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この街のどこかで

鳥は飛べるカタチ、僕は歩くカタチ。

MIRAI。

2015-01-14 22:59:07 | 日記
未来の話をしよう
なんて言ったことあったかなぁ
せいぜい3連休の予定か
一足飛びにあの世の話
車が空を飛んだって
宇宙人と出会ったってワクワクなんてしない
僕らの未来は明日あたりで精一杯
20年も先を思えば鼻がツーンとなる

その時に僕はそばにいれるかな
君は笑っているかな
この家に育ってよかったと
ハナクソくらいは思ってくれるかな

未来の話をしよう
なんて言われたことあったかなぁ
せいぜい保険か不動産
切れた賞味期限に告げられる程度のようこそ未来
大奥みたいなハーレムも
バカでかい宮殿での瀟洒な暮らしもいらない
願いがどんどん小さくなると誰かは言う
ただこいつがかなえば十分に贅沢なことだろう

懐かしの土地から離れて
赤の他人の貴方と出会って
未来の故郷を一緒につくろう
血よりも濃い絆ができたら

20年も先を思って鼻がツーンとなる
思い描くのはハッピーなシーン
それを力に今日を生き抜く
それを力に未来を話そう
それを思って先ずは今日も楽しもう

イミテーションのシチュエーション。

2013-12-05 22:43:33 | 日記
天邪鬼なあの子が好きさ
いい加減学べばいいのに
いい友人は言うのさ

きっと手のかかる子供を
愛するために 育てるために
そんな心がついている
荒々しい欲望を
そんな本能で優しく包む

一人暮らしで料理なんて
寂しくてやってらんないわよと
よく知らない子が言うのさ

魚の生きた時間
野菜を育てた農家の人
運んできたドライバー
スーパーのおばちゃん
ひとつの区切りとしての調理を
出来たらいいものにしてみたくて

また期待を裏切って
手のかかる子供
愛されるだろうと高をくくって
またも醜いていたらく
それを隠す 分量違いの塩味を効かした言葉を並べて
それを隠す 易い死の衝動 君はいくつになった?

またそんな青い世界へ
またそんな青い世界へ
潜っていく 潜っていく
青春を 本能を
切実を 探して 探して
渇望を 衝動を
焦燥を 求めて 求めて

夜と酒と他人のステージ
そんな気分じゃない

静脈と動脈をたどって
オレを使って
金を出せば 職場に行けば
もう誰かが動く
青色と赤色に染められて
オレよ オレを使って

牢獄の奥で
朽ち果てかけた欲望に
そんなひび割れた理性で
水を与えてく

与えてく
そして 動いてく 動いていけ

ありふれた人生。

2013-11-25 23:33:07 | 日記
君の生まれた日を知っているだろうか。
晴れてたろうか。雨だろうか。
いずれにせよキラキラと輝く光の粒。
その中でひと際きらめいていたの。
嘘みたいだろう。でも嘘じゃない。
あの日見た景色が僕の知るこの世の楽園。
少し疼く胸も それを覆い隠すほどの喜びも。
ガタゴトと運び流れていく毎日に。
あの日より丸みを帯びた思い。
ギザギザじゃないぶん君に触れる面積は減ったかも。
尖っていないぶん爪痕なんて残せないかも。
だけど近くから遠くから見つめている。
できるだけ柔らかく。
いずれ触れていると分からなくっても
誰も悲しむことがないように。
大仰にそう思う自分だけが少し笑う。
ありふれた人生の一幕。
あふれた愛の一握 ただそれだけでも。

