クマ公のひとりあそび

史跡を訪ねて墓所の為なら林の中を1人でも進む。でもうまいもんは決して外さない。そんなクマ公の旅日記&雑記。

会津旅行記 その15~後ろ髪をひかれながら編

2005-06-29 22:06:09 | 旅のおもひで
城内を歩きすぎたようです、体力はすでに限界でした。

う~ん、まだ見てない所もあるんだけどなぁ・・
時間はもう少しあるけど、この消耗した体で
やっつけで回るのも、どうかな?
と、ハイカラさんに揺られながら、思案しておりました。

そもそも、事前に用意した会津のお供の手帳を
ホテルに忘れた時点で、私は大失敗をしているのですが
それでも無事に回れたのは、至る所にあった地図や
案内図等、地元で用意して下さっている資料の
おかげでした。

手帳を忘れたり、心残りがあるって事はまた来なさいって事だよね。
と、自分に都合良く考えて、駅に着いた所で帰路へ・・・

電車の中で、鶴ヶ城で買った本読もう~と取り出すと・・・
ん!?茶色い?もしかして・・・?
本人はすっかり忘れていた珈琲牛乳(紙パック仕様)
自転車のかごに入れてたからですね・・・漏れております!
そ・し・て!こともあろうに、私の旅の宝に被害が及んでおります!

そんな・・・
私を今すぐ会津へ戻して!同じの買わせて~

会津旅行記 その14~鶴ヶ城後編

2005-06-24 22:15:09 | 旅のおもひで
決意を新たに、次はいざ売店へ。

充実しておりました、危うく色々手を出しそうに
なりましたが、私が購入したのは
歴史春秋社の「鶴ヶ城」と「会津藩と新選組」でした。
帰りの重さも苦にならず。

城内を歩いていると、目に止まったので思わずお写真を。

「ならぬことはならぬものです」

背筋をピシャリ!とされたかのように、凛とした思いに
なりました。
「曖昧」というオブラートに包まれながらの自分へ・・・


会津旅行記 その13~鶴ヶ城前編

2005-06-23 22:26:38 | 旅のおもひで
西郷邸跡お参り後、いよいよ鶴ヶ城へ。
予定では、桜に彩られているはずなのに・・・

(只今、猛暑の6月ですが、私が行ったのは4月で・・・
モタモタしてるので、未だ完結しておりませぬ)

お世話になった自転車を返却し、椿坂から入り、見えた!

でか!すご!広!!予想以上のスケールに感動。

でも、ここは戊辰戦争で西軍の総攻撃を受けた
悲劇の終焉地・・・気持ちは少々複雑です。

まずは、内部の展示から。
塩倉→一層~→と五層まで続いておりますが、私は
三層の「錦絵で描く会津戊辰戦争」スペースで
思わず泣きそうになってしまいました。

鶴ヶ城を最初に見るか、最後に残すが悩んだのですが
最後にして正解だったようです。
今迄、朝から触れてきた集大成のような・・・

展望フロアから、会津の町並みを見渡して一息。
頭の中はいつのまにか、永 六輔の
「♪知らな~いまぁ~ちを旅してみたい~い」
(すみません、父が好きで子供の頃よく聞かされたもので・・)

でも、鶴ヶ城の桜は絶対見たいから、ここにはまた来るもんね。
それにまだまだ勉強不足だし、はい。








会津旅行記 その12~甘味補充編

2005-06-22 21:11:57 | 旅のおもひで
天寧寺で体力を消耗してしまいました。
途中、ウィダーINゼリーで補給していた体力も
少々限界・・・
時間が勿体ないけど、ここでお茶時間をはさみました。

事前に気になるカフェもあったのですが、
今回私が行ったのは、天寧寺から鶴ヶ城方面へ下り、
市役所前を通過。(レトロな感で素敵でした)

栄町教会を寄り道して。
(少し迷いました、お米やさんのPがわかりにくかった~)
その近くの「珈琲館 蔵」で一息つきました。

ちょっと想像とは違ったんですけど(笑)
2階の落ち着いた空間で、ゆっくり休めたし
チョコワッフルSETは、珈琲共々美味しくって、
元気回復致しました。

ここまででもう、良い時間になってしまっております。
う~ん、絞って計画を立てたけど、やっぱり1日では
無理だったかなぁ・・・
明日の午前中に賭けるか?

迷いながらも、何はともあれ次は殿の待つ、
鶴ヶ城へ向かわなければ!           



