昨日の王座戦のメモ帳（２）

佐藤康先生（４９手目）▲３６同銀

阿部先生の手、外れっ。（笑）
ちなみに▲２８銀なら帰るとまで言ってましたが
・・・・・わたしはあるのではと
思ってました。
『異筋』が好きなもので（笑）

羽生先生（５２手目）△３３銀っ。

羽生さん好みのやわらかい手と称される手の
代表作。
強く行く手も当然あるが、激しすぎる展開なのだ。
谷川先生なら当然△３３桂からの手を出してきます。

羽生先生（５８手目）△５６歩。
歩切れ解消の取り込み。
おいしいっ。

羽生先生（６０手～６２手）△４６歩▲同銀△４４香

阿部先生がうなった順。『異筋』の順である。
普通は考えられない。（笑）

佐藤康先生（６５手目）▲６５銀

おおっ！！この辺の攻防もすごい。

佐藤康先生（６９手目）▲４６歩。

先に香車を処分する。と金を取ると、敵さんの攻めが
加速する。

佐藤康先生（７１手目）▲７３銀成。
敵さんの陣形を崩す。堅い美濃囲いのままでは
勝てない。

羽生さん、『この手』わかってはいてもキツイ顔になる。

ここからの手、阿部先生が当惑・・・・・。
プロでも読めない二人だけの世界だ。（笑）

羽生先生（７４手目）△５４桂。
教科書通りなら当然△６４桂だ。しかし、これは
超一流の戦い。人智を超えた戦いなのだ。

佐藤康先生（７５手目）▲７７角。
受け・・・・・だけの角。プロは攻防の手を
好むのでこんな手はまず指さない・・・・普通なら。
ただ相手の読み筋を破壊するなら
話は別ですが（笑）

羽生先生（７６手目）△７２銀。

長期戦に持ち込みましょうか？どうですっ。
って手。
羽生先生は結論を急がないっ。

佐藤康先生（７７手目）▲１６角。

・・・・・唖然っ。阿部先生が言うには、受けの手
に分類されるらしい。
・・・・・でも・・・・・すごい。

佐藤康先生（７９手目）▲７５香。
歩切れなので香車に命運をたくす。

羽生先生（８０手目）△５５金！！
会場の人の一人が△５５銀かな？と予想した
後に放たれた１手。
会場の皆驚愕。唖然っ。
なんで『金』？？と・・・・・・。

佐藤康先生（８３手目）▲６７銀打。
まだだまだ終わらんよ。の手。
王座戦初勝利のためなら、この程度の我慢は当然っ。


羽生先生（８４手目）△７２金
△７２銀の予想もあったが、ここはやはり
これ。銀は持ち駒にして、攻撃の味を残したい。

羽生先生（８８手目）△２５銀。
羽生先生、ちょっと変かな？
攻めあぐねているような印象？？