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たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

初めての北八つ-その3

2007年02月18日 | 山歩き

この日は、いよいよ天狗岳へ向かいます。ところが・・・!?

◇◇あしあと◇◇

■07年2月10日 [茅野駅]==[渋の湯]登山開始----黒百合平【黒百合ヒュッテ】泊

■07年2月11日 【黒百合ヒュッテ】--天狗岳手前--【黒百合ヒュッテ】昼食--下山--【渋御殿湯】泊

天狗岳へ

7時頃の黒百合ヒュッテ前 【5:30】 すでに目覚めていたko-ichiに起こされて起床。

昨晩雪が降ったようで、少し積もっていました。それに、まだ降っています。空模様はくもり。

「よく眠れた?」とko-ichiに聞くと

「もぅ、まいったよ!」

黒百合ヒュッテ前の木「隣に寝てた人がさぁ、くっついて来るんだよぉ。背中が温かいんだもん
(ーー;)
奥さんはあっちですよ”ってよっぽど言ってやろうかと思った」

ぷっはー、それは・・・。良かった、寝る場所がko-ichiの方でなくて(・・;)

山小屋は個室もあるものの原則雑魚寝。こんなことがあるのも致し方ありません。いびきも気になるので、寝るときは耳栓、アイマスクは欠かせない。

黒百合ヒュッテ出発【8:45】 お天気が悪かったのでしばらく小屋の中でのんびりしていましたが、降雪が少し治まってきたので、出発することにしました。

中山峠【9:00】 中山峠です。このあたりまでは、まだ、楽々。

天狗岳へこの先、進むほどにラッセル状態。風も強かったので、目出し帽をかぶりました。

天狗岳手前でアウト
ここから急な登り。天狗岳はまだ先とのことなので、ここでアウト。これ以上はちょっと無理と判断しました。

ko-ichiの後ろがその登りなのですが、風で舞い上がる雪煙で真っ白けです・・・m(~_~)m

真っ白けの天狗岳手前
どうも今回は天狗に呼ばれていなかったみたいですね・・・・。 まぁ、また来るときもあるでしょう。

天狗岳手前の登り ところで、ko-ichiの足元にある、赤い目印。

前を歩いていた方がポイントごとに雪に挿していました。戻るとき、こういうのがあるととても心強いですね。

0211_1011hikikaesuさぁ、ここからどうしようか・・・。時間はまだ、10時頃。

ko-ichiが「渋の湯の電話番号わかるかなぁ」と言います。朝から「ここから夏沢峠を越えて夏沢鉱泉へ行こうか」とか、考えていた様子。

そうかぁ、混雑している黒百合ヒュッテに戻って時間を過ごすよりも、このまま温泉に下って早めにのんびりしたいかも!

さすが、軟弱・ドンガメ山ノボラーko-ichi曰く、『賢いと言ってくれる!?』(T_T))

地図に記載された渋の湯の電話番号にかけてみると「空いてますよ」との返事。そうと分かれば、とっとと温泉に向けて下ります。

次へ>>


初めての北八つ-その2

2007年02月17日 | 山歩き

これから、いよいよ北八つへ。9時50分頃茅野駅に到着した時点で、渋の湯行きのバス停は登山と思われる人でいっぱい。三連休ということもありますが、あらためて人の多さにビックリ。期待が高まります。

◇◇あしあと◇◇

■07年2月10日 [茅野駅]==[渋の湯]登山開始----黒百合平【黒百合ヒュッテ】泊

■07年2月11日 【黒百合ヒュッテ】--天狗岳手前--【黒百合ヒュッテ】昼食--下山--【渋御殿湯】泊

ゴンスケ!?

登山口で登山者カードを書くko-ichi。隣に皮の尻当てをつけた人が【11:35】 登山者カードに記入し、登山開始です。

ところで、ko-ichiの右の人の腰につけた毛皮。今回の山行で何人か見かけました。

尻当て」とか「尻皮」と言うそうで、地面にこのまま腰を下ろしても、冷たくないし、お尻が濡れないそうです。猟師がつけていたもので、「ゴンスケ」とも呼んでいたそう。

詳しくはこちら
ゴンスケ
さかいやスポーツ たぬき尻皮

3番目の分岐の標識【13:00】 3番目の分岐の標識を過ぎます。

黒百合平へ

まだ、このあたりは積雪はそれほどでもなく。この日のお天気は雲が出ているものの、まずまず。暖冬のせいか、ジャケットを着なくても十分暖かい。

黒百合ヒュッテまであともうひと登り 【13:57】 4番目の分岐を過ぎて少し行ったところ。このあたりまで来ると、樹林に積もった雪の量が多くなってきました。

目指す黒百合ヒュッテまで、あともうひと登り。




黒百合ヒュッテ

【15:00】 黒百合ヒュッテ到着【15:00】 黒百合ヒュッテ到着。この日の歩きは、私たちの足で3時間半(途中休憩時間も含みます)。

黒百合ヒュッテ前のテン場

ヒュッテ前にはテン場があるので、テントもいくつか見られました。

予想通り小屋は大盛況。この日の泊まり客は100人を超えていたそう。トイレは水洗、いちばん隅に着替えができる個室があるのは助かります。寝るところは十分確保されているので、まあ、快適と言えます。

あとは夕食までのんびり過ごして食べたら寝るだけ。

次の日に続きます>>


雪の八ヶ岳-その5

2007年01月07日 | 山歩き

楽しかった4日間もあっという間。この日はいよいよ下山です。

◇◇あしあと◇◇

■06年12月30日(土) [茅野駅]==[桜平]==【夏沢鉱泉】泊
■06年12月31日(日) 【夏沢鉱泉】 登山開始----<夏沢峠>----<硫黄岳>----【硫黄岳山荘】忘年会
■07年1月1日(月) 【硫黄岳山荘】 初日の出を見に/横岳手前まで歩く/山荘でトランプ 【硫黄岳山荘】新年会
■07年1月2日(火) 【硫黄岳山荘】 下山開始----<夏沢峠>----【夏沢鉱泉】==[桜平]==[茅野駅]

下山だ!

