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初体験?

2022年09月29日 | エッセイ

26日の月曜日秋晴れに誘われてウォーキングに出かけた。歩き始めて15分ほどで秋空に浮かぶ雲の流れを写そうと神社の見晴らし台に立ち寄ろうとしていつもは渡らない踏切を渡り始めて、ドテッ、だか、ドドッだか・・・私の体は宙を舞い、踏切を渡り終えたあたりに胴体着陸(?)していた。全部景色はスローモーションにように頭の中を駆け巡るのだけど、いずれにせよ膝、肩、手の平の手首に近い部分、おでこ、目の横あたりが擦過傷とたんこぶとでとんでもないことになっていた。そんな私を最初から見ていたご婦人2人が心配そうにすぐ駆け寄ってきてあまりに酷い私の姿に驚き、てきぱきと指示だししてくれ、踏み切りそばの駅に連れて行ってくれました。自分でも意識保てないほどの出血で、いったいどこから出てくる血の量なのか怖くて自分で確認できませんでした。今はなかなか救急車に乗せてくれないご時世です。まして血だらけの年寄だとまず受け入れ先は見つからないと聞いていました。

救急車は10分ほどで到着し私の様子や事情を事細かに質問し自筆で数枚書類に記載している間に救急隊員さん2名は相談しながら受け入れ病院を探し始めました。その後車いすに乗せられ救急車に乗り(自分が乗るのは初体験です)、自宅近くの総合病院へ向かいました。一人暮らしですか?と尋ねられ、夫がいるとわかると隊員さんが我が家に電話をかけ、驚かせないように夫に事情を説明してくれました。その後病院で夫と合流し、CT検査、X線や診察に付き添ってくれ、更に夫が車いすを押して院内を周るという初体験を。同級生婚が高齢になるとこんな風に老々介護になるんだろうか。朽ち果てるまで今の年寄たちは気を確かに持って頑張りながら死んでいくのでしょう。病院で再会した夫は私に向かって「まるで別のお方のようですね~」って、その時は笑わなかったけど帰宅後自分の顔を見て2人で笑い転げました。笑い話ですんだから良かったけど、私の怪我は眉毛の辺りに2センチの切り傷、肩に擦過傷、手の平と膝と脛にも擦過傷、おでこのたんこぶはかなりの大きさで、それらの周りには痣ができていて、とにかく酷い有様です。手首と膝関節と親指関節は痛みで曲がりません。それでも出会った医者たちはさして驚きもせづゆったりとした雰囲気で対処してくれました。

さすがにちょっとしょげ気分で落ち込んだのですが1日ごとに痛みや腫れは良くなってきています。困るのが痣だけは色を変え形を変えどんどん広がっていきます。眼帯を使ってみたけど見ずらくてまた転びそうなので今は見てくれよりも安全第一です。当分おとなしくしています。

 

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