刻字作品

刻字の作品がまもなく仕上がります


写真は、金箔を貼ったところ
これから、余分な金箔を筆でとります
ごみになった金箔の粉、料理には使えません
ごみやポマードなどがついているから
ほかの作品の材料にします

金箔のポマードは何でついているか？
金箔は薄紙に挟まれて売っています
その薄紙は油とり紙です
この紙に、金箔を貼り付けて、はさみで文字の大きさに切って、漆で貼り付けます
金箔が薄いので、紙に貼り付けていないと細かく切ることができません

やり方は
ポマードを別の紙に取り出し、バレン（版画のときに使うこするやつ）に少しつけます
そのバレンについたポマードを薄紙にこすり付けます
このとき多すぎると、髪がべとべと、少なすぎると、金箔がつきません
ポマードのついて薄紙を、金箔の上にそっと置きます
上から、「ふっ」と息をかけ、金箔と紙をとりあえず密着
竹のピンセットで、薄紙の上をなぞると、つきます
この紙を切る「はさみ」はそれ専用の「はさみ」（ものは何でもいい）にしておかないと、切れなくなってしまいます
使いまわしはだめです
文字の細長い部分は、いっぺんに貼らないようにして、小さく細長く木って、何度かに若手貼り付けます。金箔を細かく切ったら、人工漆を文字の上に指でたたくようにして塗っていきます
この漆が厚いと、金箔がこんもりしてしまいます
また薄すぎると、金箔が後ではがれてしまうことがあります
張り終えたら薄紙のごみが何枚も出ます
そのあと真綿でやさしく押さえます。

それが写真の状態です

つづく