Koiの自己顕示+2

自己顕示欲の赴くままにあれこれ書いてみる玉石混合ブログ

スパークス来日公演@渋谷O-EAST

2009-04-24 04:30:02 | 音楽系
ヒラサワの余韻まだ醒めやらぬ今日この頃ですが、今宵はスパークスの来日公演を観に渋谷O-EASTへ。O-EAST/WEST界隈に来るのもこれまた6年ぶり(ちなみに6年前はジェラルドの20周年記念ライヴ)。

まあ正直スパークスのアルバムって結局5,6枚しか聴いてない(ブログ名をアルバムの邦題からパクッてるくせに(笑))駄目っ子なんですが、あの「キモノ・マイ・ハウス」全曲再現とあればコレは行かなければならないでしょうと。


なんか事前の情報では「キモノ」全曲に"最新アルバム『Exotic Creatures Of The Deep』を含む21枚のアルバムから選りすぐりの曲"を披露、とかそんな話だったんですけど、フタを開けてみれば「エキゾチック」全曲のあと休憩を挟んで「キモノ」全曲+アンコールという構成。

で、前半の「エキゾチック」。これまたお恥ずかしい限りでナンですが「あ、そんなアルバム出てたの」程度の認識でまったくスルーしていて完全に全曲初聴き状態だったんですが、あの声・あのけたたましいピアノ系音色・つんざくギターの織り成すドラマティックなスパークス節にぐいぐい引き込まれて、知らない曲だからなあ…な聴きダルみ一切無く一気に聴かせていただけまして(家に帰ってから、買って帰ったそのCDを聴いてみたら全曲しっかり頭に残っていたことからも、いかに曲にインパクトがあったかと)。

ロンのコスプレをした妊婦たちが踊る「プレグナント」、タイトル通りフォトショップ(?)で拡大縮小回転コピーなどされるスクリーン上のピアノ相手にロンが必死に弾き真似する「フォトショップ」など、演出面も程よく趣向が凝らされていて印象的。


後半の「キモノ」のほうは演出的にも小細工一切なしの直球勝負で、かの名盤を再現。こちらはさんざん聴き親しんだ楽曲がポンポン飛び出して「踊れー」状態。

近年のアー写なんかよりよっぽど若々しく見え、実際ステージを縦横無尽に駆け回りパワフルに歌いまくるラッセル。無口のポーカーフェイスで終始淡々と演奏してるだけながら、時々動いては(笑)美味しいところを持っていくロン。

客が掛け合いをやめないので延々と続く「赤道」にバテバテになって倒れこんだラッセルに、「まあこれでも着なさい」みたいに脱ぎ捨ててあったジャケットをロンが着せようとするところ(で、いちど袖を通そうとするものの、「…つーか暑くて着とれんちゅーねん!」みたいに再び放り捨てる)が最高にツボッた。


アンコールではこれまた嬉しい「恋の自己顕示」からの曲など3、4曲を披露して幕。たっぷり2時間半超の素敵なライヴでした。

まあ開演がちょっと遅い(19時30分)せいで帰りの電車が危うかったりしたけれど(笑)。




まーあとは物販に並んでたらパンフがまさに目の前で売り切れて(用意した数が少ないんじゃない?)ショックだったのと、なーんか終始隠し撮りしてる人がそばにいていちいち気になったなあと。


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