語彙調査について話した。語彙を考える、おおもとにある、語を調査する、となるのであるが、これを知る、できる人がわかるような、当然のことなので、それがかえって、初学者は手こずって、わかりづらい。語、語彙、語彙調査と進めて、延べ語、異なり語のことを説明する。日本語は国語文法の単位で自立語、付属語に分けるので、それを前提にすれば、全数調査より、自立語となり、語構成で単語とするものを見ることになる。語彙における語は、調査の項目とするもので、これが一致しないと、計算が変わってくる。それはその通りだと言って、学校文法を学習してこなかったのかどうか、名前コトバ、動きコトバ、飾りコトバ、くっつきことばの学習のパラダイムシフトの時代ではなかろうに、学習していても、言葉のきまりで、文法という語の、名詞動詞を、そう呼ぶ何かを知るのは、英語教育、ほかの言語などの影響で、単位の取り方が、まちまち、ばらばらになるので、そこからスタートすると、10歳のころに習得する国語の品詞分類が問われる結果となって、いまどき、学校時代に、如何に国語を知らないか、学習対象にして知っているのだけれど、規範とした共通知識を待たないか、学力のこともあって、すでに成人となって日本語を自由に操っているのだから、そこに理屈にせよ、理論にせよ文法単位を納得させるところ、実践練習が必要となる。しゃぼんだまの歌を十八番として説明して、これを自動品詞分解ツールにかけて、いかなる結果が出てくるかを、その実際の問題がわかるまでに、手作業で考えてみる練習、演習として課すかたちとなる、小学唱歌、春が来た、を語彙の対象と扱う。そして、これほどに単純かつ明快であるはずのものが、品詞分解を国語の文法に沿ってやることすら、できない、としか言いようがないくらいに、その延べ語数と異なり語数の数値が、合わない、ばらばらになる。アルファベットを筆記体で書かない、とか、算数の分数計算ができないとか、そういうレベルでパーミル単位を話してみて、千分比の数字がわからないような、それは語彙量によるので、いまは100分比、頻度の計算になって、手元のスマフォで頻度率などは計算機よろしく、答えとなる数字をはじいてくるので、その、おおもとになる語のことを、当然のこととしている常識から問い直すことになる。語彙調査を国研が計算機事業として始めて、いろいろと実験してくれたので、そのサンプリング調査の見方まで及ぶには、基礎も基本も基準もない、その常識をまずとらえなおすようなことである。ここで、しゃぼんとか春とか、童謡と呼ぶようになった唱歌の類で共有する歌詞は、実は日本語の難しさを知ることになるので、いっそ、夏目漱石の作品を文章とする、その語彙調査にすると、知識欲を満足させられるのか、どうか。余談に漱石全集を夜な夜な、14歳のことである、読みふけったわたしの記憶では、文章も語彙も、日本語らしからぬこととなってしまって、文体も漢語も影響下に何年を過ごしてきただろう。なにか、語彙は対象に作品をひとつと鍛える素地のことである。学生時代となると、わが師の語彙講義には、予習するその調査に、1週間に10冊読んで来いと言われて、古典文学全集をまじめに読んでいた、かどうか、語探しにめくっていたし、その時代には総索引と用例索引づくりが研究にはやっていて、古典対照語彙表の下地となっていた。文学研究の作品を、丸ごと語彙のこととして、手作業でのカードつくりのことがあったのである。
語彙調査について話した。語彙を考える、おおもとにある、語を調査する、となるのであるが、これを知る、できる人がわかるような、当然のことなので、それがかえって、初学者は手こずって、わかりづらい。語、語彙、語彙調査と進めて、延べ語、異なり語のことを説明する。日本語は国語文法の単位で自立語、付属語に分けるので、それを前提にすれば、全数調査より、自立語となり、語構成で単語とするものを見ることになる。語彙における語は、調査の項目とするもので、これが一致しないと、計算が変わってくる。それはその通りだと言って、学校文法を学習してこなかったのかどうか、名前コトバ、動きコトバ、飾りコトバ、くっつきことばの学習のパラダイムシフトの時代ではなかろうに、学習していても、言葉のきまりで、文法という語の、名詞動詞を、そう呼ぶ何かを知るのは、英語教育、ほかの言語などの影響で、単位の取り方が、まちまち、ばらばらになるので、そこからスタートすると、10歳のころに習得する国語の品詞分類が問われる結果となって、いまどき、学校時代に、如何に国語を知らないか、学習対象にして知っているのだけれど、規範とした共通知識を待たないか、学力のこともあって、すでに成人となって日本語を自由に操っているのだから、そこに理屈にせよ、理論にせよ文法単位を納得させるところ、実践練習が必要となる。