
本日は万有引力による天井桟敷「奴婢訓(ぬひくん)」の再演へ、座・高円寺まで。
音楽集のCDは聴いていたものの(ついでに言えば音楽だけでは特にグッとくるところも無かった)、どんな内容なのか全く知らないまま臨んでしまったりした私。
(召使)たちが、主人不在の中、替わりばんこに主人を演じる「主人ごっこ」を延々繰り広げる様子を、特にこれといったストーリーも無く描き続ける劇。
暗闇のなか一瞬光るマッチの光と匂い、役者たちの肉体的な躍動感、引き込むところはとことん引き込んで笑わせるところはとことん笑わす(MADMAXネタなんかもあり)メリハリ。J.A.シーザーの絶唱のなか役者たちが静かに舞台を去っていくラスト。次に何が起きるのか分からないなかでドキドキしながら異世界に身を投じていた2時間。
知った状態でもう一度見てみたいなあと。
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