●バスチケット
宿で朝ご飯をいただき、出発。お金は前日に払ったこともあったのだが、特に請求されなかった。よかった宿である。
まずはパムッカレへ行くバスチケットを購入することにする。実は前日、バス会社のオフィスに行くもの、停電か何かでパソコンが起動せず、バスチケットの発券ができなかった。そのため、「翌朝来てくれ」ということで向かう。
今回もSuha社のバス、パムッカレまで5TL値切って45TL。出発は19時半なので、荷物を預かってもらい、僕はギョレメ屋外博物館へと出かけた。
●ギョレメ屋外博物館
インフォメーションで博物館までの道のりを聞き、向かう。道は一本道なのでわかりやすいかつ、バスが多く通ったり、歩いていく人もいるので、わかりやすい。
特に公共交通機関もないので、歩く。
天気は珍しく曇り、バス会社の人も「今日は悪い日だ!」と言ってた。確かに曇りは残念。
アップダウンがある道だが、陽射しがないこともあり、いいペースで歩いていく。
途中ラクダ発見。
もちろん野生ではなく、観光用だ。これに乗るだけで金取るのはどうかと思うが。
そんなわけで、ギョレメ屋外博物館に到着。
学割も効くこともなく、15TL払って中に入る。
まずは広大な景色がお出迎え。
天気が曇りなのが唯一の難点。
博物館、意外と人が多い。特にツアーだ。おそらくレッドツアーと一般のツアー客なんだろうけど、そのおかげでどこも入ると人が多かった。
ちなみに屋内というか、洞窟内に何かあるところでは、写真撮影が禁止されている。入口のところに、書いてあるので、わかるのだが、写真禁止の影響で屋外の写真しか撮れなかった。
なので、続けて広大な写真を届ける。
似たような景色・・・、とは言ってはいけない。少なくとも日本では見れない景色だ。
歩き方を参考にしていたのだが、その歩き方が今バックパックの中で取り出すのが億劫なので、記憶の範囲内で書く。
内部の写真でこれは撮れた。おそらく教会なんだろうけども、自分でも覚えていない。
たぶん、この中にあったかと思う。ここからの見晴しはよかった。
ここだけ中に入るには別料金が取られる。なので、皆上に上がるだけで中に入る人は少なかった。
確かこの中には大きいフレスコ画?があるかなんかで、一見の価値があるらしい。
犬さんも、この様子。曇りなので陽射しはないが、階段を登っていくので、汗は書く。
これは野良犬だろうけども、こんな野良犬ばっかだ。
これも教会だと思う、なんか教会ばっか見ているような。言い方を変えて、キリセであると思うが、教室だったら残念。
さっさと見てしまい、1時間ばかりで終わってしまった。これは途中休憩も挟んだ時間なので、見学していたのは40分ぐらいだろうか。
近くにあるもう一つの博物館も見学したが、内部撮影禁止。けど屋外博物館のチケットで入れるので、行って損はないだろ。もちろん、行かなくても損はない。
もうすることは終わった、ギョレメの街に戻る。
●ギョレメへ戻る道
博物館を出て、道を歩いていると、空は青空になっていた。もう1時間ばかり早く出てきてもらいたかった。
元来た道を戻るのだが、途中高台に行きそうなわき道を発見。当然舗装もされていないのだが、興味があったので、行くことに。
奇岩も青空がバックであるとより良く見える。
登り道が続いていき、15分ぐらい歩いたところで、高台に到着。ここからローズバレーまで歩いていけるようだが、あまり歩きたくないので、却下。
ここで引き返すことにした。
しかし、高台ということもあり、景色は良かった。
てるてる坊主みたいな岩も。
ここに登ってくる人は少なく、僕の他に家族連れと若者2人だけだった。
特にすることもないので、道路に戻る。元来た道ではなく、下りなので近道を通る。
途中、牛の糞があるので、それに気を付けながら通る。
呑気な牛だ、草食べているんだから、臭わないものを出せよ。
牛と30秒間見つめあう。僕が手をあげると尾を振る。たまにモォーと言うが、何の意思かはわからない。
陽射しもキツい、しかし歩かなければならない。
こういう景色は中々見れない、北海道とはちと違う風景だ。
さすがにずっと歩くのはしんどいので、途中木陰で休憩をし、歩き進めた。
●ランチで
ギョレメの街に到着、時間も時間なのでお昼にすることに。場所は情報ノートにあった「S&S」という店。
韓国人がよく来るのか、ハングルが目立ってた。
スープやパン、ご飯、ケバブを含めて10ユーロということで、それを頼む。観光地価格であるから仕方ない。
このような場所でいただく。
僕が歩き方を見つつ、ボーッとしていると横のテーブルにいる男性が声をかけてきた。
僕が日本出身であることを言うと、日本語で話してきた。どうやら話を聞くと、ギョレメで日本語の教師をしているらしい。
“自称”なのであまり信用していないのだが、日本に居たこともあるようで。
横の女性はニシンさんと言い、何か有名な人であるみたい。トルコ有名人事情は知るわけもないので、ホントかどうかは定かではない。
この手前の男性が、“自称”日本語教師。名前を聞くと「岡崎さん」という答えが返ってきた。
なぜ岡崎さんなんだ、他にも候補はあっただろ。
面白い一向に出会ったと思ったところで料理到着。
肉より野菜のほうが多いが、おいしい。評判があるのもわかる。
ニシンと“岡崎さん”は途中で去っていったが、奥のテーブルに東洋人系の男性2人が座っていた。
英語で喋っていたので、違う国籍なのだろう。
僕が食べているとその中の男性が近づいてきた。
「日本人の方ですか?」
日本人だったのだ、どうやら歩き方を読んでいるのでわかったらしい。さすが歩き方。
最初は韓国人がよく来る場所ということで、韓国人と思っていたようだ。無理もない、韓国人に韓国人と間違われるのだから。
この方は会社の休暇を使って来ているらしく、トルコを回っているようだ。たまたま韓国人の男性と会い、一緒に行動しているよう。
これから自転車を借り、屋外博物館まで行くようだ。
「アップダウンがあるので注意したほうがいいですよ」
これだけは告げておいた。行きは坂のほうが多いので大変だとは思うが、帰りは下りが多いので、気持ちがいいだろう。
彼らは先に出るので、挨拶をする。僕はバスの時間までかなりあるので、ゆっくりしていた。
ある程度したところで、バス会社のオフィスに戻る。
そこではwi-fiが使えるということで、使わせてもらった。
●追い出し
そこでパソコンをいじることが暇つぶしとなる。たまにオフィスの人と話をしたが、基本パソコンと相手していた。
オフィスには日本人がやってくる。1人のこともあるし、2人のこともある。
たいていはパムッカレに向かう人が多いので、1人の男性と1組の夫婦に「50TLのところ、45TLにできますよ」とアドバイスしていたら、おじさん職員に「You problem」と言われ、外の椅子に座らされた。
さすがに値切れることを告げるのはよくなかったか。確かに僕がバス会社の人であるならば、利益優先であるため、こういう客は好ましくない。
なので外の椅子で風を浴びながら待つ。
陽も暮れてきた、そろそろバスが来る時間だ。
ちなみに追い出された、というよりかは「口出ししないでね」という意味合いが大きい。
別れ際は笑顔であったので、かなり問題というわけではなかったようだ。
オフィスの人に挨拶をし、パムッカレ行きのバスに乗り込んだ。
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