
今敏監督のアニメ映画「千年女優」を舞台化したものが再演される(というか、一昨年上演されていたことを知らんかったが)というので是が非でもこれは観ねばならん、となんとか時間を作って池袋シアター・グリーンへ。
先々週なんとかスケジュールがみえた時にようやくチケット購入(ちなみに昨年いち早くチケットを購入していてかなーり前のほうの席を確保していた日は、ものの見事に休みが潰れてパーになった(泣))したもので、数字的には結構後ろのほうの席っぽいなあ、と思っていたけど、いざ行ってみたらちょうどいい感じの高さでほぼ中央というベストポジッション!であった。
で、このこじんまりとした舞台と5人の女優と(ほぼ)椅子だけの小道具であの世界をどう再現するんだろう…と若干訝しがりながら開演の時を迎えてみましたら、映画の中のあの画この画が舞台から見えるわ見えるわ。びっくりするくらいの再現度で鳥肌立ちまくり。(映画を見たこと無い人にはどう映るんだろうかとは思う)
この劇用の書き下ろし楽曲(和田俊輔氏作)の数々もいちいち素晴らしく、正直引き込まれ度はこっちのほうが断然上ではないか(まあそりゃアニメと生身の人間が目の前で演技するのとでは当たり前ですわな)というくらい引き込まれた、あっという間の95分。下手するとこれを観れないで生涯を終えていたのかと思うと恐ろしくて身震いするほどです(ちょっとウソ)。
そして本編終了後のダンス・パフォーマンス~東京千秋楽の役者挨拶のあとに唐突に流されたのは完全想定外の平沢進「ロタティオン」(映画のほうのED曲ね)!!
…いやもう完全にやられました。
客席の明かりがついた後もしばらく流れていたその「ロタティオン」を、映画を見たときのことを少し思い出しながら(ちなみに大阪はミナミの千日会館という少しひなびた映画館で見た(もう9年も前か…))最後まで聴いて退席。
劇場出入り口で出待ち(?)していてくれた役者さんたちの、ファイナルファンタジーみたいな髪型のクールビューティーなおねーさんを間近で拝見して、ほくほくした気分で劇場を後にしたのでした。
っていうか今思えばその場でパンフにサインを入れてもらえたりしたのではないのだろうかorz
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