●ケバブ
特に夜行バスに乗っているとき何かあったということはない。今回は係員もしっかり働いていたし、入口近くに寝床があったことも確認できたし。
あとネヴシェヒィルのバスターミナルでグリーンツアーで会った日本人親子と出会った。
ちなみに、屋外博物館、バスターミナルでも会っており、「どうも!」という挨拶から入っている。
途中、バスは30分ほどの休憩を取ることになった。
トイレを済ませ、人が集まっているところに行くと、そこではケバブを焼いていた。
よく見るケバブである。
これをサンドにして5TL、まあそれなりの値段だ。しかし、夕食を食べていない僕。お腹が空いているのだ、なので買うことに。
ピクルスは嫌いではないのだが、何か嫌だったので、外してもらい、ケチャップとマヨネーズで味付けされている。
他の同じバスの人も買っていたのだが、ここで払うのではなく、違う場所で払うらしい。
けどバスが出発する時刻であり、皆払わず行ってしまった。ケバブの人を見ても、「早く行け」という様子であったので、タダで頂いたことになる。
嬉しい誤算というのか、ケバブ屋の兄ちゃんには感謝だ。
●放置
明け方5時ぐらいにバスはパムッカレの前、デニズリに着くことになっていた。ここでセルヴィスに乗り換えることになる。
5時ぐらいになり、バスは止まる。パムッカレへ向かう客は道端に降ろされた。しかし前にはバンが止まっているので、これで行くことになるのだろう。
バスはマルマリスへ向けて走り出して、降ろされた6人はバンの中に入ることに。
しかし、中々出発しない。空も明るくなりはじめている。途中で3人組が降ろされ、後ろのバンに乗らされた。
僕と1組のカップルはまだバンの中に、いつの間にか寝ていたのだが、空は明るくなり、時計は7時を指していた。
そしてバンを降ろされ、そのバンはどこかに行ってしまう。去り際に「wait here」と言っていたので、ここで待たされるのだが、カップルと顔見合わせ、「何なんだ」という表情を浮かべた。
少し経つと、一台のセダンが止まる。その中から男性が出てきて、「パムッカレ?」と言ってきた。
「そうだ」と頷くと、「ちょっと待ってて」と言う。いつまで待たせる気なのか。
しかし、話をしてみると、この男性はバス会社のパムッカレで働いている人で、パムッカレで出てくる日本人“ノリコ”さんの旦那さんだという。
これは信頼できる。こちらが日本人だと告げると、「押忍」と空手のポーズを見せてきた。こちらも「押忍」返しで答える。
しばらくすると、Suha社の一台のバスが到着し、そこから人がぞろぞろ降りてきた。
ここで僕はすごーく嫌な予感を思っていたのだが、それが後で的中することになる。
その降りてきた人はバンに、僕らはフォードのセダンに乗り込み、パムッカレ村へと向かった。
●パムッカレ村
パムッカレ村へはほとんど一本道でまっすぐの道であった。ものすごく速く走ってると思い、速度計を見ると120km/hのところに針がさしていた。
そら、スピード出したくなるわ。そう思いつつ、トルコ人の運転技術に期待を寄せた。
そして旦那さんの勤めるパムッカレのオフィスに到着。
ここで降りて先ほどのバスに乗っていた日本人に「あのバスはどこから来たのですか?」と確かめる。
そうすると、「カッパドキアです」という反応。もしや・・・、「21時半のですか?」と聞くと頷いた。
今度からパムッカレへ向かう方は、21時半のバスに乗ってください。そのほうが乗換はスムーズです。
19時半のでも、21時半のでも着くのは同じであったのだ。
ここで、僕は選択肢を抱えていた。当日中にマルマリスに行くか、翌日行くか。
マルマリスのホテルの予約ができないので、どうするか悩んでいた。当日中だと夕方に着くのだが、そこから探すのも面倒だし、目当ての場所が満室かもしれない。
そういう心配もあり、ネット予約を試みるのだが、予約が上手くいかない。
なのでオフィスで悩んでいた。結果、パムッカレで一泊し、マルマリスには明日向かうことにして、チケットを購入した。
●日本食堂
近くにあるカレホテルというところにチェックイン、ここには日本人男性の方が働いており、話を聞くと元々旅していてここに来たのだが、「手伝ってほしい」と宿の人に言われて、手伝っていたらいつの間にかずっと働いていたそうだ。
いつかは出るとは言っていたが、チップ程度のお金で働いているのだから、素晴らしい。
屋上に洗濯物を干し、ロビーでネットをした後、近くの日本食堂へと向かった。
有名な、「ラム子の食堂」だ。日本人のノリコさんが経営している食堂、そして先ほどもあるように旦那さんはパムッカレオフィスの人。
カレホテルからは徒歩30秒という距離だ。
メニューには日本語が、ここにきて日本語メニューを見るとは。
少しばかりお値段はかかると思うが、ノリコさん一人で作って、一人で料理を運ぶのだから、頭が下がるし、しょうゆとか手に入りにくいのもあるかもしれないから、この値段はむしろ安いと思う。
鶏の生姜焼き丼を頼む、実は来た瞬間に食べてしまったので、写真を撮る余裕がなかったのだ。
それほどおいしそうだったことである。
オープンテラスでいただく。前には日本人女性が、一人旅であるようでもうすぐで帰国するようである。
しっかりいただき、カレホテルへと戻り、石灰棚へ行く準備をした。
宿からもはっきり見える石灰棚、ラム子の食堂であった日本人女性も「カッパドキアよりいい」と言ってたので、期待度は100%である。
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