脳天気にもホドがある。 ―燃えドラ夫婦のリハビリ日記 | |
大矢博子 | |
東洋経済新報社 |
¥1,300+税 東洋経済新報社 2010/11/4発行
ISBN978-4-492-04399-8
おもしろいー!!
なんども声出して笑っちゃったよ。
名古屋人なら特に笑える。
ドラゴンズファンならさらに笑える。
鉄ちゃんだったらもうひとつ笑える。
> 本書は「リハビリより鉄道、介護よりドラゴンズ」という脳天気な夫婦の、発病から1年間のお笑いリハビリ日記です。
大矢博子、「本の雑誌」で好きな書評家なんだけど、さらに好きになってしまいました。
この夫婦、ステキ!
失語症のリハビリに、「これはなんですか?」絵カードを見て答えるというものがある。
> 「(ピーマンの絵を見せて)これはなんですか?」
> 「パーマン」
> 「にんじんの絵を見せて)これはなんですか?」
> 「にんげん」
> 後ろで笑い死ぬ。
> 失語症者は一生懸命なので、言い間違いを笑ったりしてはいけないと本には書いてあった。が、いや、これは笑うよ、なあ? っていうか、先生もがまんできずに笑ってるし。パーマンでもいいじゃないか、にんげんだもの。夫もなんかツボにハマったらしく、笑いコケてる。(43頁)
笑った~~~。
ここで自分で笑える夫がいいよなあ!
ユーモアのある人が強いね、こういう時。
> 担当看護師の寧々さんが「カンファレンスのレポートが出たので、金曜日の夕方にちょっとお時間戴いてもいいですか?」と聞いてきた。
> 「ダメです」と即答。
> 「え、なにかご予定が?」
> 「予定ってアンタ、その日はセ・リーグの開幕戦だがね!」(109頁)
カバー見返し裏の著者紹介。
> 座右の銘は「岩瀬で負けたらしょうがない」。
…それは座右の銘か。
ちなみに、あとがきで書かれている「大分で夫が転んで大腿骨骨折、入院」における別府温泉湯めぐり旅日記が、「本の雑誌」2010.8~9月号で書かれています。ここで紹介されてたスパポートってのに載ってるテーマソング「湧くもの達」が、抱腹絶倒。
http://www93.sakura.ne.jp/~hana/beppuonsendo/onsendo_ouenka.htm
歌詞発見。
笑える~~~~。