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フクシマを歩いて |
徐京植 | |
毎日新聞社 |
¥2,200+税 毎日新聞社 2012/3/25発行
ISBN978-4-620-32128-8
すごく読み応えがあった。
そしてすごく、よかった。
書いてあることがいちいちもっともで、すごく共感できる。
『フクシマを歩いて』というタイトルだけど、震災後のフクシマをテーマに書いているのは、四部構成の第一部のみ。
Ⅰ フクシマを歩いて 原発災害日録
Ⅱ こういう祖国 韓国滞在その後
Ⅲ 春に死を想う 身辺の出来事から
Ⅳ 予測不可能 ディアスポラから見た日本と世界
ぜひ皆さん、読んでください。
> 石原知事のような存在、彼を支持する多数者の存在は福島の原子炉に空いた穴のように、私たちに緊張と不安を与え続けている。(31頁)
日本人である発行人も同じことを感じます。
在日朝鮮人の方々にとってはいかほどかと思います。
震災直後に石原が立候補したときには、きっと再選されるだろうと予想できるだけに怖気をふるったものだ。なんで東京都民はこいつに投票するわけ!?
名古屋市民が河村に投票するのもたいがい理解できんけど。
…というのは脱線です。