しゃぼんだまの歌を十八番として説明して、これを自動品詞分解ツールにかけて、いかなる結果が出てくるかを、その実際の問題がわかるまでに、手作業で考えてみる練習、演習として課すかたちとなる、小学唱歌、春が来た、を語彙の対象と扱う。そして、これほどに単純かつ明快であるはずのものが、品詞分解を国語の文法に沿ってやることすら、できない、としか言いようがないくらいに、その延べ語数と異なり語数の数値が、合わない、ばらばらになる。アルファベットを筆記体で書かない、とか、算数の分数計算ができないとか、そういうレベルでパーミル単位を話してみて、千分比の数字がわからないような、それは語彙量によるので、いまは100分比、頻度の計算になって、手元のスマフォで頻度率などは計算機よろしく、答えとなる数字をはじいてくるので、その、おおもとになる語のことを、当然のこととしている常識から問い直すことになる。語彙調査を国研が計算機事業として始めて、いろいろと実験してくれたので、そのサンプリング調査の見方まで及ぶには、基礎も基本も基準もない、その常識をまずとらえなおすようなことである。ここで、しゃぼんとか春とか、童謡と呼ぶようになった唱歌の類で共有する歌詞は、実は日本語の難しさを知ることになるので、いっそ、夏目漱石の作品を文章とする、その語彙調査にすると、知識欲を満足させられるのか、どうか。余談に漱石全集を夜な夜な、14歳のことである、読みふけったわたしの記憶では、文章も語彙も、日本語らしからぬこととなってしまって、文体も漢語も影響下に何年を過ごしてきただろう。なにか、語彙は対象に作品をひとつと鍛える素地のことである。学生時代となると、わが師の語彙講義には、予習するその調査に、1週間に10冊読んで来いと言われて、古典文学全集をまじめに読んでいた、かどうか、語探しにめくっていたし、その時代には総索引と用例索引づくりが研究にはやっていて、古典対照語彙表の下地となっていた。文学研究の作品を、丸ごと語彙のこととして、手作業でのカードつくりのことがあったのである。
> Maria でございます。m(_ _)m
なにやら文体が野坂 昭如さんみたいな感じになっているので、「さては、飲みながら書いているな?」(うちの所長もしょっちゅうやってます)と思いつつも、「語彙調査」については我々も一家言あって、内容に関しても(我々同様、この WebLog に興味を持って下さっている方々に)理解しておいてほしいと思うので、ちょっと添削・補遺をしておこうと思いました。
「余計なお世話だ」とお叱りを頂いても当然ですが、気に入らなければ承認しなければいいだけの話なので、とりあえず。
著作権だのなんだのとうるさいことは言いませんので、適宜修正してそのまんま使っていただければ光栄です。
まこと、炯眼に接し、光栄に思います。
飲みながらでなく、疲れた頭をたたいて音がしない、のでした。
ここまでのところで、ブログ記事を思い出した。
次は、マリアさんのもの
http://animaleconomicus.blog106.fc2.com/blog-category-15.html
>いきなり文章講座 その6
○長く入りくんだ文章をどう料理するか
そして、次は、添削例で、同じ方かどうか。
http://animaleconomicus.blog106.fc2.com/blog-category-15.html
>「学際」とは何か
「おれだったら、こう書く」
外部サイトで、文章の書き方講座を開いておられたような、そんな気がする。
しかし、3点ないし4点、内容についての理解が届かなくなる恐れがあるので、それをただしてからのこととなる。
1 学校文法に、くっつきことばとあるのは、助詞のことである。
>くっつきことばの使い方が楽しくできる授業. 助詞の使い方が正しく使えているか 小1-練習帳
2 計測値の分布、パーセンタイル(百分比?percentage[)を言うのでない。
>パーセンタイルは全体における自分の位置
3 「丸ごと語彙の蒐集対象」ではなく、
言うなら、「語の収集」のことになる。
4 「感得」「その基礎となる『常識』」「いそしむ」etc.
丁寧なコメントをありがとうございました。
添削をいただいたものを、公開します。