長野県三水地区で沢山のイナゴを捕獲した。
近所の田圃では時期になると小学生も授業の一環としてイナゴ捕りをする。
自分達で捕ったイナゴは給食のプラス一品になるのだ。
このイナゴ、殆どが佃煮にされるがSAや道の駅で時々見かける、あれだ。
如何にも佃煮と言った濃いめの味付けで固まっている。
これは水飴を加えてているからだ。
調理法は人それぞれで個人的に好きなのはあっさり系。
先ず捕獲したイナゴは玉ねぎ袋に入れて暫く放置しておく。
糞出し作業である。僅かな時間でもかなり糞を出すから驚く。
次に鍋に湯を沸かしそこへイナゴを投入する。
さっと湯がいたら湯をよく切って今度は鉄のフライパンで乾煎りする。
これは入念にじっくりと行う。
こうする事で水分と飛ばすのだ。
油を引く人もいるがカラッと仕上げが好みならばこの方法がベストだ。
焦がさない様に弱火でじっくりと火を通したら酒とみりんで味付け。
パリパリの出来上がりはエビの様で美味しい。
あのねっとりべちょべちょのイナゴの佃煮よりは遥かに美味しいのだ。
まあ難点と言えばイナゴの形状が完璧な事。
足のとげとげ一本一本までしっかりと残っている。
触覚もピンと伸びている。
ほんと、虫喰ってるなあ感が凄い料理なのだ。