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読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『シノダ課長のごはん絵日記』 篠田直樹

2019年03月22日 | 読書日記

『シノダ課長のごはん絵日記』 篠田直樹
¥1,300+税 ポプラ社 2013/4/20発行
ISBN978-4-591-13386-6

オールカラーでこの値段はすごいな。
面白そうだと思って手に取ったのだけど、実際に読もうとすると手書き文字がたいへん読みにくい。活字部分を拾って読みました。

事前知識ぜんぜんなかったけど、TVで話題になって書籍化したんだったのね。
愛知・岐阜が多くてなかなか興味深かった。とんかつ貴船に行きたい…。

活字を拾ってコラムを読むと、153頁で爆笑した。
シノダ課長は友人に恵まれていたようだ。やさしい那須君は今どうしているだろう。小柳君の母君の弁当は今だったらインスタにあげてほしいっていうか、息子があげるはずだ。見てみたかったのぉ。


『マンガ熱』 斎藤宣彦

2019年03月17日 | 読書日記

『マンガ熱』 斎藤宣彦
¥1,800+税 筑摩書房 2016/7/25発行
ISBN978-4-480-87387-3

荒川弘、岩明均、大友克洋、くらもちふさこ、島本和彦、しりあがり寿、田中相、ちばてつや、藤子不二雄Ⓐ、藤田和日郎、諸星大二郎(五十音順)

『漫画の仕事』に同じく。
こっちのほうが、インタビュアーが前面に出て語っちゃっててちょっと…。


『遠いむかしの伊勢まいり』 大下武

2019年03月16日 | 読書日記

『遠いむかしの伊勢まいり 朝日文左衛門と歩く』 大下武
¥1,500+税 KTC中央出版(ゆいぽおと) 2013/10/13発行
ISBN978-4-87758-443-6

副題が「朝日文左衛門と歩く」ですよ、思わず手に取りました。
伊勢まいりは、定年過ぎたら行きたいんですよ。自宅からお伊勢さんまでオール徒歩で。四国霊場巡りや知多四国に並んで、定年後やりたいことリストの上位。一番行きやすいし。
朝日文左衛門も、3回もお伊勢参りに行ってます。江戸を舞台にした時代小説ばかり読んでると、お伊勢参りは人生に一度行けるかどうかって思っちゃうけど、それに比べると、多い。私も最初、え、3回も!? と思ったけど、そこは地の利。名古屋から伊勢は近いんだよね。
おおむね五泊六日前後で行って帰ってきています。

読んでいると、行ったことのある景色や施設が頻出し、親しみを感じます。

名古屋城周囲の地図も楽しい。
現在の建物名と、当時の屋敷名が併記されていて、わかりやすい。

面白かったー。
これは読んでよかったー。

 

伊勢型紙の伝統産業会館:鼓ヶ浦駅下車、海のほうへ10分ほど。鈴鹿墨と伊勢型紙の展示施設。これ、行きたい!


『漫画の仕事』 木村俊介

2019年03月14日 | 読書日記

『漫画の仕事』 木村俊介
¥1,350+税 幻冬舎(幻冬舎コミックス) 2018/3/31発行
ISBN978-4-344-84108-6


海野つなみ、いくえみ綾、冬目景、荒川弘
四人の女性漫画家たちのインタビュー集。
最近、今頃になって『銀の匙』にハマっているので、荒川弘目当てに読みました。『鋼の錬金術師』がこの人の作品だと知らなかつたほどのいっそ天晴な俄ぶり(笑)。アナログだったんだーとか些細なことにも興味津々。


『ライオンはとてつもなく不味い』 山形豪

2019年03月12日 | 読書日記

『ライオンはとてつもなく不味い』 山形豪
¥1,300+税 集英社(集英社新書ヴィジュアル版) 2016/8/22発行
ISBN978-4-08-720847-4

そうか、ライオンは不味いのか。

>  あらゆる関係が「弱肉強食」で決まるアフリカの原野。弱ったものは瞬く間に被食の対象となる彼の地で、ライオンなどの大型肉食獣は衰えとともに最期を迎えることも多いという……。その理由は「とてつもなく不味い」から。(カバー見返し)

タイトルに惹かれて手に取った本だけど、いやいやいや、写真はもちろん、文章もうまいよ、この人!
読み応えありました!

