XContestでのこのフライトの記録。HogmapのNo.18593です。
2月28日、実は延岡鏡山に行く予定だったが、八代を通りながら、風が中々予報より弱く、運がよければ
吉松からビッグフライトが出来ると思って、予定を変更してそちらへ向かった。
風予報はかなりずれていた。でも、宮崎の海岸まで南西の風があれば、脊梁山地を渡れる・・・
南っぽい風で吉松の矢岳のコンディションが良さそうだったが、距離を増やすため魚野TOから11時離陸。しかし、最初の2時間はコンディションが
渋くて、800-900mまで上がらなかった。
リアンと一緒に難しいスクラッチング。13時の前、さらに渋くなって、リアンはトップラン、リックは北尾根下LZ+170mの高度になっちゃって、
ぎりぎりセーブした。
でも、その直後、やっと低い逆転層を破って、5分間で2050mまで上がった。上空南西の風もあり、時速60㎞ですぐ北東へ出しました。
矢岳までわずかな7分間。焼き鳥アンテナ付近でサーマル帯に当たり、1500mから500mゲイン。それから白髪嶽へ。
スピードを出すため、しかも南西の風による流されて、白髪嶽の普通より大分南側を通りました。
矢岳から市房山までの軌跡。脊梁を通るため時間が要るなので、この良く知っている部分でレーシングスピードを出してみた。(矢岳から市房
までの40㎞の距離を1時間15分で。)普通のサーマル発生ポイントとそのゲインも載せました。多良木TOのリッジトップの倉原山、
普通通りリフト無し。しかし花立山の前のリッジでいきなり少し上がった。何時も良く上がる湯の原から盆地へ突き出ているリッジはキーポイント。
今回もやはりサーマルバンバン。それから牧良山の風に平行している細長いリッジも相変わらずリフト。
牧良山から市房へ簡単なワングライド。
市房に着くと最初中々サーマル当たらない、代わりに荒れたリッジ風を使ってトップアウト。雪が少なかったが沢が完全に凍っていて、素晴らしい
フライバイの眺めでした。
市房山の次は本格的な「タイガーカントリー」。去年3000mまで上がって一発で越えれたが、今日は2350mマックスで、絶対険しい山地
の中に低くなると知っていても、中々自信が付いたので先に出した。市房山塊の深い陰と氷に覆われていたリーサイド側と一ッ瀬川の深い渓谷の
景色がかなり恐ろしかった。次々厳しいローターのシンクとびくびくの激しいリフトの繰り返しで東へ流しながら我慢していました。もうここから先に行く
しかありませんでした。
目の前に三方岳って言う山の当たり、10㎞程の全く下りる場所の無いタイガーカントリー。この高さで、しょうがなく"It's going to get
close and personal." 少なくとも、時間は15時で比較的に早くて、山々の西斜面からサーマルがまだまだ出そう。
標高1479mの三方岳上空。何回もハイキングやMTBで訪れたこの山の綺麗な原生林が、空中から
ふあふあやわらかく見えます。高度1800mなのに、地面に近い!
南側に薄いサーマル雲が見えたが、その辺は山がさらに深くて、行く意味もないかも。
東方面に落石って言うリッジが伸びている。これに沿って飛ぶにしたが、低くなることそれからどちらの谷へ向かったほうがいいんだろう?
風がかなり右サイドで、左側のリーサイドか、右側のアゲンストか?どちらとも下りる場所が無い(伐採地が丁度ローターの区域)。
難しい作戦作りでした。
風は南になって、かなり強く吹いていたので、こんな地形で散らかったサーマルしかなかった。回してみても、ゲインができません。
リーサイドが怖かったから、結局落石のアゲンスト側に決定。フルアクセルでヤバイなところを一所懸命越えようとしています。
丁度一番エキサイティングなところでGOPROの電池が切れた!でも、風上側やっぱり正解でした!落石の頂上の大分下から1400mゲット!
ここから神門平地に届くので安心。万寿峠、高峠などのリッジを使い、風と弱いサーマルのコンビネーションで進んだ。
結局日陰山のワイルドのサーマルに乗って、去年の着陸店を越えて耳川渓谷を渡り、造次郎に丁度17時到着。東側リッジ風と弱いサーマル
まだまだ有り、宇納間の村の上空も町のサーマルで700mまで上がった。せれで造次郎から距離を7㌔ほど延ばしました。
こんな綺麗な場所に丁度17時半ランディング。宮崎県北郷町宇納間、秋元地区。魚野TOから丁度90㎞!リアンは当時まだまだ小林市
の高速道路。出会ったのは20時半。
次はこのコースで100㎞を目指します!
あと2時間出発が早ければ早日の峰越えで100Kmですね。いや鏡山の130Km以上も見据えているかな?
感動しました。
とにかく、一生懸命頑張ります!
チャンスが有りましたら、是非ご一緒願います。
和尚こと片寄