美しき人。

2013-11-24 17:37:28 | 日記
優しい人はなめられる
思うに任せない人生さ
だけど優しくできないくらいなら
なめられ続けで構いやしない

陽気な親父が歌うのさ
オレのメシ食って元気出せよ
でも独り占めはダメさ
みんなニコニコ はんぶんこ

大人になったら礼服買いな
どうせ受けた恩など返せやしない
せめて別れの時くらい
礼を尽くせる人でいな

きっと亡骸見たら分かるのさ
与え続けた人の空っぽさ
それを埋めるかのように
見守る人の思いが溢れる

あまたの思い出と
あなたの思い出と
サヨナラを言うその時に
サヨナラを言うその時に
美しき人よ
美しき人よ

クマのオジーの話。

2013-11-11 22:32:24 | 日記
ううあにはじいじがいる。ばあばもいる。
そしてなにより大好きなママがいる。
加えて、クマのオジーがいた。

オジーは会うたび、花をプレゼントしてくれた。
いつも必ず違う花で、でもどれも気に入らないということは一度としてなかった。
どうしてこんなに色んな花を知っているの?と尋ねると、
クマははちみつが好きだからね、美味しいはちみつを探していると、
自然と、色んな花を見つけるのさと答えてくれた。
すごいねーと感心していると、決まってママは、そんなに花ばっかりもらっても
置く場所に困るだけじゃないと言っては、オジーを困らせていた。

小さいけれど、ううあには自信満々で知っていることがある。
ううあはハワイの言葉で雨のこと。
そして、オジーがとてもとてもママのことを大好きだということ。

オジーは時々、山から下りてママに会いに来ていた。
軽自動車もろくに駐車できないほどの不器用さで、
クマのくせに大して力持ちでもなかった。
また、いつも調子はずれな歌を口ずさんでいた。
でもなぜかオジーはお金にはまったく困っていないようだった。
どうしてあれこれへたっぴなのに困らないの?と尋ねると、
いつも困っているよ、鮭を取って暮らしているんだけど、
みんなすばしっこくてひとつも取れやしない。
それで途方に暮れてぼんやりしていると、いつか取り損ねた鮭が
大きくなって戻ってくるんだ。そうして仕方ない奴だなと笑って、
今度は僕に取らせてくれる。みんなが助けてくれているんだと答えてくれた。
ママはオジーがとった鮭の卵を食べ終えると、今度は蟹が食べたいなと言った。
ううあは、冷たい海に潜って蟹をとるオジーを思った。
ママ、オジーはシロクマじゃないんだから凍えちゃうよ。
大丈夫、オジーの毛皮はリバーシブルだから。裏返せばシロクマさ。
そう言って笑うオジーの眼は、とても寒い雪の日の朝を思わせた。

北の海でたくさんの蟹をとって帰ってきたオジーは、
ひどく痛んでしまっていた。毛皮はじゅうたんのようにふかふかではなくなり、
歯をぎしぎし言わせて、トドのような鳴き声を上げるようになった。
ママは蟹を食べている間、一言も発しなかった。
ママには、時に奇妙な常識に人生を規定されるところがあった。
そして、すっかり食べ終えた後、オジーに短い別れの言葉を告げた。
震えが止まり、鳴き声も止んだオジーはてくてくと山へと歩いて行った。

それ以来、ううあはオジーには会っていないし、
家でもオジーのことは話題に上らなかった。
だから、オジーのことはあまりよく覚えていない。
一度だけ、朝ごはんにトーストを食べているとき、
ばあばが、そういえば昔、はちみつが苦手なクマさんがいたねぇとこぼしたのを聞いただけだ。

大きくなったけれど、ううあには分からないことがある。
取り逃がした鮭が戻ってきて、今度は取らしてくれたなんてことがあるのだろうか。
あるいは自分が自己犠牲的な鮭だったとして、その機会に巡りあうのだろうか。

大きくなって、ママじゃない誰かが隣にいる夜もある。
だけれど、一人の夜も増えた。
そんなとき、世界に向かって言えることがある。
どんな夜だってへっちゃっらよ。
だって私には、どこの誰かも分からないオジーがいたんだから。