44-45頁、母親のもとへ駆けていくチータの子。の写真はかわいい! 惜しむらくは、見開きページできれいな一枚絵として見られないことだ。

52-53頁、「あまりに平たかったため、それが何であるか判別できなかった」という死ぬ間際のライオン。表紙の元気なライオンですら、下半身は細いんだよねー。なんかちょっと見る目が変わった。

象牙取引を禁止することで象の密猟を止めるべきで、今すぐ象の保護をもっと進めないと本当に象が滅んでしまいかねない、そうなったら戦犯は日本とアジア諸国だ。


『極小農園日記』 荻原浩

2019年03月10日 | 読書日記

『極小農園日記』 荻原浩
¥1,500+税 毎日新聞出版 2018/3/15発行
ISBN978-4-620-32506-4

萩原浩は自宅の庭の一角で、小さな畑を耕している。
花より野菜、食べられるものがいい、という実利主義は私の好みととても合う。私はン十年も前に一人暮らしを始めた際、ベランダで野菜が作れないか真剣に検討し、「ジャガイモ作れないかなあ」と姉に言って思い切り軽蔑の目で見られたことがある(笑)。
結局プチトマトかなんか作ったんだよな、確か。

荻原浩の話です。庭の極小農園の話(秋冬編)を始めとしたエッセイ集。書下ろしで極小農園日記(春夏編)も。
びっくりなのは表紙を含めたイラストも本人の手によるものだということだ。器用な人だねー。

大きなプランターの置ける広いベランダのある部屋に住む日がいつか来たら、曲がってもいいからキュウリを植えて、筋が入ってもいいからトマトを育てたい。あこがれだわー。


『バッタを倒しにアフリカへ』 前野ウルド浩太郎

2019年03月08日 | 読書日記

『バッタを倒しにアフリカへ』 前野ウルド浩太郎
¥920+税 光文社(光文社新書) 2017/5/20発行
ISBN978-4-334-03989-9

これも表紙のインパクトとタイトルに惹かれた本。
裏表紙を見たら〝現地のミドルネーム「ウルド」を授かる〟なんてあるから、奇天烈な格好をしてはいてもきっとなにかしら認められる研究をしたのだろうと期待して読んだら、論文はいろいろ発表しているようだけどアフリカを蝗害から救う画期的な何かをしたってわけじゃないよね……? 
確かに熱意はすごいっぽいので、これからなのかなー。
ニコニコ学会で知名度が先行して、本が出るのもいいけど、研究頑張ってくださいねー。


『どうぶつたちの給食時間』 並木美砂子

2019年03月06日 | 読書日記

『どうぶつたちの給食時間』 並木美砂子
¥1,500+税 旅するミシン店 2017/8/28発行
ISBN978-4-908194-04-7

表紙とタイトルに惹かれたんだけど……。
ちょっと思ったのと違った。
イラスト見て、あーあかわいーだけで済むならいいかもだけど。
少しくらいは「知る喜び」が欲しいな、読書には。


『無脊椎水族館』 宮田珠己

2019年03月05日 | 読書日記

『無脊椎水族館』 宮田珠己
¥1,800+税 本の雑誌社 2018/6/25発行
ISBN978-4-86011-415-2

ウミウシ好きで『ウはウミウシのウ』なんて著作まである宮田珠己、水族館でもフツーの魚や人気のペンギン、アシカやイルカ等には目もくれず、ちょっと変わった水棲生物たちを重点チェック。
日本各地の水族館をめぐった、宮田珠己的レポート。

個人的には地元名古屋港水族館レポがやはり気になる。
巨大メインプールを絶賛。イルカパフォーマンスのスタジアム下部。イルカが水中で助走して空中に飛び出す、助走のほうが見られる。そういえばそんなのあったような。もう何年も行ってないから記憶があやふや…。
深海ゾーンの通路の一角に展示してある古い潜水服にも食いついてます。これこそまるきり記憶にない!
やっぱ見るとこ違いますねー。
久しぶりに行きたくなりました、名古屋港水族館。

クラゲ好きな私がいつか行きたいのが加茂水族館。
美しいな! どの写真見ても最高に美しい! この造形の妙よ、人知を超えた美よ!
この水族館にだったら一日中でもいられわー。

そのほかの私の知らない各地の水族館で、カニとかタコとかエビとかフジツボとかスケーリーフットとかクサビライシとかウミシダとかカブトガニとかオウムガイとかもちろんウミウシとかナマコとかミズダコとかフグ迷路とか。
あー楽しかった。

149頁:海響館のレポに、『魚たちの愛すべき知的生活』でも紹介されていたフグの巣についての言及あり。巣のレプリカが展示されてるらしい。レプリカでもいいから見てみたいもんだなあ。