『ちょび』助の下僕観察日記

吾輩は『ちょび』助である。吾輩が見た自称・飼い主の自堕落な日常を綴る・・・筈が、完全に吾輩の徒然日記と化している模様。

年末の御挨拶。

2007-12-30 10:28:38 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

礼儀正しいよゐこの『ちょび』助である。

だから、今年御世話になった皆さんに御挨拶するのである。

『 今年も本当に残り僅かとなりました。

2007年も色々ありましたが、吾輩自体は非常に凪いだ穏やかな一年を過ごすことが出来ました。

これも皆様方の御陰です。

一年間本当に有り難う御座いました♪

来年も、皆様方には御迷惑と御面倒をかける気満々の吾輩ですが、宜しくお願い致します』 

・・・・・

・・・・・

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年が改まったくらいで、吾輩が吾輩でなくなるわけもなし(爆)。

吾輩には必要ないが、人間には「節目」と云うものがないと、メリハリがつかないのだろう。

来年も、しっかり吾輩の側に侍って、ちゃんと面倒見ろよ・・・自称・飼い主!

犬! イヌ! いぬ! いぬぅぅぅ~っ!!!

2007-12-27 16:05:14 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

犬はだあぁぁぁ~~~いっ嫌いだと、幾ら主張しても、自称・飼い主には分かって貰えない『ちょび』助である。

昨日、朝の散歩中でも、何時も曲がり角の標識に縛られている柴犬と出逢った。

この柴犬は大人しく、絶対に吠えない。

散歩の途中で、飼い主が喫茶店に入っている間、喫茶店の前にある標識に縛られたまま、一言も発することなく、じっと寒さに耐えて飼い主が出てくるのを待っている柴犬である。

吾輩が散歩中に、出会しても置物のようにじっと此方を見詰めるだけの犬である。

だが、昨日は路地から大通りに出たら、いつもの柴犬が吾輩の前を歩いていた。

気分は、正しく「どっひゃぁぁぁ!!」である。

素知らぬ顔で遣り過ごそうと、吾輩が道の隅を小さくなって足早に通り過ぎようとしたら、あのハゲオロカ=自称・飼い主の奴が、わざわざ柴犬に歩み寄っていく。

顔見知り状態の犬なので、奴は一人で出歩いているときなど、何時も相手をしているらしい。

自称・飼い主の方が、犬に遊んで貰っている・・・としか、吾輩には思えないのであるが・・・。

なぁ~ぜ?吾輩と一緒の時に柴犬の相手になりたがる・・・自称・飼い主??

そんなのは、お前一人の時に犬に遊んで貰えば良いだろうに。

必死でその場から逃げようと試みる吾輩であるが、残念なことに吾輩はリードで自称・飼い主と繋がっている。

散歩中、吾輩は自称・飼い主と一心同体状態なのである。

奴が行く方向に如何しても引っ張られるのである。

それでも必死に抵抗したら、奴は吾輩を抱き上げて柴犬の目と鼻の先に、吾輩の顔を近付けて「おはよう」などと、柴犬に間抜けな声を掛けている。

「やめてくれぇぇぇ!!」

吾輩、必死で奴の頭の上まで駆け上って、柴犬にお尻を向けてやった。

犬の姿が吾輩の視界に入らなければ、少しは気が楽である。

・・・何だか・・・通りすがりの人たちが此方を見て一様に笑っている気がするが・・・。

きっと、自称・飼い主の間抜けな顔を見て皆笑っているのだろう。

柴犬の飼い主が、吾輩の嫌がり方を目の当たりにして、そのまま柴犬を吾輩たちから引き離してくれたから事なきを得たものの・・・一体、何を考えている?自称・飼い主。

そして、今朝。

近所のオバサンと散歩中にであった。

このオバサン・・・自称・飼い主と二言三言話をしたと思ったら・・・自分の家に引っ込んでいった。

そして・・・犬を連れて出てくる。

吾輩と同じ『ミニチュア・ダックスフント』だと、主張しているが・・・。

吾輩、何度も言うように、犬でもミニチュア・ダックスフントでもない。

吾輩は飽くまで『吾輩』と云う存在である。

しかも、連れてこられた犬は胴長短足で全身真っ黒。

大きさも吾輩の三分の一にも満たない。

吾輩とは似ても似付かないではないか!

相手の方も、始めは吾輩に怖々と近付いてきた。

吾輩も、同じ種類などと云われても信用出来ない。

何処から如何見ても、連れてこられた相手は犬にしか見えない。

だ・か・ら・

吾輩は犬は大嫌いである!!