その日はとても深い夜だった。
まるで北の海のようだ。ううあは思った。
彼女にとって、北の海は恐怖の象徴でしかなかった。
闇の中になにか怖いものが潜んでいるような気がしたし、
自分自身の中にも恐ろしいものが潜んでいるような気さえした。
気づくと、ううあは歌を口ずさんでいた。

おいらはクマのオジー
失敗ばっかのまるきりドジー
キミが怖いもの見ないよに
おいらが代わりに見てあげる

おいらはクマのオジー
いつもかなわぬ恋ー
キミが悲しくないよに
おいらが代わりに悲しむさ

おいらはクマのオジー
キミがひとりの時
決してさみしくないよに
おまじないをしてあげる

いつの間にか彼女は眠りについていた。
もう闇の中には親密なものしか残っていなかったが、夜はまだ続いていた。
鳴くことに関してのみ生真面目な鶏が、タイミングを逸しながらも、
夜の中にささやかな朝の訪れを知らせようとしたその時、
一度だけトドのような、本当に大きな声が街に響いた。
その声に、登るのを渋っていた太陽は驚いて顔を出し、長過ぎた夜の終わりを告げた。
本当に、大きな音であったが、人間たちにはその音は届かなかったようで、街は平静のままである。
ようやく登った太陽の、その燦々たる光のうちの幾つかが、木々を照らし、レースのカーテンを通り抜け、
ううあの頬を優しく照らし出し、涙に濡れた彼女の頬の上に小さな虹を架けた。
その出来事は、ひっそりと、しかし、不思議なまでにしっかりと、彼女の幸せを約束しているようだった。

基本。

2013-10-17 00:16:50 | 日記
一個ずつ一個ずつ
そんなことは当たり前
歩くにしても走るにしても
一歩ずつ一歩ずつ
だってそうじゃん
だからいつも

憧れはだいたい2、3歩以上先
無理してやっちゃう強がり
急がば回れ 普段のままで
続けられないもの続けなくていい
冷たく響くかも でもそれもキミ
協調性継続性主義主張
別にそんなになくたっていい
軽く聞こえるかな でもそれもキミ
食事なら一汁三菜一日三十品目
趣味だって浅く広くでいいじゃん
逆にカレーばっか食ってても健康で
自由に行き来すりゃいい誰かが引いた変更線

一個ずつ一個ずつ
そんなことは当たり前
歩くにしても走るにしても
一歩ずつ一歩ずつ
だってそうじゃん
だからいつも

だっせぇ言い方すればキーポン基本
できりゃいいと思うけど昨日以上
一つの観点でジャッジしたらツラいかも
あれはダメでもこれはよかった 実際そんな位だろ
嫌な空気や嫌な会話 それも食事みたいに摂取してる
きっとそうなんだから 折に触れてはRECしてる
自分の好き嫌い 心も体もちゃんといれるよう
長く動いてきている自分をメンテナンス
いったい償却年数何年だ?よくもまぁやってるよ
日々自分自身にもご挨拶 時々は拝み倒し
いつもは避ける悪路悪天候 なんとか乗り切ろうぜ
あの日歌った通り 選んだりランダムされた人生を

一個ずつ一個ずつ
そんなことは当たり前
歩くにしても走るにしても
一歩ずつ一歩ずつ
だってそうじゃん
だからいつも

秋になっちゃった。

2013-10-04 00:40:55 | 日記
もう秋になっちゃった。
Tシャツじゃ寒くなっちゃった。
クールビズなんてあほらしくなっちゃった。

もう夜になっちゃった。
また晩飯コンビニになっちゃった。
ま、いいや 口癖になっちゃった。

なんてこたないじゃん
なんて間抜けなんだろう
もうちょっとうれしいものかと思ったけど

もう朝になっちゃった。
責任を力に なんて言っちゃった。
手を止めたら眠くなっちゃった。

もうどうでもよくなっちゃった。
なのにあがいちゃった。
だけどもがいちゃった。

なんてこたないじゃん
なんて手抜きなんだろう
もうちょっと役に立つものかと思ったけど

けっきょくのところ
真面目じゃないものなんて
なんの足しにもなりやしなかった
ポップにシリアス シリアスにポップ
知ってか知らずか弾ける人生
順調に上る階段 恥の数を柱に刻んでいく

