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スポーツTOKYO ● 2020に向けて

2013年12月03日 | スポーツ
昨日、今年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2013 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が発表されました。

○予備校講師・林修氏の「今でしょ!」

○NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」

○TBS系連続ドラマ『半沢直樹』の「倍返し」

○東京五輪招致のプレゼンテーションで滝川クリステルが日本をPRする際に使用した「お・も・て・な・し」

4つが年間大賞に選ばれました。



今年「お・も・て・な・し」で話題になった「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会」招致決定は、日本のスポーツ界最大の関心事だったと思います。



先月発刊された月刊「Voice(ボイス)」12月号に、経済産業省スポーツ産業学会でお世話になった三ツ谷洋子さん(法政大学教授)がインタビュアーとして、スポーツ総合メーカー・ミズノの前社長で招致委員会委員会CEOとして奔走された水野正人さんにその活動の裏舞台について対談されています。

掲載内容①→http://shuchi.php.co.jp/article/1678

掲載内容②→http://shuchi.php.co.jp/article/1679


私が共感したのは3点あります!
以下、抜粋して掲載します!

【1点目】
(水野)会社が厳しい経営状況であったら、招致活動に取り組む余裕はなかったと思います。
しかし幸いにも、私以外の社員がしっかり働いてくれてミズノの経営は安定していました。
社員のなかには、「会長が会社を辞めたほうが経営はうまくいきますよ」と冗談をいう者もいたくらいです。(笑)
私が会長時代、社員へ頻繁に話していたのは、「リーダーの役割とは後任を育てることだ」という点です。
リーダーがいなくても組織が回るのが理想で、日頃からその準備をしておくべきなのです。
たとえば、部長が突然病気になって1カ月ほど休んでも、その部は機能していかなければなりません。


【2点目】
(水野)日本ではスポーツの社会的地位が欧米と比べて低く五輪を一つの契機にしてスポーツの地位向上を図るべきだと考えます。
オリンピックはあくまで通過点にすぎず、これをきっかけに2020年以降、私たちがどんな社会を構築するのか。それこそが重要になります。

とくに私は、日本人がスポーツ選手のみならず、選手をサポートする人たちをしっかり評価できるようになってほしいと思っています。
スポーツがほかの文化と違うのは、スポーツ選手が若いときにピークを迎える点です。年齢を重ねるごとに円熟味が増していく文化・芸術とは特性がまったく違うため、スポーツ選手が人間国宝になることなどまずありません。
先日、体操の白井健三選手が新技を成功させましたが、あのような神業を年を取ってからできるわけがない。だからこそ、人びとがスポーツの価値を正当に見出す社会の涵養が必要なのです。

(三ツ谷)たとえば、スポーツの分野で文化勲章を受勲しているのが、故・古橋廣之進さん(戦後の水泳界で次々と世界記録を打ち立てて「フジヤマのトビウオ」の異名を取る)だけというのは、その証左です。


【3点目】
(三ツ谷)近年、若者のスポーツへの関心は高く、日本の大学や短大で「スポーツ」や「健康」という名称の学科や学部をもつところは100以上にのぼります。ところが卒業後、彼らはスポーツ関連の企業になかなか就職できません。

(水野)日本のスポーツ業界に雇用の受け皿がないことが問題でしょう。
スポーツから得られる便益に対価を払いたい人が世の中で増えれば、スポーツも職業として成り立っていくはずです。
私自身、スポーツ用品会社の経営を担ってきた一人として、スポーツ業界の雇用不足について責任を感じています。

現在の日本社会には、大きな目的を果たすために責任やリスクを取ろうとする人が少ないのも事実です。これではよい社会を築くことはできません。

五輪を通じて平和な社会を構築するためには、まず教育が重要だと思っています。器を大きくする教育がなければ人間は理性をもてず、本能だけで行動してしまう。

学校の場でもっとスポーツ文化に関する教育、なかでも五輪に関する教育をもっと推進していくべきだと思います。多くの人にマイナースポーツについても知ってもらい、その面白さを発見してほしいと思っています。IOC委員に「人気のないスポーツの観戦者をどのように増やしたらよいか」と尋ねられたことがありましたが、どんなスポーツも現存している以上、「面白さ」があるのです。

また、各競技のルールを知ってさえいれば、その競技の見所もわかってもらえるはずです。アメフトのルールを知らない人は、「どうしてあれだけ走って、ドンと相手に当たって倒されることを繰り返すのか」と不思議に思っているのではないでしょうか。

(三ツ谷)私も教育に携わる一人として、スポーツの価値を高めるために学生をしっかり指導していきたいと思います。




私がスポーツを応援していて良く感じることが、「勝利至上主義」と言われるように、「勝利」することが全てのように言うことがありますが、本当にそうなのでしょうか?
スポーツ観戦の楽しみは、勝っても負けても、選手の1つ1つの素晴らしいプレイを見る(評価する)ことではないでしょうか?

もちろん、プロとアマチュア(学生)スポーツとの違い、またナショナル・チーム(日本代表)とクラブ・チームとのその競技の見方、応援も違ってきます。

「勝つことが全て」で監督を批判したり、選手を責めることがスポーツの本当の観戦なのでしょうか?
勝つためなら「しごきの練習」「場当り的な練習」があっても良いのでしょうか?
レギュラー獲得を争って選手間で「不正な評価」や「いじめ」があっても良いのでしょうか?

「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会」に向けて、スポーツ観戦の楽しみ方を考えてみてはいかがでしょうか!




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