【8:30】 山荘で朝ごはんを食べ、山荘のご主人やSさんにご挨拶をして出発!
天候は曇り。いつもの硫黄岳のように風が強く吹いています。ゴーグルを用意して良かった!

雪の中を歩く

なにしろ、地面に打ってある杭やケルンだけが頼りです。そのケルンですが、絶妙な位置に立ててあるんですね。ひとつのケルンに来ると、次のケルンがうっすらと見える、遠すぎず近すぎず、間隔が計算されているなぁと感心。

ko-ichiが登りで振り返り振り返り確認していた記憶も頼みの綱です。雪山では天候が激変すると道が分からなくなってしまう恐れもあるので、来た道を戻るのが安全かもしれません。

夏沢峠を望む。ホッと一息 【9:30】 山荘から歩くこと1時間。夏沢峠が見下ろせるところまで来るとホッと一息。硫黄岳山頂からご一緒した方と。

雪煙に霞む夏沢峠コレですもん!遠くが雪煙で霞んでいます。

去年もそうだったのですが、下山の日になると天気が悪くなります (~_~;)

←クリックで拡大

お湯を沸かすko-ichi 【10:30】 一緒に来た方とは夏沢峠で別れ、オーレン小屋まで来たところでコーヒーを一杯。

今回の山行では、下山の日になって初めてバーナーを使います。

コーヒーを飲むnobuちょっとまだ、顔がこわばってますーーー。

ホッと一息ついた後は、また夏沢鉱泉まで下るだけ。

夏沢鉱泉へこの雪の中、小さな生き物に出会えるかなぁとキョロキョロしながら歩きましたが、今回は会えませんでした。

夏沢鉱泉に到着すると、後から今日帰る人たちが続々と降りてきます。鉱泉では行きでお会いした、あのテノール歌手の方が甲斐甲斐しくお手伝いしていらっしゃいました。

茅野駅

茅野駅まで送っていただき、スーパーあずさで帰ります。

今回も楽しかった雪の八ヶ岳山行。いろんな人たちにお会いできて、またお天気にも恵まれて、いい年の始まりを迎えることができました。

おしまい。


雪の八ヶ岳-その4

2007年01月06日 | 山歩き

この日は2007年の元旦。すばらしい初日の出を見ることができました。

◇◇あしあと◇◇

■06年12月30日(土) [茅野駅]==[桜平]==【夏沢鉱泉】泊
■06年12月31日(日) 【夏沢鉱泉】 登山開始----<夏沢峠>----<硫黄岳>----【硫黄岳山荘】忘年会
■07年1月1日(月) 【硫黄岳山荘】 初日の出を見に/横岳手前まで歩く/山荘でトランプ 【硫黄岳山荘】新年会
■07年1月2日(火) 【硫黄岳山荘】 下山開始----<夏沢峠>----【夏沢鉱泉】==[桜平]==[茅野駅]

初日の出

夕べは山荘の忘年会で夜遅くまで賑やかだった人たちもいましたが、初日を拝みに行こうと、さすが皆さん朝早くから起きだしてきました。私たちも支度をして出かけます。硫黄岳の中腹で待つこと十数分。

地平線の向こうから光が見えてくると、日が登るのはあっという間。急いでデジカメを懐から取り出します。

登る初日の出

↑クリックで拡大 6時50分から56分位の間の画像です。

初日に向かって 初日に向かってWAOーーー。

今年もいい一年になりますように!

日の出と山と人々気温は氷点下の中、カメラを構えてじっと待ってる人もいました。

すばらしい初日の出を堪能したあと、山荘に戻ってお雑煮をいただく。

その後、山荘でじっとしていてもと思い、「横岳でコーヒーでも飲もうよ」と、歩きに出かけました。

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【11:23】 向かう途中でそこで見えた富士山~♪まるで絵画のような景色にまた感動!!

八ヶ岳から見る富士山

横岳手前でお湯を飲む【12:00】 横岳の手前、台座の頭あたりまで来ましたが、風が思ったより強く、コーヒーを淹れて飲むという考えはちょっと甘かった~。

ko-ichi 「お湯を沸かしてコーヒー淹れましょうか?ぜひにとお望みならがんばりますが

nobu「い、いえ。け、結構です(^_^;)」

岩場を降りてくる人たち結局、ふたりで座ってテルモスのお湯をすすりました。少しの時間でしたが、座ってボーっと眺める景色もまた、いいもんです。

横岳方面から岩場を降りてくる人たち。クライミングの格好で、ひとりひとりをザイルで繋いでいます。

Space180180

山荘に戻ってからは~(^^ )~ikeさんや去年もいらして親しくしていただいた方とko-ichinobuの4人で夕方までトランプ。「ページワン」という「UNO」によく似てるゲームです。ko-ichiは慣れているせいか、ナントひとり勝ち・・・。ウーン、くやしい~((+_+))

このあとは山荘の新年会。またまた、楽しいひと時を過ごしました。去年お会いしたかわうそ山岳会の方たちのお姿も。

さぁ、明日はいよいよ下山です。