鑑賞日:2025年1月19日(日)15:00開演
入場料:6,000円(1階9列)
【主催】つくばオペラ 【支援】つくば市文化振興財団
つくばオペラ第6回公演歌劇
『サンドリヨン』~シンデレラ~
マスネ作曲
全4幕(日本語上演・字幕付)
会場:つくば市ノバホール
スタッフ
指 揮 :珠川秀夫
演 出 :直井研二
顧 問 :鶴田昭則
総監督 :田代 誠
美術構成:加藤正信
照 明 :大鷲良一
衣 裳 :今井沙織里
ヘアメイク:さとうせいこ
舞台監督:岸本信子
管弦楽 :つくばオペラ管弦楽団
〈コンサートマスター:磯 晃男〉
合 唱 :つくばオペラ合唱団(すみだオペラ有志)
バレエ :アルテ・エスペランサ
合唱指揮:浅野深雪、
児童合唱指導:藤原規生
出演
サンドリヨン(リュセット):田中宏子
バンドルフ(父):小栗純一
ド・ラ・アルティエール夫人(継母):北澤 幸
シャルマン王子:市川浩平
名付け親の妖精:中川美和
王 :中原和人
ノエミ(義姉):川上茉梨絵
ドロテ(義姉):栗田真帆
精霊たち :鈴木里奈、佐久間響子、吉川歌穂、下亜耶、新家華織、斉藤博子
儀典長 :渡辺将太
大学長 :木野千晶
総理大臣 :鷲尾裕樹
感想
サンドリヨン(シンデレラ)の公演があるとのことで、晴天の冬空の下、つくばノバホールまで出掛けた。
サンドリヨンはMETライブビューイングでジョイス・ディドナートがタイトルロールの公演を観ているが、生演奏公演は初めて。
ロビー開場14:00でホール開場14:30の時間を使ってロビーでシンデレラの絵本の読み聞かせが行われ、30人位の子供たちが静かに参加していた。
ホールは前4列の座席が外され、黒い布で仕切ってオケピットになっている。
暗転、チューニング、指揮者登場で音楽が始まると、幕の前で子供たちのバレエが入り、幕が開くとド・ラ・アルティエール夫人の屋敷の大広間。舞台奥に屋敷の部屋が描かれ、舞台上には長椅子、テーブルが置かれている。2、4幕の王宮も背景画しっかり描かれ地域オペラとしては立派。
すべての出演者に場面に合わせた衣装とかつら、ヘアースタイルまで用意されていた。
馬車はバレエの子供たちが複数の花輪を合わせて表現し、車輪の花輪を回して動かし、可愛らしい。
歌手の皆さんは役に合った歌声と細かな演技とセリフで観ているだけで楽しくなってくる。精霊役の踊りも入って華やか。
今回は歌唱含め日本語での公演となっていたが、聞き取りやすい。ただ重唱で違う歌詞を歌う所ではさすがに分かりづらくなるものの、日本語の字幕も用意され、そちらを見ることで十分理解できた。
原作では王子役はメソソプラノのズボン役で心配したが、今回テノールの市川浩平だったが、中低音がしっかり歌えており違和感なし。
合唱は男声少ないものの、すみだオペラ有志に出演者も加わり、十分に聞こえてきた。
休憩入れて2時間40分にまとめられ、十分楽しむことが出来た。
一番驚いたのは公演中に客席が静かなこと、携帯音はもちろん咳払い一つ聞こえて来ない。子供たちも多く聴いているが最後まで集中して聴いており、つくば地域の教育レベルの高さに感心した。
End
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