そんな吾輩の態度を敵に悟られたのか、相手は小さななりをして急に「わん!」と吠えてきた。

嗚呼・・・吠えられた・・・吾輩・・・もう駄目だ・・・。

後は、自称・飼い主の後ろに隠れて小さくなるばかり。

悔しい!

犬相手に初対面で完全に主導権を相手に握られてしまった。

暫く追い回された後、漸く解放された・・・と思って、その場を離れたが・・・。

ふと振り返ると、先程の犬が尻尾を振りながら此方に駆け寄ってくる。

吾輩は逃げようとするが、ノロマで愚図な亀野郎、自称・飼い主が一緒である。

直ぐに追いつかれ、またしても追い回された。

最後には、この真っ黒犬の飼い主が犬を抱き上げて、その場を去ったが・・・相手の犬は吾輩を見ながら尻尾を振って吠えている。

悪意のある吠え方ではないが・・・だから・・・吾輩は犬が大嫌いなのである。

これだけはど~しょ~もないのである。

向こうが幾ら「お友達になりだい♪」と言ってきても、吾輩・・・犬とはお友達になれないのである。

と云うか・・・自称・飼い主!!

何で、吾輩の犬嫌いを重々承知していながら、近所の犬たちに吾輩を売り込もうとする!!

い・・・嫌がらせか??

イヴの夜の災難

2007-12-25 17:43:01 | Weblog

吾輩は『ちょび』助である。

硬派故に、クリスマスなどには決して浮かれることのない『ちょび』助である。

しかし、昨夜はクリスマスイヴ。

流されやすい自称・飼い主の奴は、一人で映画を観に行ってついでに自分だけ美味しいものを食べて帰ってきた。

が、吾輩は寛大なこの家の主である。

許すぞ、友達の居ないお前だって、クリスマスくらいは楽しみたいだろうから。

何より、吾輩たちにちゃんとお土産を買ってきた所は評価に値する。

手ぶらで帰ってきたら・・・勿論、許さなかったけれどw

先週、食した「けぇき」とか云う甘い代物と、お菓子が沢山入った大きな袋を吾輩たちにくれた。

否・・・くれる筈だった。

わざわざ、テーブルの上に吾輩と『まこ』オバサンの空になった器を置き「けぇき」を切り分けた時点で・・・自称・飼い主の奴がポツリと呟いた。

「あれ・・・よく考えたらこのケーキってチョコレートケーキ?

犬にチョコレートを食べさせちゃいけなかったんぢゃ」

散々気を持たせた挙げ句、自称・飼い主は義理でほんの少しのクリーム部分を器に入れて吾輩たちの前に差し出すと、残りを全部自分で食べてしまった。

「何なんだ・・・それ?

吾輩たちに買ってきてくれたって・・・さっき言ったぢゃないか!」

夜の10時半にケーキをぺろりと平らげる自称・飼い主・・・だから、お前は最近体型がメタ坊になっているんだ・・・。

続いて、自称・飼い主はお菓子の詰め合わせである、フェルト・ソックスを取り出した。

中身を改めている。

入っていた内容は『ポップコーン・ビスケット・スナック菓子×2・ボーロ』だった。

再び、自称・飼い主が呟く。

「あれ?

犬の食べられそうなもの・・・入ってないや」

ちょぉぉぉ~~~~~っと待つたぁぁぁ!!!!

お前・・・吾輩や『まこ』オバサンの為に色々と買ってきたんぢゃなかったのか?

結局、お菓子も自称・飼い主が一人でボリボリと食べ出した。

吾輩や『まこ』オバサンが必死で瞳キラキラ光線を出しながら、お菓子を下さい♪と、直ぐ隣で主張しているのを無視して・・・。

最終的にはビスケットとボーロを、本当に体裁を整えた程度の雀の涙ほど貰ったが・・・(汗)。

どちらも固すぎて吾輩の口には合わない。

口に入れた瞬間「ぺっ」と、その場で吐き出してやった。

そうしたら、吐き出したお菓子を『まこ』オバサンが横から掻っ攫って、ウマウマ・ガリガリと吾輩の貰った分まで食べ始めた。

待て! まて! マテ! オバサン!!

吾輩、確かにこのお菓子はいらないと、態度で拒絶したが、オバサンにやるとは一言も言ってないだろう!

オバサンに盗られるくらいなら、吾輩自分で食べた方がなんぼかましぢゃ!

オバサンからお菓子を取り戻そうとした刹那、自称・飼い主の奴が吾輩の方に寄ってきた。

「邪魔するな!自称・飼い主!!」

吾輩の叫びに全く耳を傾ける様子もなく、自称・飼い主は意地悪そうな笑みを湛えて、フェルト・ソックスを吾輩の頭に被せた。

「クリスマスの記念撮影」

寝惚けたことを言いながら、携帯電話で吾輩の写真を撮ろうとしている。

が・・・こんなもの被せられたら・・・吾輩、前が見えない!!

