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くりきんとんの言いたい放題

世の中の不平不満を綴ってみました。

エレアコのサドルを削り過ぎたら?

2014年09月21日 | 音楽
ギターを長く弾いていると、ギター本体もいろいろ不具合が生じてきます。
たとえば、ネックが反ってきたり、フレットやサドルなどの摩耗もそのひとつ。

特に多いのがネックの反り。
反りの多くはネジの調整である程度修正ができますが、どうにもならなくなると弦高が高くなって押さえずらくなることも。そういうときの処置として、サドルを削るという手段があります。といってもそう多く削ることはできません。せいぜい2ミリ程度でしょう。

 ふつうのアコギの場合はそれで何とか調整できますが、エレアコの場合はそうはいきません。なぜならサドルの下にはピックアップがあるので、不用意にサドルを削ると音が出なくなるおそれがあるからです。
 多くのエレアコの場合、ピックアップはピエゾ素子を採用していることが多く、サドルの真下に配置してあって振動を捉えて電気信号に替えている。なので、うっかり知らずにサドルを削ってしまうとサドルを押さえる力が不足して、最悪の場合音がでなくなることがあります。

 ギターのサドルというものは、いざ交換しようと思っても、同じメーカーでもいろいろ種類があって意外と見つけりのに苦労します。巾、厚み、高さや形状などさまざま。スペアがいっしょについていればいいのですが、中古で購入した場合や絶版だと代用品を加工して使うしかないのが現状です。

 どうしても代りが見つからない場合はどうするか。普通のアコギとして使うか、サドルの下に何かを詰めて高さを確保するしかありません。問題は何を詰めるかです。
私の場合、ネットで調べたり自分でいろいろ考えましたが、あまり良い方法が見つかりませんでした。巾や厚みで適用なものが見当たらず、しばらくそのままの状態で使っていました。エレアコはセピアクルーのEAW-180です。

 こうなったら別のギターを買うしかないなと思っていたある日のこと、倉庫であるものを見つけました。それは交換したクルマのワイパー。普通はすぐに捨てるものなんですが、倉庫に置きっぱなしになっていました。これをどうするかというと・・・。
 まずワイパーを分解してゴムの部分を取り去ります。その際にゴムを挟むようにセットされていた30センチ程の金属の細長い板が2枚出てきます。この板の巾と厚みがたまたまサドルのサイズと合うのです。およそ巾2ミリで厚みが1ミリ弱でしょうか。これをとりあえずサドルの長さに合わせてニッパーなどでカットします。今回はこれを2枚用意します。(すべてのワイパーが同じ構造、同じサイズという訳ではありません)

 ギターの弦を外し、サドルを取り去るとピックアップが見えてきます。ここでピックアップの長さに板を切り揃えます。用意した板をこの上に載せてもいいのですが、確実性を上げるためにピックアップの下に板を2枚入れます。理由は、ピックアップとサドルを直接繋げたほうが振動を捉えやすいと考えたからです。枚数はサドルを削った分だけ用意します。セットしたらサドルを押し込んで弦を張り直します。そしていよいよコードをアンプにつなげて音がでるか確認します。

 いかがでしょうか。画像がないのでわかりづらいと思いますが、私の場合はこれで復活しました。安物のギターなのでダメ元でしたが何とか元に戻すことができました。もしどうにもならないようでしたらお試しください。

end. . .




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