もう秋になっちゃった。
ふと、笑顔を思い出しちゃった。

この街のどこかで~いつもアンダーコンストラクション。

2013-09-08 22:51:20 | 日記
今更あの子がどうだとか こんな毎日もう嫌とか
言い募って今日がほら また行き過ぎるループ
とりあえず 暗いままの部屋に電気点けて
たまりたまったゴミ捨てて 一個一個片づけて
ガサガサの心に触れて 途方に暮れてた自分を連れて
まるで童話のブレーメン

過去のすべて埋めて なんて無理だから今をしっかり生きて
夢で食えてなんてことでなくても たとえばいつかきっぱり言いてぇ
産んでくれて ありがとう なんて口は出せないけれど
今ではもう会えない連れも あいつにだって胸張ってたい
あの頃と別に変ってない なのに零れた「笑ってたい」
なんて変だろ? どんだけ笑ってないんだっつーの
そんな気持ちも分かっちゃうと老けたかなと思っちゃうんだっつーの

何十年も働いてる身体しっかりメンテナンス
これはできる これはできない
これは好き これは嫌い
自分のこといくら分かっているかなぁ
何十年も働いてきた貴方の体をウオッチング
これはできる? これはできない?
これは好き? これは嫌い?
貴方のこといくら分かっているかなぁ

この街のどこかで 君が泣いてる
この街のどこかで 僕が泣いてる
この街のどこかで 誰かが

この街のどこかで 君はそれを知ってる?
この街のどこかで 僕はそれを知ってる?
この街のどこかで 誰かは?
 

SLEEP。

2013-08-03 20:57:34 | 日記
ねよう ねよう ねよう
ねむたいんだもの
ねよう ねよう ねよう

ねむれなかった5日間
きっちり回収させてもらおう
倍返しだ!!
いやいやそんなに欲張りませんから
ねよう ねよう ねよう

新幹線に揺られてる
こだまよりいびき
さくらと言うかまくら
のぞみはただおねむ
朝のひかり気にせずに
ねよう ねよう ねよう

グーグーだって猫である
吾輩だってねるのである

ねよう ねよう ねよう
飛行機雲のようによだれがのびている
ねよう ねよう ねよう
ひっそりと しっかりと ぐっすりと

シャララ。

2013-07-28 09:44:48 | 日記
あくびしながら過ぎていく平凡なライフ
伸びに欠けると曖昧な指導
それなりに培ってきた自分なりの正義
ぶつけ合うのも面倒くさくなって 一般的を装ってる
精も目も手もいっぱい 丸の内OLと夢いっぱい
だったはずが丸の内おっさんともう一杯

シャララ 一切は過ぎていきます
お前ももうそんな年かね
シャララ 今も昔も無いものねだり
でもさ 無くは無いからたち悪い

空目してMITSUBACHI
甘い蜜をめがけて飛んできたい
姿見りゃギョッとするけど
あれが生を守る姿 俺らの針はどんなだっけ
根も予定も詰め詰めで トランクに夢詰め込んで
だったはずがあの子も きっとオレも冷てぇ

シャララ 歌ってる場合じゃないって
それでも歌っておりますよ
シャララ 思いなんてそんな多くない
たださ 思っていることがある

矛盾とループの豪華共演 よくあるペア
大人は泣いちゃダメらしいけど 子供も注意されてる
誰だって無性に涙流したい時もある
誰だって膝すりむいたら痛いって分かってくれる君がいたから

シャララ 一切は過ぎていきます
そうだから歌っているんでしょ
シャララ たくさん無くてもいいや
ここにあるものを望もう