逃げ惑った挙げ句、部屋の隅で漸く、視界が開けた。

「昔の長靴と違って、今時のものはきちんと被れないな」

人の迷惑顧みず、自称・飼い主がそんなことを言いながら、吾輩の姿を写真に収めている。

「何だ? 怒ったような顔しているな?

折角だから、もう少し愛想のある顔をすれば良いのに」

写真を撮りながら、自称・飼い主は不平不満ばかり言っている。

文句を言いたいのは吾輩の方である!

しかも、結局・・・この騒動の御陰で残りのお菓子は『まこ』オバサンが食べてしまった。

少なくとも、吾輩『よゐこ』にしていたのに、サンタさんが来ないばかりか、こんな仕打ちを受けるなんて・・・。

クリスマスなんて大嫌いである!!

勿論、吾輩は硬派である。

本来、そんな浮かれたイベントには興味がないのである。

でも・・・本音を言うと・・・何で吾輩だけ、お菓子が食べられない!!

!!!悔しい!!!

正直者が馬鹿を見るのは許せないのである!

2007-12-24 11:59:43 | Weblog

吾輩は『ちょび』助である。

常に公明正大・質実剛健をモットーにしている、硬派の『ちょび』助である。

今朝ほど、散歩から帰った後、自称・飼い主がおやつをくれた。

ササミをガムに巻いたものである。

吾輩と『まこ』オバサンに一つずつくれた。

『まこ』オバサンは小さななりをして食いしん坊だ。

直ぐに吾輩のおやつを横取りしようとする。

だから、吾輩は自分の前足の下におやつを隠した。

此方の様子を伺っていたオバサンは、吾輩のおやつを強奪不可能だと悟ると大人しく自分の分を食べ始めた。

ふん!良いもんね。

吾輩は今はあまりお腹が空いていないから、後でオバサンに見せびらかしながらおやつを食べてやるもんね。

その時に、幾ら欲しがってもオバサンには分けてやらないもんね♪

ザマアミロ!

吾輩は、その時の吾輩だけがおやつを食べる光景を想像して御満悦状態だった。

だが・・・。

美味しそうにおやつを食べているオバサンの姿を見ていると・・・く、悔しい!!

おやつが問題なのではない。

オバサンが食べているのに吾輩がおやつを食べることが出来ない。

その状況が哀しいのである。

「く~んく~ん」

思わず吾輩は鼻を鳴らしてしまった。

すると、自称・飼い主がそれに気づき「ま~た、『まこ』オバサンに盗られたのか?しょうがない奴だなぁ」と、もう一つおやつを冷蔵庫から取り出して此方に近付いてくる。

おお!これは思わぬ僥倖!!

これで、オバサンと一緒におやつを食べても、後で自分だけ大エバリで食べることが出来る。

何気に、オバサンに勝利したようで気分が良い♪

ぢつは吾輩、この展開を読んでいたのである。

こうなる事が分かって、哀しそうに鼻を鳴らしたのである。

何と云う天才なんだ! 吾輩は♪

いぁ・・・それは嘘だけど。

「おう、くれ! 早くくれ!!」

自称・飼い主が手にしたおやつに吾輩の視線が注がれる。

だが、自称・飼い主の奴は何も持っていない方の手を先に吾輩に延ばしてきた。

「何時も、おやつだけはオバサンに盗られるな。オバサン、おやつに関してだけは貪欲だから」

自称・飼い主は言っている。

「そんな御託はど~でも良いから、早くくれ!おやつくれ!」

自称・飼い主の掌が吾輩の頭を撫でようと伸びてきた。

咄嗟に吾輩・・・前足と胸の下に隠したおやつが盗られてしまう!と思い、本能的に「う~うっ」と自称・飼い主を威嚇してしまった。

「うん??」

自称・飼い主が吾輩に顔を近付けて覗き込んでいる。

「いかん!折角隠しておいた、おやつが危ない」

吾輩はおやつを咥えて奴を睨み付けた。

「何だ、お前・・・何と云う奴だ・・・おやつを隠していたのか」

そう言いながら、自称・飼い主は手に持ったおやつをそのまま冷蔵庫に戻してしまった。

!!!!!しまったぁぁぁ!!!!!

吾輩、隠しておいたおやつを奴に晒してしまった!

もう一つ貰い損なった!

無念!

