本日は池袋にありますシアターグリーンで上演されました一人舞台「マナナン・マクリルの羅針盤」を観劇。
シアターグリーンに来るのもそういや「舞台版 千年女優」(2011年2月)以来だなぁーあの時はその2週間後にあんなことになって大変だったなあーとか思いつつ、前回はちょっと道に迷って大変だった記憶があるけど今回はあっさり到着。
入ってみましたら大変狭く舞台も狭いベースシアター。
そんなとこで女優さん一人がテーブルと羅針盤を小道具に、全ての登場人物を一人で演じて綴る2時間の冒険活劇(途中10分休憩あり)。
出だしは割と様子見でう~んどうなんですかねえーと訝しげに見ていた私ですが、次第にええやん、ええやん?と気が付けば前半の1時間はあっという間に。
後半戦突入後、本気でちょっと限界らしくて劇を中断して舞台上で飲み食いするメタ展開があったり(その際のアドリブがことごとく滑りまくっていたのが本気で辛いんですね感をより際立たせておりました)、そんな疲労で呂律と台詞が怪しくなってゆく姿を「君も限界か。僕の尾てい骨も限界だ。」(狭いしパイプイスだし)とハラハラ見守る熱い(「舞台上は暑い!」(談))終盤戦を経ての怒涛のラストの圧倒的なスケール感は、狭い舞台の一人芝居な事など本気で一瞬忘れてしまう程に、そこに大海原と光輝く船を見せてくれる圧巻さ。
そして静かに幕を閉じる切ないラストにちょっと涙ぐんでしまった私。
荒削りっちゃー荒削りですが勢いで突っ走っていく様が痛快な一幕でありました。
終盤(専門用語多数の)おもいっきりファンタジーに舵を切る展開がご年配の方々にどう映ったのかはわからんです。
終演後アフター・トークとかあったみたいですが尾てい骨が本気でヤバいのでそそくさと引き上げたのでした。
あとティル・ナ・ノーグ(MSX版)のタイトルBGMが異常に好きな私です(←比較的関係無い)。
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