●オトガルへ
バスのチケットを予約しようと、ヨーロッパ側のオトガルへ向かった。
トラムとメトロを乗り継いでいくのだが、乗換駅で迷ってしまい(少し駅が離れている)、大分時間を食ってしまった。
こんな裏路地を歩いたのだが、乗換でこんなところは普通は歩かない。
ここでイスタンブールの交通を2つ紹介する。
これがトラム、2車両連結で4両だったかな。基本道路はトラム優先であるが、信号待ちとかもある。
おそらく10分に1本があると思う。それに、途中駅までの電車もたまにあるので、気をつけたほうがいい。また、回送電車もある。
続いてバス。
おそらく有名な観光地を回っていくのであるならば、バスは使わないであろう。トラムとメトロで済んでします。
それにバス、少しトラムやメトロより高いし。
さて、話の続き。
何とかメトロに乗ることができ、オトガルへ向かう。オトガルは「オトガル駅」であり、その名の通り、改札を出ればすぐにオトガルだ。
ここでカッパドキアまで向かうバスを探す。
候補としてあるのは、Suha、ネブシェヒル、Metroの3つ。まずはSuha社のオフィスへ。
相場は40~50TLとあったので、それに見合う交渉をしようとした。
しかし、どこも提示は60TL
Suhaは55TLと提示してきたが、相場に合わないので去る。結果どこも買えずにメトロに乗った。
ここで、あることを思い出した。レートだ。
歩き方や他の人のブログを見ると、その時のレートは1TL=約52円。そして今は1TL=約45円。
TL自体は変わってないので、トルコ人には関係ないが、日本人からすれば違う。なので55TLでも普通であるのだ。
後悔と同時に、アジア側へ行く用事もできたので、ポジティブに考える。
ということでアジア側へ行くため、トラムで船が出る港まで向かう。
●アジア側イスタンブール
港はエミノニュ、基本アジア側へ行くにはここから乗る必要があり、船着き場の場所ごとに行先が違う。
今回はバスターミナルがあるハレムへ向かう船に乗るのだが、ハレム行きの船は一番遠い場所にあるので、少し歩かなければならない。
ちなみに船も1.75TLと他の交通と変わらない値段だ。
早速船に乗り、外に出て立つ。日差しはあるが、風が気持ちいいので苦には感じない。
久々の船の旅、沢木耕太郎が何度も乗った気持ちがわかるような気がした。
トルコ人もたそがれている。
そして20分ほどでハレムに到着、港の目の前はすぐオトガルである。
まずは第一候補のSuha社へ。ここの評判が一番いいので、乗りたかった。
早速55TLと交渉提示、そしたらあっさりと承諾してくれた。意外と拍子抜けてしまったのだが、こうならばもう少し安い値段を提示すればよかったなと(笑)
しっかりバスチケットを買えたことで、ハレムに居る用はなくなった。ここからハイダルパシャ・カドゥキョイ方面に向かうとする。
しかし、歩き方にはその方法がない。なのでドルムシュを使うことに。
ドルムシュターミナルに行き、「ハイダルパシャ」と連呼したら、「あのドルムシュに乗れ」と言われ、それに乗る。
ドルムシュに乗ること5分、「ここで降りろ」と言われる。明らかにハイダルパシャではなかったのだが、どうやら他の車に乗りかえるようだ。
ここで待つのだが、どれに乗ればいいのかわからない。そら道の途中にあるバス停なのだから。
そしたら1人のトルコ人がやってきて、「どうした」みたいなニュアンスを言う。なので「ハイダルパシャ」と言うと、「そこの階段を上がればいい」というようなことを言ってきた。
僕が日本人というと、笑顔がより笑顔になり、柔道のマネをしたり、面白いことをしてくれた。なんだかいい雰囲気であった。
階段を上がると大通りがある。おそらくこの道を歩けばいいのであるが、いかんせん道が分からないので、バス停へ行く。
バス停には路線図もなく、場所がわからない。なので来たバスの行先を見て、「ハイダルパシャ」か「カドゥキョイ」とあれば乗ることにした。
そして来たバスには「カドゥキョイ」の文字。すぐ乗る。バスは1.5TLと意外と安い値段。あれ?歩き方にはもう少し高い値段であったのだが。
でも安いのにこしたことはない。それに乗ると、5分ぐらいでハイダルパシャに着いてしまった。歩けばよかったと思うが、分からなかったのだから仕方ない。
バス停を降り、まずは駅が見える場所に行く。
これがハイダルパシャ駅、アジア側の起点・終点となる駅。いずれはここに列車で来てみたいものだ。
ハイダルパシャ周辺を散策。そのままカドゥキョイまで歩くことにした。
ただ特にこれと言ったものはないので、フェリーに乗ることを決める。
ここでサバサンドを食べることにする。どこも4TLとあったが、乗り場目の前の店は3TLであったので、そこで購入することにした。
近くの売店で買ったレモネードと一緒にいただく。
そのまま食べたのだが、期待が大きすぎたこともあり、「こんな味か」と感じてしまった。
そして失敗したのが、レモンや塩という味付けをしなかったこと。しとけばよかった。
単体だけだとパンにやられるので、食べる方は味付け必須ですよ。
けどサバサンドを食べることができてよかった。
ここからヨーロッパ側へと戻る。同じくフェリーに乗り、風を浴びながら戻った。
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