あれあれ、あの背の高くない方。
えーっと、あのメガネ掛けてない方。
”じゃない方”は兎角名前を憶えて貰えない。
小峠じゃない方なんて言われても小峠がピン芸人じゃ無い事に驚く人もいるし。
否定で何かを伝えるというのは解る様で解らない。
スィーツを食べて
「ああ、これは甘く無くて美味しい、いいですよね」
それはスィーツじゃ無いだろ。
日本酒を飲んで
「フルーティでワインみたいですね」
日本酒じゃ無いだろ。
どっちも根底にスィーツらしからぬ、日本酒らしからぬって気持ちが込められている。
それは昔なら本当の否定形だった訳だが今じゃ妙な誉め言葉。
いやいや、思い出したぞ。
昔もあったね、こんな台詞。
「東大出身とは思えない」
これは賢いだけじゃなく胆力にも優れ大胆な発想と行動が出来ると言う誉め言葉だった。
これが暴力で有名な某大学となると
「〇〇〇大学とは思えない」
優しくて思慮深く思いやりがある、そんな誉め言葉。
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