おわかれ試合

夏休み最後の日の夕方、国見台で野球の試合がありました。　まばらなユニフォームが整列。　これは青嶺中野球部OB・現高校３年生が、思い出づくりのためにと行った試合です。　
　　　　　　　　　　　　
相手を買って出たのは東陵中OB。　高校では野球以外のスポーツを選んだ子もたくさんいましたが、全員が参加し一緒にボールを追いかけた頃を思い出しながら、楽しく愉快なゲームを繰り広げました。　球場が闇に包まれる寸前、レフト方向に大きなホームラン。　主審の手がぐるぐると回されました。　しかしそれは誰が見ても完璧なファール・・・。　その一打で同点引き分けとなることを計算した、主審の温かいお心づかいでゲーム終了。　
　　　　　　　　　　　　
これがこのメンバーでできる最後の試合になるのかな・・・そんな思いで見守るスタンドの親たち。
高校生活での部活動も終わり、彼らはこれから就職試験、大学受験一色の時期を迎えます。　それぞれの道に向かって、春が来るとはなればなれになって行くことでしょう。　今日のお別れ試合を胸に刻み、ふるさと伊万里でうまれた友情を、いつまでも大切にしていってほしいと思います。　またいつかみんなで・・・。　きっと誰もがそう思っているに違いないでしょう。　

　　　　ぱんだ