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蕎麦屋になりたい脱サラ親爺のブログ

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漆塗り❷

2018年08月26日 | 日記

2回目の摺漆を行いました。

要領は一回目と同様、瀬〆漆をテレピン油で薄め、木地に均一に摺り込んでいきます。
塗料としての漆は空気中の水分を吸収し、主成分であるウルシオールが酸化重合して固まります。水分が蒸発して乾燥する他の塗料とは異なります。よって温度と湿度によって乾く速度が左右され、盛夏の今がもっとも速く乾きます。

ここからが今日の失敗談ですが、お椀に出した漆がみるみる粘り気が出てきて、なかなか薄く延ばすことが出来ませんでした。このまま乾かすと厚く漆が残ったところが色が濃く残り、塗り斑が出来て美しく仕上がりません。どうしたかというと、塗った漆をテレピン油を浸み込ました布でふき取って塗り直しました。仕上がりを考えると致し方がありません。次回以降は少し工夫が必要です。漆を薄めに希釈して手早く作業するしかありませんが・・・

2回目の摺漆でこんな感じになりました。

一回目に比べ、少しですがつやが出ているように見えます。

 

 

 

 

 

 


漆塗り

2018年08月24日 | 日記

 夢の実現に向けて日々奮闘中です。
一つ一つ課題を克服するプロセスを記録するためにブログを始めました。

自宅を店舗に改装するにあたり、初期費用を抑えたいので自分でできることはなるべく自分でやることにしました。

今日は漆塗りをしました。
使っていなかった総桐の座卓を引っ張り出して来て、数日前にサンドペーパーで表面を磨いておきました。(炎天下、キツイ作業でした)

 二階の工房では、これまで江戸和竿を作ったり、ちょっとしたレザークラフトの作業に使っていました。最近では専ら蕎麦打ちのための部屋になっていました。

 天板はこんな感じです。

こんなに広い面積に漆を塗るのは初めてなので、いつもお世話になっている上野の漆屋さんに相談して「瀬〆漆」を使うことにしました。
瀬〆漆は、中国産の生漆です。写真にあるのは一本100gで2,160円です。ちなみに国産の漆は7~8倍値段が高くなります。後ろの缶は漆を希釈するためのテレピン油です。 



さて、いよいよ漆塗りです。この生漆は人によっては皮膚がかぶれるので注意が必要です。
私はこれまでに何度か痛い目に遭っているので、長袖・二重のゴム手袋、隙間にガムテープといった万全?の態勢で作業開始しました。
今回の漆塗りは刷毛で塗るといったものではなく、木地に漆を摺り込んでいくいわゆる「摺漆」の技法で行いました。

作業完了です。多少、斑がありますが、この作業を4・5回繰り返していくにつれ目立たなくなり、いい艶も出てくると思います。

 こんな感じです。

この座卓は、お店の和室で使うことにしています。