会津旅行記 その11~天寧寺編

2005-06-18 23:20:50 | 旅のおもひで
いにしえ夢街道を戻り、開設板を目印に次は、天寧寺へ。

夢見亭のスタッフの方から、急な階段コースと坂道コースの
2つあることを教えてもらい、アドバイス通り坂道から目指しました。

こちらにある局長のお墓は、土方さんが会津藩留中の
慶応4年に建てたといわれています。

お墓までには、上り下りと結構厳しかったです・・・

先客の男性2人がおられましたが、
「私達はもう済みましたから、どうぞごゆっくり」
と、お心使いがうれしかったです。

局長の戒名は「貫天院殿純忠誠義大居士」
容保候より与えられたものです。
お隣には土方さんの戒名が書かれた慰霊塔が
並んでおります。

容保候の前では出せなかったMY線香で
静かにお参り・・・

と、その後の方がお見えになったので
ご挨拶後退散。
局長はやはり、人気がありますね。




会津旅行記 その9~会津藩主松平家墓所後編

2005-06-11 23:32:11 | 旅のおもひで
しかし、いつまでも立ちつくしてもいられませぬ。
意を決して、歩き始めてみました。
雪解け水が流れ、足場は少々悪かったけれど
「ここで、帰る訳にはいかないのだ!」
と、自分を奮い立たせ、の割りには足元だけを見つめて
黙々と登っていきました。

絶対天狗いるよな・・・

北海道なら間違いなく熊出没注意だよな・・・

途中何度か、くじけそうになる程の気の中をくぐり
急な石段を登りきると・・・
開けました、やった!

ここには、二代正経から九代容保候までの歴代藩主の他、
正室、側室、子女らの墓が並んでいます。

また帰ってからわかったのですが、
これらの墓はいずれも神道によって葬られたものであり、
土津神社に神葬されている会津松平家の藩祖保科正之の
神道研究の影響であるそうです。

巨大な石塔の前を一つ、一つ、合掌。
できることなら、すぐ降りたい・・・
でも容保候は最後の藩主、一番奥なんだよ・・・

やっと正面に辿りつきましたが、MY線香を
取り出す余裕はもうなく、また恐れ多くてあまり近づけず・・・
写真を撮るのも少々ためらったけど、
ここで眠っておられるのだなぁ、と
道中厳しかったので、感激ひとしおでございました。

帰りは、何だか晴ればれした気持ちで
あんなに怖いと思ったけれど、ここにもまた来ようと
参道を降りました。
出た瞬間、やっぱり気が違った~。
凄い気のトンネルをくぐり抜けてしまった、貴重な体験!



会津旅行記 その8~会津藩主松平家墓所前編

2005-06-05 22:39:43 | 旅のおもひで
武家屋敷から東山温泉方面へ、少し進むと
容保候を解説された看板があり、それが目印になります。

さぁ、佳境に突入でございます。

今回一番不安だった目的地になります。
それは友人にご紹介してもらい、こちらに来た事もあり、
勝手に心の中では師匠と呼ばせて頂いてる方曰く、

「日の明るい内に行けば、1人でも大丈夫かな・・?」

大丈夫、今はまだお日様サンサン。
住宅街の細い坂道を通り抜け、案内看板発見!
「何だ~、結構ギリギリまで民家があるじゃない」

自転車を止め、参道に出た瞬間・・・
ちょっとチビった(笑)
いや、違う!息を呑む、明らかに気が違う・・怖い!!
私はそんなに、鋭い方ではないのですが。
物凄く鋭い気が、頭上から注がれているような・・
もう、ビシバシ!
それに参道沿いの大木・・・エントどころじゃなし。

行けないかもしれない・・・





会津旅行記 その7~会津武家屋敷編

2005-06-04 23:45:53 | 旅のおもひで
いにしえ夢街道を軽快に自転車で下り、
途中通り道にあった「桐屋 夢見亭」で頑固そばを頂く。
えらく高かった・・・

家老屋敷は、会津藩家老西郷頼母邸を復元したものです。
江戸時代中期の和洋建築の粋を集めた豪壮かつ壮大・・・
と、案内絵図には書かれております。

大河ドラマ「新撰組!」のロケ地でもあります。
しかし・・・滝沢本陣後に復元はちときつい。
入館料もハイカラさん割引で750円。(だったはず)
他の入館料は、「保存の為に頑張って下さい!」的気持ちで
快く払えたけど、ここはどう?って感じでした。

ぶつぶつ文句を言ってしまいましたが、
どうしても行きたかったのが「佐々木只三郎さんのお墓」
入館料も仕方なし、目指せ墓マイラー!

武家屋敷内を駆け足で回って、佐々木さんのお墓は
奥まった所に静かにありました。
坂本竜馬を斬った男といわれておりますが・・・。

彼には彼なりの京都見廻組の義があったのだろうなぁ
と思うと、こちらにも来て良かったかなと。

順路通りに進むと、最後はおみやげ屋さんを通らないと
出られない仕組みになっております。
うまいなぁ~と思いつつ、つい見てしまう(笑)
友人へのおみやげに、蜂蜜ならぬ「生蜜」と
途中で飲もうと、珈琲牛乳を自分用に購入。
この珈琲牛乳が後に、悲劇を招く・・・