いのくま商店街の喫茶店で、さんざん悩んだ。
このまま、泉桶寺・東福寺まで行くべきか・・・
どちらも行きたいところだけど、かっしーのお墓の後なのか
寄り道してる場合じゃないよ、霊山だよ!って焦ったのか?
まぁ、今振り返れば「行けたね」って(笑)
美味しいチーズトーストを食べて、祇園方面に戻った。
でも、やっぱり寄り道。
ちどりやでお買い物。
東大路通りは凄い人!
こりゃ大変っと、適当に路地に入ってあっさり到着
六波羅蜜寺。
京都はニュートラ状態がイチバンかも。
目的地めがけて一直線は
いっぱい誘惑があってできないよ。
醍醐天皇の皇子、空也上人によって開創され
源氏・平氏の中心史である六波羅蜜寺
ここにきたかったんだよ~
重みある本堂内陣も気になるけど、ここはごめんなさ~い
先に空也上人に会わせて下さいとばかりに
まずは、宝物館へ。
入り口正面に扉を開けると、はい空也上人お待ちかね。
いきなりかい!
『念仏を称える口から六体の阿弥陀が現れた』という伝承をもとに
何とも、本で初めて見た時は、かなりの衝撃だった。
うーーーん、あれから何○年の時を経て
遂にこの時!感激!
全身を見ると「写実的」といわれるのが
よくわかる。
見つめていると、今にも歩き出すんじゃないの?
って、そんな錯覚を覚えるほど。
他には藤原・鎌倉期の仏像がずらりと。
松阪ばりの迫力ある下半身の四天王。
六波羅でこの人は、外せない清盛坐像。
朱の中へ血を点じて写経した頃の像とのこと。
(そういえば高野山展で、血曼荼羅も見たなぁ)
本堂と弁財天さまにも、お参りをして
ここでのもう一つのお楽しみ、おみくじTIME。
『開運推明おみくじ』といって、
自分生年月日と性別を記入すると、中国古来の推明学によって
占われた2月4日からの1年間の運勢を教えてもらえる。
1回300円、良心的!
私の場合は、
『大運は傷官で年運は印浸(?です』
なんのこっちゃ??達筆すぎて字すらわかりません(笑)
でも大丈夫、後に詳しく・わかりやすく説明されています。
『自分勝手に進んで結局うまくいかなくなるのは、
本年が不運というだけではなく、自分にも問題があるのだから
よく反省しなくては、いけません。
猛進は避けて、周りの人の意見によく耳を傾けなさい』
そうそう・・・私にはそういう所あるんだよねーーー

妙に納得してしまった、こちらのおみくじ。
手帖に貼って、大事に持ち歩いています。
六波羅さんで教えてもらった、大事な自分への戒め、かな。
■ 参考資料~京都でのんびり/小林由枝(祥伝社黄金文庫)