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出羽景観都邑会

街と田園が調和する形を、出羽の国から、探して、磨いて、創って、伝えていきたい。【でわとゆう会】080101出発

山形冬景色1

2009-01-03 22:00:55 | Weblog
 年末になって山形が漸く雪景色になりました。山形は雪によって辛い冬を乗り越えなければなりませんが、雪によって田畑が肥沃な大地になり、また夏場の渇水にも対処できている。そのうえ、このような風景がすぐ見られる恩恵に預かっている(上の写真は2日夕方、西側からの山形市街地方向)。
 雪原の田んぼの向こうに、蔵王連峰を主とした奥羽山脈が控え、市街地が存在感を強く、そして可愛くしている。
 こういう景観が、毎日のように見られる仕合せを喜びたい。

新年の朝に

2009-01-02 18:46:25 | Weblog
 1年前に訪ねた山形聖ペテロ教会は、静かな新年の朝を迎えていました。数年前に壁の塗り替えをされたようで、塗料が厚く塗られていますが、100年前の姿をしっかり保っています(上の写真)。私はクリスチャンではありませんが、何かの機会にお役に立てないかと思っています。雪掻きでも手伝えないだろうか。
 ところで、大晦日に訪ねた両所宮からの帰り道に、素敵な建物に会いました。一つは、お宮前の通りにシャキッと立ち姿を見せてくれたのは、ある工場の事務棟でしょうか(2番目の写真)。漆喰の壁面と開放的で可愛らしい窓が、建物の性格を表しているようなやさしい顔に見えます。室内からの外景色も素敵でしょう。

 もう一つの風景は、私のお気に入りの場所の近くの蔵の状況です。この辺りには蔵がまとまって残っているのですが、奥に見えるものが近く取り壊されると聞きました。前にあった建物が最近撤去されて、蔵と古民家が見えています。

歳の始めに2009

2009-01-01 18:24:51 | Weblog
 新しい年になり、このブログは「追体験」を軸にしながら展開することにします。「環境は常に変わりつつある」という思いからです。「無常」であることを能動的に捉えれば「不易流行」につながるのでしょうが、果たしてどこまで接近できましょうか。
 新年最初のブログですが、昨日の画像を掲出します。上の写真は、山形市内のオシドリです。オシドリは「山形県の鳥」ですが、霞城公園の堀に姿を見ることが出来なくなって残念な状況ですが、今冬も両所宮に一羽だけ渡ってきているようです。
 大晦日の両所宮は、地域の皆さんが元旦を迎える除雪などの準備をされていました(下の写真:随神門)。改めて通りから正面を望んで見ると、この神社の地域における位置づけ(重要度)が十分理解できるように、街の構造の中心に据えられていることが分ります。随神門はいわゆる山門ですが、神社に山門とは神仏混淆でしょうか、私には不思議。

 かつて大事にした思いを、今一度表現すれば(安心して良く見えるようにすること)、もっとこの景観、この名所が引き立つことでしょう。