鑑賞日:2025年5月3日(土・祝)
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025
Memoires(メモワール) ―音楽の時空旅行
【主催】ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025 運営委員会
(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)
有料コンサートは先年とほぼ同規模だが、ホールB7で弦楽器体感イベントのストリングスEXPOが行われたり、周辺でのエリアコンサートの会場が増えたりと無料部分が拡大している。
東京国際フォーラムへ行く前に、東京ビルTOKIAの1階ガレリアに寄った。
18:30-19:20 モーツァルト:オペラ「魔笛」ハイライト(原語上演・ナレーション付)
総監督・指揮:岸本祐有乃、演出・MC:浪川佳代、
出演:ザラストロ:高崎翔平、夜の女王:藤原優花、タミーノ:後田翔平、
パミーナ:渡邊仁美、パパゲーノ:菅谷公博、パパゲーナ:岡田美優、
丸の内交響楽団/丸の内フェスティバルシンガーズ
開演30分前に並んだが観客が多く、舞台が見える所まで行けず。
序曲(縮小版)、パパゲーノ「私は鳥刺し」、タミーノ「なんと美しい絵姿」を音楽だけ聞いて、フォーラム会場へ向かった。
19時を周っているためか、地上広場、ガラス棟に人が少ない。
公演番号:136/レザパッシュにご注目!詩と音楽の旅
日時:2025年5月3日(土・祝) 19:15~20:15
会場:東京国際フォーラム ホールD7
入場料:¥3,000(指定席2列目)
出演
アンサンブル・レザパッシュ!
指揮:ジュリアン・マスモンデ
ソプラノ:マリオン・タッソー
朗読:ディディエ・サンドル
曲目
ラヴェル:ステファヌ・マラルメの3つの詩
ラヴェル:組曲「鏡」から 悲しい鳥たち
ストラヴィンスキー:3つの日本の抒情詩
エルサン:オーボエ独奏のためのシェーナイ
トラージュ:4つのヒンドゥーの詩
トゥシャール:フルート・デュオのための「レダ」
トゥシャール:声楽とアンサンブルのための「ヤシルン」
感想
ラベル、ストラヴィンスキーに加え、フランス人作曲家の室内楽の曲にソプラノ又は朗読を加えて演奏される。
一部日本語の和歌やヒンディー語が入るがほとんどがフランス語。
独奏も多く緊張感ある演奏でバイオリンやチェロで風や波の音を表現を加えたりと面白い。
フランス語の響きは心地良く、事前に配られた訳詞を眺めながら所々分かる単語を繋げながら楽しむことが出来た。
ほぼ時間通りで終演。
夜8時を周り地上広場は椅子に座っている人も少なく、キッチンカーは営業をやめ既に片付けに入っている状況。
仕方なくホールEに入って、帝国ホテルのカレー注文。
ステージではエリプソス四重奏団のサックス四重奏でジャズ等が演奏され、楽しみながら食事が出来た。
後半はサックスを持った観客がステージに上り「サックス吹き集まれ!~100人のサックス吹きでボレロ~」が演奏される。
段々と盛り上がって来た所でホールCへ。
公演番号:126/渋さ知らズのカオスへようこそ
日時:2025年5月3日(土・祝) 20:45~21:15
会場:東京国際フォーラム ホールC
入場料:¥3,400(S席1階4列目)
出演
渋さ知らズオーケストラ(脱ジャンル音楽パフォーマンス集団)
曲目
ヴィヴァルディ:四季を中心に
感想
LFJ名物の公演だが、これまで都合が合わず、ようやく聞くことが出来た。
いや~面白い。編成はジャズのビックバンドに弦楽器、エレキギターも入り、ボーカルも入っている。
更に音楽に合せ仮装した踊りも入る。
一応テーマはヴィヴァルディ「指揮」だが、メロディがどんどん変わってきて、そこへ楽器のソロアドリブが入り、
盛り上がった音量のまま続けられる。途中ローリング・ストーンズ「黒く塗れ」でギター・ソロ演奏でギターが飛んだり・・・。
1時間ぶっ通しでのMAX音量の音楽を楽しむことが出来た。
今年もオケや合唱など海外からの大人数の公演は無く、ヴァイオリンやピアノ等の独奏や室内楽が中心の公演。
D7やG409の小ホールはチケット売り切れていたが、ホールA、Cは当日券があったようで、集客は先年並みか。
来年はナントと同じ演奏家の公演が増えることを期待。
End