スペイン便り Cartas desde España

ZaragozaとVitoriaでの日々の生活とサッカー観戦

Bilbao

2015-11-30 | 旅行
サマータイムも終わり、Vitoriaでの生活も1ヶ月が過ぎようとした、10月最後の土曜日、バスターミナルに急いだ。
行き先は、バスク州País Vasco最大の街、Bilbao。
この街は、Viotoriaから北にわずか65Km。バスでも50分程度で到着する。

今回は急きょ予定を立てたため、前日にホテルとレストランの予約をした。
しかし、行きたいと思っていたレストランからはメールの返信がなく、週末でもあり、半ばあきらめていた。
名前は、ETXANOBE。
このレストランの件は、改めて書きたいと思う。

初めての訪問であったため、観光名所である、グッゲンハイム美術館とビスカヤ橋をゆっくりと回った。
美術館のそばを流れる、ネルビオン川Rio de Nervion周辺は、きれいに整備されていて、市民の憩いの場ともなっている。
週末であったため、美術館の周りは多くの人であふれていた。

ビスカヤ橋は、市内から地下鉄か近郊線で20分程度。
ネルビオン川がビスケー湾にそそぐ河口付近にかかる、世界最古の運搬橋である。
1893年に作られ、長さ160m、高さ50m、世界遺産に登録されている。
高さ50mに設置されている歩道を歩くことができるが、当日は風も強く、かなりスリルを味わえた。


Bilbao。
Vitoriaからとても近いのだが、沿岸にあるため、Vitoriaと比べて、気候が温暖で、整備された港街。
近いうちに、再訪したいと思う。



Jornada 13 en la Ipurua, LIGA BBVA 15/16.

2015-11-29 | サッカー
今シーズン最初のEl Clasicoは、4-0という思いもよらぬ、FC Barcelonaの圧勝で終わった。
Real Madridは、その後のチャンピオンズリーグでも、何とか勝利したものの、3失点を喫して、監督退任報道がメディアを賑わす事態となった。

そんな中、Eibarは本拠地IpuruaにReal Madridを迎えた。
このスタジアムの収容人数は、わずか6000人ちょっと。
なんとかチケットを購入しようと、周りの人達に声をかけたが、購入できず、TV観戦となった。

この試合、乾選手にとっては、第9節のFC Barcelona戦以来、約1か月ぶりのスタメン出場であった。
現在6位につけるEibarにとっても、乾選手にとっても、重要な試合となった。

結果は、0-2でReal Madridの勝利に終わった。
乾選手はフル出場であった。

Eibarにとっては、2点目のPKでの失点が痛かった。
乾選手は、守備はもちろんだが、FC Barcerola戦よりも攻撃に絡めており、個人的には良かったのではないかと思う。
今後の活躍に期待したい!

Parque de Salburua en Vitoria-Gasteiz

2015-11-23 | 日記
学会の終わった週末、この街で一番大きなSalburua公園(国立公園)に行った。
街の中心から東に約3Kmの場所に位置しており、206haの面積を誇る。
調べてみると、これは東京ディズニーランド4個分の面積と同じようである。


当日はあいにくの天気であったが、自転車で20分くらいで着いた。
公園内は湿地帯が続いており、多くの野鳥とトナカイに会うことができた!
湿地帯の中に、動物を観察するための小屋が2ヶ所あり、その中で息をひそめて、観察した。

何十頭ものトナカイが目の前を歩く姿は、正直感動した。


市内からこれほど近い場所で、自然を満喫できる街。
EU圏での緑の首都に選ばれたのも納得である。
また、トナカイに会いに行こうと思う。




El congreso en Vitoria-Gasteiz

2015-11-22 | 日記
シャワーの工事もひと段落した、10月中旬に、所属する教室が主催する学会がVirotiaで行われた。
学会の名前は“XIV. REUNIÓN ANUAL DE LA SOCIEDAD VASCO NAVARRA DE PSIQUIATRIA”。

Navarra大学と合同の学会で、毎年この時期に開催され、今年は14回目であった。

この学会で一番驚いたのは、参加費がひとり400€(約5万円)であったことである。
国際学会ならわかるが、国内学会で、しかも身内のような2つの大学主催の学会で、この値段は信じられない。

初日のプログラムが終了後には、旧市内にある、Santa Maria教会の見学ツアーに、妻と参加した。
この教会の見学は予約が必要で、行きたいと思っていたところ、たまたま学会のオプショナルツアーに組まれていた。

数年前から修復工事中で、見学ツアーでは、工事の様子も見学できる。
http://www.catedralvitoria.es/virtual/inicio.asp?idioma=i&visor=java
ただ、工事がいつ終わるのかは、皆目見当がつかない…。

見学ツアーの後は、懇親会がレストラン“El Portalón”で行われた。
ここは、Vitoria最古のレストランで、創業600年を越える。

食事はもちろん美味しかったが、その後のレストラン内でのコンサートが凄かった。
食事の始まりが22時、コンサートは24時過ぎから始まった。
自分は1時過ぎには帰ったのだが、聞くところによれば、ボスは最後まで踊っていたらしい。


翌日8時30分頃会場に着くと、すでにボスはスタッフと打ち合わせをしており、さわやかな笑顔で挨拶された。
スペイン人は恐るべき体力で、到底まねできない。
学会最後には、お互いの教室のレジデントによる、研究発表が行われた。
これは、各教室でレジデントが上級医の指導の下、研究を行うのだが、優れた研究2組に対して、助成金が与えられる。
やはり、選ばれた研究2組はプレゼンもうまく、デザインも優れており、とても勉強になった。

わずか2日間の学会であったが、興味深く、有意義な時間であった。
ボスと同僚に感謝したいと思う。