なんでこの本を読んでいるんだろ?
こてくんは、変な気分になった。
そこにあった本は、
『新装版 殺戮にいたる病』我孫子武丸著であった。
講談社文庫770円(税別)
新装版じゃない『殺戮にいたる病』は、
1992年9月単行本・94年7月講談社ノベルズ
96年11月文庫
そうそう、思い出しました。
(1994年11月25日発売。)
スイッチ版の『かまいたちの夜』を買ったんだっけ・・・・。
そうそうっ。
1・2・3の全部が入っている??わけじゃなくて・・・・。
う~ん。(多分)
まだやってないんだよな。
早く遊びたいな。
『殺戮・・・・』を買ったのは、その影響でありました。
(ネタばれでそうなので、離して
書きます・・・・)
いや、犯人は最初にもう出てるんだよね。これ・・・・。
確か・・・・・。
8ページの1行目に・・・・。
そして、わたしは昔、そう、
多分28年前にこの本読んでいるんですよね。
あれ・・・・。
でも・・・・。
誰が犯人だったっけ・・・・??
なんで、わたしがそう思ったのかというと、
殺害方法が残忍すぎて、それしか頭に入ってなかったからです。
一人目の時も、
二人目の時も・・・・
そして3人目・・・・
・・・・。
・・・・。
・・・・。
あまりに残忍な殺人事件が次々と起こり、
わたしの頭の中がぐちゃぐちゃに
なってしまい・・・・・ます。
リアリティありすぎだろ・・・・。
当惑するこてくん。
だか、256ページの殺人事件は
そっけなかった・・・・。
””その夜、彼は朝まで彼女と愛しあい、一部を持ち帰った。
今迄で一番長く、それだけに充実した一夜だった。””
ここでも、本当なら、残虐な、そして凄惨な
殺人事件があったはずなのである。
だが、我孫子武丸先生は、ここをたったの2行で
流した。
今で言う、『ナレ死』である。
これに気付いた時。
鳥肌が立ちましたね。ええ。
これは・・・・。気づかんかった。
ナレ死の概念、すでに出ていたとは・・・・。
そして、こてくんは最終ページにいたる・・・・。
こてくん、ようやく気付く。
ああ、わたし、
ちゃんと最終ページを読んでなかったことに・・・・
そりゃ、わからんわ。
あまりな残忍シーンばかり読みすぎて、
目をつぶりながら読んでいたのですから・・・・。
最後、ちゃんと確認してなかったなんて・・・・。
【おまけ・蛇足】
そして、今だから思うのである・・・・。
犯人さん、『〇〇チ〇〇フ』なる人形や、
フィギュア・抱き枕で代用できなかったのか・・・・????
と。
(いや、無理やろ。
ぬくもりがないんやろ。多分っ・・・・。
生身の愛が欲しいんやろ・・・・。)
28年後だったら、こんな凄惨な事件は起こらなかったのだろうか?
(いや、フィクションなので、現に起こってはいませんが・・・・)
28年後に読んでも、ちょっと生々しい小説なのでありました。
ではではっ。