エアロゾル研究室(おさだ)

山へ海へ極地へ、エアロゾル研究にいこう!

山岳大気研究部門の研究会

2013-03-31 12:47:00 | あっちこっち
29日(金)は、神楽坂の大学で山岳大気研究部門の研究会がありました。なぜかQ大のU先生とMRIのYさんが来ていてびっくり。友の会恐るべし。



この日は(も?)ポカポカ陽気でした。駅下りてすぐの桜が綺麗で、まずはその写真から。




森戸記念館での研究会。始まってすぐの頃の様子です。この後、お客さんが増えていきました。富士山関係の口頭発表から始まって、学生さん達のポスター発表、富士山以外での観測と続き、おっ的には立山での12年5月の高濃度イベントの話をゆるく紹介してきました。

夕方からは交流会。今年はOK研の元気な自己紹介が聞けずにちょっと残念。




能登の特産「のどぐろ」に引っかけた「NOTOGRO」が人気でした。



詳しくはここchainみてね!


室堂で穴掘り

2013-03-25 14:53:00 | 立山
今年も室堂の穴掘りにきました。
この冬のように、積雪量が多い年には、いったい何mなのか、ドキドキです。



今年の雪は、3月に雨が降ったのか、表面近くが氷板だらけ。雪温も高く、掘りにくい雪から始まりました。

そこを抜けると、こんどはかちかちのしまり雪が延々と続き、結局、730cmでした。



昨日一日では掘りきれなくて、今日の午前まるまるかかってやっと観測・サンプリングの終了です(その後に埋め戻すのがまた大変で。。。)。

穴の深さによって、穴を掘る間口の大きさも変わってきますし、階段の作り方も変わってきます。6mを超える場合には、しまり雪を掘るところですっごく時間がかかりますし、悪天になるまでの残り時間も気になります。今回は、終了時には雪がチラチラ降り始めていましたが、ひどくなる前に終われてよかったです。


室堂ターミナルの前は除雪のブルで賑わっていました。

昨日は天気の良い時間帯があって、雄山もこんなに綺麗に。




文献なしのすごい論文って?

2013-03-12 19:14:00 | 論文紹介
3月11日のEテレで、小学生達の研究がBiology Letterに載った話をやっていました。
番組のページはこちらです。

成果として出版した(世に出るまでだいぶ時間がかかったそうです)のがこの論文です。どこからでも、無料でDLできると思いますので、チラッとみてみてください。
数独がでてきたりしますよ。

何か質問を思いついて、それについてどう調べていくか、結果をどう形にするか、なかなかおもしろいところですよね。我らもそうしているわけです。

最初の、「何か質問を思いつく」というところが、むしろ子供の方がポンポンでてきて、発想が豊かなままなのでしょう。そのあれこれから、調べられそうなことは何か、見当を付けるところとか、形にするテクニカルな部分は、子供だけではめげちゃうと思います。
でも、そこに気の長い面倒見の良いサイエンティストが付いていれば、こぉ~んなにおもしろくなるんだよぉ~の見本みたいなプレゼンでした。

で、学術雑誌に載った論文の方ですが、文献が一つも書いてないんです。
どうしてかって? 論文の始めにある「背景」を読めば「なるほど」と思います。

オトナになってからも、この子達、この研究(遊び)のこと、覚えてるのかな?。
プレゼンにでてきたエイミーちゃんは覚えてるだろうけど。


南極のおじさん

2013-03-12 18:24:00 | 南極
はやいもので、もう5日も経ってしまいましたが、先週7日は、南極のおじさま達と手羽先してました。



いや~、その時はいつものように途中から気持ちよく寝てましたが。。。
おじさま、遠路はるばる(しかも研修で!)お疲れさまでした。

で、そのおじさまがさきほど教えてくれたコレ
業種特定でも利益がでるってすごいと思いませんか???

あ、その前に、先週末から、流行遅れのインフルエンザに罹って、大変でした。
風邪はたまに引きますが、インフルはずいぶん久しぶりです。なので、38度越えを24時間以上というのも久々の体験でした。いやくたびれました。

そんな最中、西日本から東日本にかけて黄砂が飛来しました。



これは、2013年3月10日の「東京」(大手町)の1時間毎の値ってページです。右の方には、3時間毎の天気、雲量、視程(km)が書いてあって、この日は朝から快晴、薄曇りとか晴とか曇りだったことがわかります。でもって、視程は、朝から昼まで10km、15時に8kmに。

下の方の、「記事」に、8を横にしたマークがあります。これが「煙霧」の記号です。
数値が時刻を表していて、1330-1510に煙霧だったよ、という意味です。

画像からはちょん切れてしまいましたが、▲▲▲は、寒冷前線の通過を表しています。
(上に埋め込んであるリンクをみてください)

前線の通過で強風が吹いて、近所のホコリが舞い上がって、煙霧(視程障害)を引き起こしたみたいに報道されていましたが、はてさて?

NIESライダー@東京を見ると、やっぱりこれの本体は黄砂だったんじゃないかなぁ~と思いますが。
どうなんでしょうねぇ。。。
(専門家が説明してくれぇ~)

風が強ければ、ローカルダストも舞い上がって、空気に混じるでしょう。それなら、近所で舞い上がっての視程障害ということで、砂塵嵐(そこまでひどくないか)とか高い風塵とか、チリ煙霧(Dust Haze)なのではでは?!(珍しすぎでびびった?)