花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

地吹雪の奥日光を行く

2017年02月03日 19時12分57秒 | スポーツ・トレッキング
家内が娘の嫁ぎ先に泊まりに行ったので、鬼の居ぬまの命の洗濯とばかり奥日光に
出かけて行った。

ところが奥日光は極寒の地吹雪が舞う真冬の山だった。


戦場ヶ原の国道120号線は、遮るものの無い左の南戦場ヶ原から地吹雪が吹き付け
地表を雪煙が猛スピードで流れていた。


風が強まると同時に雪煙で視界がなくなり、まるでホワイトアウトの世界に突入
して行く、対向車のライトさえ見えないし、センターラインも車道の端もわからない
こんな時は徐行するしかない。歩道との境には、雪が凍った塊がある

この予兆は日光有料道路を走っている時から有った。
いつもなら眼前に見える女峰山や男体山の雄姿が雪雲にかすんで見えなかったからである。

神ノ主山トンネルまでは有料道路に雪は無かった。
二つ目の鳴虫山トンネルを抜けると山肌の雪が見えてくるし、道端に雪も出てくるが
車道には無かった。

清滝を抜け第二いろは坂の登り口「馬返し」で駐車して、トイレに寄った。
ここは多少暖房が効いていて少し暖かい建物だった。


馬返しの駐車場からも山はかすんで上は見えなかった。


帰りに撮った馬返しの公衆トイレの様子


馬返しの駐車場から大谷川(だいやがわ)に降りていく階段があるようだ


駐車場から大谷川の向こうに第二いろは坂のコースが見える
橋を渡ってかなり後方まで戻る感じて左奥の山を九十九折りに登って行くのが判る
葉っぱのない冬だけの景色である。

ところで、ここのトイレの外壁に取り付けてあるレリーフが注目だ
こんど来た時にはぜひ見てもらいたい。


第一いろは坂の途中にある中之茶屋跡に磁石石(じしゃくいし)が有るという
(第一いろは坂は下り専用の道)
茶屋跡の前には駐車スペースはありません。少し進んだ左側に多少のスペースが
ありますが、空きが無い時は絶対止めないでください。
バスや他の車の妨げになり、大渋滞の原因になり顰蹙(ひんしゅく)をかいますよ


馬返しの地名の由来と女人堂について記されている
説明文が読みにくいと思うので下記に記載する

「馬返し」の地名は地形的なものに加えて明治以前の日光では
中禅寺が霊場として女人牛馬禁制、つまり女人と牛馬の
登山を禁じた宗教的な由来によるものであり
女性はこの女人堂から男体山を遥拝したものである



中禅寺湖の畔に国道をまたいで立つ巨大な赤鳥居は二荒山神社中宮祠の
一の鳥居てあり、その傍らに巫女石があると書かれている。


巫女石の由来が書かれている。

女人禁制の山でも神に仕える身なればと禁を犯して 女人堂を越えて
登山した巫女が湖畔まで来ると 忽ち身が竦(すく)み その場で
石に化したと伝えられる


ガイド本とはまた一味違って、なかなか面白いしょう。
まあ女人と牛馬が同じ扱いと言うのは何ですが、古(いにしえ)の由来を紐解いて
見るのもたまには良いものですよ。

馬返しで一休みしているとき、クーペタイプのスポーツカーが甲高いエンジン音を
響かせていろは坂を登って行った。
よほど自信があるのかあっという間に視界から消えた。大丈夫かいな?


第二いろは坂の様子、黒髪平までは車道の雪は除雪されている


黒髪平の駐車場


日本の道百選 日光いろは坂 の碑が立っている


黒髪平の標高は 海抜1173メートル


黒髪平の向かいの岩に積もった雪が 突風にあおられて雪煙を上げる

この先は車道にも少し雪が残っていたりして、神経を使う。
明智平には風が強くてロープウェイが運休だろうと思い寄らずに通過した。
明智トンネルを抜けるとそこは雪道だった。。

とりあえず本日はここまで、



















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