお似合いであると共に、洗練され見栄えのあるユニフォームには心を打たれます。お年寄りの方々もきっと音楽に聴き惚れてることはもちろん、目が癒され色彩豊かなステージに心を奪われていることでしょう。
これには楽しいМＣ【笑むShe】のお話とお顔の表情も含まれています。
現に、スタッフが驚くような、日頃、目にしない表情を見た・声が出た・手をたたいた・・・などの、嬉しいハプニングにも遭遇します。
難聴などで耳が不自由な方には、視覚で楽しんで頂こうとリーズナブルな衣装探すのも楽しみです～♪
スタッフ・利用者・演奏者の三者が、楽しい時間を共有してるな～・・・と言う実感に大満足して、又、次回へのパワーが湧いてきます
慰問のオカリナコンサートご苦労様です
メンバーのタエチャンは左の方でしたかね？
今年３月に舅さんが亡くなられていたのですかー
それでも私が福岡に帰った時に、コンサートに参加されたのですか？
恐縮します。
施設におられる方の年齢層に合わせた選曲大変ですねー
しかしそれを聴くと、その時代のことが思い出しますよね
私より上の世代は 青い山脈 でしょうね。
もののけ姫のリクエストありましたか、レパートりーも増えますね
私が施設に入ったら ”高校三年生”をおねがいしますね。
「高校三年生」・・・スッカリ、ガマさんイメージが定着してしまい、いつも演奏しながら‘牛庵’での大合唱を、思い浮かべてますよ～
施設入所の際は、帰福なされば「高校三年生」演奏も不可能では有りませんねェ～（笑）