結局、『まこ』オバサンと並んで一緒におやつを食べたが・・・。

吾輩は根が善良である。正直者なのである。

こう云った姦計は吾輩には不向きだったのである。

ニンゲンの社会ではこのようなとき、最後まで白を切り通した者が得をして、エライヒトになっていくらしいが、吾輩は常に公明正大・質実剛健をモットーにしている。

最後には根っからの正直さが災いして馬鹿を見てしまう(いけしゃぁしゃぁ)。

吾輩のような善良な者がそんをする世の中は許せないのである。

そして、自称・飼い主こそが、そんな世の中の典型に違いない。

ん!?

何か、論点がずれてますか?

元々は、吾輩の悪巧みと欲張りぶりが原因?

聞こえないなぁ。

吾輩の耳は、自分に都合の悪い言葉は届かない構造になっているのである(エバリ)。

枕退治をするのである!

2007-12-21 16:38:50 | Weblog
吾輩は『ちょび』助である。

神出鬼没のハウンド・ドッグ『ちょび』助である。

あ・・・吾輩、別に犬ぢゃないけど。

今朝、自称・飼い主の奴が寝室のドアをきちんと閉めずに仕事場へ降りていった。

カチャリ、とドアの音がしなかったのに気が付かなかったのだろうか?

『まこ』オバサンは基本的に寒がりだ。

この所、毎朝、自称・飼い主が幾ら呼んでも布団の上に居座って、寝室から出るのを拒んでいる。

仕方なく、自称・飼い主はオバサンを抱き上げて寝室から追い出す。

「『まこ』は何も悪い事しないけれど、誰も居ないときに『ちょび』助の寝室に入れると何をしでかすか分からないからな。とばっちりだけど我慢しろよ」

奴はそんな世迷い言を言って『まこ』オバサンを慰める。

何気に言い分が失敬なヲトコである。自称・飼い主の奴は。

で、寝室のドアがきちんと閉まっていない。

それでも、非力な『まこ』オバサンの細腕では開けることは出来ない。

となれば、吾輩の出番である♪

力ずくでドアを開け、オバサンを寝室に入れてやった。

自称・飼い主は自分が見ていないと、吾輩がチッチと布団にオシッコをかけたり、布団をズタズタに咬み千切るものだと決めつけている。

もう既にボロボロぢゃないか・・・奴の布団は・・・。

何故今更、そんなことに拘るのだろう?

穴の一つや二つ増えても、自称・飼い主には全然分からない気がするが・・・。

勿論、吾輩は『よゐこ』なので、そんな悪戯はしないゾ!

『まこ』オバサンは布団の上で気持ちよさそうにうたた寝している。

ウズウズ・・・。

ウズウズ・・・。

嗚呼・・・布団を思いっきり引っかき回して遊びたい・・・。

でも、吾輩は『よゐこ』である。

自称・飼い主のように、その場その場で安易な道を選び、後で後悔するような愚か者ではない。


ウズウズ・・・。

ウズウズ・・・。

良く見れば、本棚の上に青い大きな縫いぐるみが吾輩を睨み付けている。

自称・飼い主が吾輩にと買ってきてくれた枕だが、ダッシュ&キック攻撃や、耳に齧り付いて振り回し、宇宙遊泳ごっこで遊んだり、牙磨きや吾輩の咬筋を鍛えるのに使ったり、吾輩の熱烈歓迎ぶりを目の当たりにした自称・飼い主は、何を思ったのか吾輩にくれた筈なのに、吾輩の手の届かない本棚の上に縫いぐるみを避難させてしまった。

それ以来、コイツは高い所から吾輩たちを黙って見下ろしている。

こんな新入りに高みから見下ろされていると思うと、何だか腹が立つ。

其処で吾輩、何時も通りの根気と忍耐と努力の結果、奴を棚の上から引き摺り落としてやった。

高い所にいるだけしか脳がないのだろうか?

この新入りは、なすがままに吾輩にあしらわれて抵抗ひとつしない。

吾輩、散々噛み付いて振り回してやった・・・ら、自称・飼い主が珍しく、二階に上がってきた。

暇なのか?お前??仕事が・・・。

しかし、普段なら夜まで顔を見せないのに、何故今日に限って(汗)。

布団の上で大の字に寝そべっている『まこ』オバサンと、暴れ回っている吾輩を見て、自称・飼い主は親の仇でも見付けたような剣幕で飛び込んできた。

有無を言わさず吾輩たちを寝室から追い出すと、何やら文句を言ってくる。

そんなに言われても・・・元々の原因は、お前がちゃんと寝室のドアを閉めなかったのがいけないんぢゃないか?・・・自称・飼い主・・・。