荒川区 街の電気屋 こうわでんきの中年?オヤジの日々

電気屋 防災士 商店街 町会 元消防団員 何気ない日々の話

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石巻市 ある日の深夜

2021年03月12日 | 日記
荒川区、街の電気屋中年?オヤジです。


松島の慰霊碑


2011年?月
今回も ボランティアセンターへの登録をせず 直接 石巻の友人(以下、Sさん)のお店の二階に寝床を設けて
お手伝い

話上手で ちょっと?呑兵衛のSさん
作業後は、必ず皆で お疲れさまぁ~の🍻だった。
何回目の いつ頃の石巻だったか 記憶に無いけど 電気が付き 毎朝 支援のおにぎりとペットボトルの水が配られる状態になっていた。

私達手伝い組は、当たり前だけど 持参した レトルト食品や缶詰で 腹を満たしていた。

日々の作業は、ヘドロまみれの家財品を水洗いしたり
Sさんの仕事(同じ街の電気屋)の補助をしたり
とても忙しい毎日

その日も いつもの様に 作業後は、お疲れさまぁ~の🍻

皆 ホロ酔い? いや それなりに出来上がった時 Sさんが 夜の散歩をしようと、言い出した。

メンバーの半数 4人で 電気が通じていても 人が歩いていない 殆んど電灯も付いていない 真っ暗な石巻駅周辺を歩いた。

今まで 見た事がないほどの星

物音ひとつしない町で見た
その星空が綺麗だったのは、今でも 鮮明に覚えてる

暫く歩いていると 雑居ビルの3階だったかな? スナックの看板が付いてる‼️

呑兵衛のSさん 迷わず「入ろう❕」

店内には、2組の男性グループが かなり盛り上がっていた。

狭いお店 私達4人は、カウンターに座り 再び お疲れさまぁ~の🍸乾杯

暫くすると その2つのグループの 言い争いが 始まった、、、

何人かの威勢の良い者たちは、店外の廊下へ出て行き、中には、シャツを脱ぎ捨て 上半身 裸になっていた者もいた。

その後 収まる気配もなく このままでは、ヤバイと思い 私と もう1人で 仲裁に入ろうと 店外へ 出ると

スナックのママさんたちや グループのメンバーも 続けて 出てきた。


何処から持ってきたのか ブロックの破片を持っている者
もう1人は、長い角材を振り回そうとしている者

その時 私は、購入したばかりの 私としては、ちょっと高いメガネを掛けていたので 壊したら 奥さんに怒られるな、と 思い



店内に戻ったら、、、



今でも 忘れる事が出来ない、、、




その光景は、、、



あのSさんが、、、




カウンター上に並んでいた 高級ブランデーを、、、





らっぱ飲みしてたぁ~~~😂



仲間がブロックを 私が角材を奪い取り

その後 千葉県警数名が 駆けつけて来て 大惨事?には、ならなかった。

翌朝 Sさんが言うには、
「 散々 飲み歩いてきたけど あんな場面 石巻で出くわした事 今まで 無かったよ…」

きっと 悶々とした日々を過ごし
怒りの矛先が見つからない この災害
そして、ゴールが見えない 日々…

精神的にも肉体的にも 辛い毎日で
つい お酒の勢いで、、、





その頃 世論では、「東北 がんばれ」と 頻繁に言われていた。
私的には、「いやいや、過酷な日々を送っているのに まだ、何を頑張るんだよ、頑張らなければいけないのは、直接被災していない 俺たちじゃねーのかよ」と思っていた。


最後まで 読んで頂き
ありがとうございました。







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