今日で3日目の雨
この雨のおかげで我が家のワイルドガーデンが、日に日に野性味を増しております。
草刈りした~~~い!!
雨が続くと思い出されるのが、椎名誠の『雨がやんだら』です。
とある晴れた日、男が浜辺でちいさな箱を拾います。
箱のなかにはいくつかの小物とノートが一冊入っていました。
男はノートを乾かし、ページをめくるとそれは日記帳でした。
主人公の女の子が住む町では何ヶ月も雨が続いています。
長雨により学校は休校で、お友だちとも遊べずにいます。
病院は人であふれ熱を出した小さな弟の診察もかないません。
毎日毎日雨が降るせいで、川がはんらんし街が水にのまれてしまいます。
昨日見えてた屋根が、今日は見えなくなりました。
優しかったおばさんが徐々におかしな行動をとるようになります。
いかだに乗ってどこかに行く人もいます。
とうとう女の子の一家もボートで避難するときがやってきました。
女の子は宝物といっしょに日記帳を箱にしまって、明日ボートに乗ります。
日記はここまでです。
記憶のない男はなぜか涙を流します。
※あらすじの一部手直しました。先に読んでた方ごめんなさい。
随分読んでないのでうろ覚えですが、こんな感じの短編小説です。
この小説のすごいのは、小学生の女の子視点で書かれてるってことです。
子どもの目線で日記のように淡々とつづられてるんですが、
降り続く雨によって街が水没していく情景が目にうかび、
実際こんなことが起きるのではないかと想像できて怖いです。
これを書いてたら、本棚探して読み返したくなってきました。
父ちゃんも仕事に行ったし、こんな雨の日はコーヒーでも飲みながら読書三昧でもいいかな?
ボクのお散歩もお忘れなく!