![]() |
とんずら屋弥生請負帖 |
田牧 大和 | |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
¥1,700+税 角川書店 2012/1/31発行
ISBN978-4-04-874247-4
『三悪人』が悪いヤツばかりの話。
こちらはみごとにいいヤツばかり。
絵に描いたような悪いヤツもいるこたいるけど。
船宿「松波屋」は、裏家業「とんずら屋」を営んでいる。
男前と評判の船頭、弥吉。実は女。女将の姪で、弥生という。
近江小国の跡継ぎと、本陣を拝命する旅籠の娘のあいだに生まれた子。
当主の座を狙うものたちの目を逃れるために、男の形をして。
いろいろな事情を抱えた、とんずら屋の客たち。
弥生自身に伸びる探索の手。
これはまだまだ続きそうですねえ。
この一冊だけでは、ちょっと物足りないよ。伏線張りっぱなし。
はやく続きが出てくれよ~。