NBAでプレーする多くの選手は、シングルマザーによって厳しい環境で育てられており、母親との関係が他のスポーツ界よりも密接なのかもしれない。類稀なバスケットボールの可能性を持つ息子のために、車で送り迎えを繰り返し、あらゆるレベルでコーチと対処しなければならない。きちんとした視点を持つことを惑わせるような環境の中で息子を育て上げるのは並大抵なことではない。そうした数々の試練をくぐりぬけてようやくNBA入りを果たすと、今度は若い選手に名声と富と誘惑が待ち受ける。
自身初のカンファレンス・ファイナル進出が決まったオーランド・マジックのヴィンス=カーターもシングルマザー(のちに再婚)の環境で育ち、母親は今もホームゲームの試合には全て観にいき、今でも大変な時には、33歳になる息子のサポートを惜しまない。
マスターの学位を持ち、20年間教師を務めた母親:ミシェル・カーター・スコットさんはヴィンスを育てるにあたって、「できるだけ普通の子供に育てよう」と早くを決意していたそうだ。そのおかげもあり、ヴィンスは優等賞をもらって高校を卒業、大学も優秀な成績で終え、成人してからも警察沙汰を起こしたことはない。
ヴィンスが、NBA入りしてからの個人賞のトロフィー(スラムダンク・コンテストや新人王、シドニー五輪の金メダル)は、母親に全て渡しているそうだ。今度は、母親のために自身も望むチャンピオンリングを獲得するために、VCは進み続けているのかもしれない・・・。
最後に、ミシェルさんのコメントとVCのコメントを載せておきます。
ミシェル・カーター・スコットさん:「母親にとっては子どもはいくつになっても子どもです。ヴィンスがノースカロライナ大でプレーしていた時は私がチャペルヒルに住んでいると思った人もいたけれど、毎回10時間ドライブして応援に行っていました。私の家では、教育が何よりも大事です。成績が3.0を下回るようだとプレーできない。フロリダのメインランド高校では2.0でもプレーできたかもしれないけど、私にとっては許されませんでした。バスケットボールをするだけでなく、バランスの取れた生活が必要だと思い、息子にスクールバンド(ヴィンスはドラムを専攻)に入らせ、生徒会で働くことも要求しました。また自分がして欲しいように、人々に接するようにということも教えました。厳しい環境で育つ選手が、ドラフトを経た途端に億万長者になる。NBAに入って対処方法を教えられる講習はたった3日間しかなく、多くの選手の怖い話を耳にしたり、目にすると、私自身教育者なので寒気がします。ヴィンスは既に大学時代、スターになっていたけど、休みに戻っても、子どもの頃の門限も守り、ちゃんと育っていると感じました。今は息子が4歳の娘を同じ方針で教育しています。私たちはとても密接な関係を続けています。世界で起こっている問題も話すし、カードゲームもするし、休暇にはでかけます。私の一番重要な仕事は母親であることです。これからもできるだけ支えるし、試合にも出かけます。息子にもスタンドに見慣れた顔を見ることはいいことだと思います」
ヴィンス=カーター:「自分がここまで来れたのは母のおかげだ。どんなに重要な存在であるかなんて言えないよ。すべて母のおかげだよ」
自身初のカンファレンス・ファイナル進出が決まったオーランド・マジックのヴィンス=カーターもシングルマザー(のちに再婚)の環境で育ち、母親は今もホームゲームの試合には全て観にいき、今でも大変な時には、33歳になる息子のサポートを惜しまない。
マスターの学位を持ち、20年間教師を務めた母親:ミシェル・カーター・スコットさんはヴィンスを育てるにあたって、「できるだけ普通の子供に育てよう」と早くを決意していたそうだ。そのおかげもあり、ヴィンスは優等賞をもらって高校を卒業、大学も優秀な成績で終え、成人してからも警察沙汰を起こしたことはない。
ヴィンスが、NBA入りしてからの個人賞のトロフィー(スラムダンク・コンテストや新人王、シドニー五輪の金メダル)は、母親に全て渡しているそうだ。今度は、母親のために自身も望むチャンピオンリングを獲得するために、VCは進み続けているのかもしれない・・・。
最後に、ミシェルさんのコメントとVCのコメントを載せておきます。
ミシェル・カーター・スコットさん:「母親にとっては子どもはいくつになっても子どもです。ヴィンスがノースカロライナ大でプレーしていた時は私がチャペルヒルに住んでいると思った人もいたけれど、毎回10時間ドライブして応援に行っていました。私の家では、教育が何よりも大事です。成績が3.0を下回るようだとプレーできない。フロリダのメインランド高校では2.0でもプレーできたかもしれないけど、私にとっては許されませんでした。バスケットボールをするだけでなく、バランスの取れた生活が必要だと思い、息子にスクールバンド(ヴィンスはドラムを専攻)に入らせ、生徒会で働くことも要求しました。また自分がして欲しいように、人々に接するようにということも教えました。厳しい環境で育つ選手が、ドラフトを経た途端に億万長者になる。NBAに入って対処方法を教えられる講習はたった3日間しかなく、多くの選手の怖い話を耳にしたり、目にすると、私自身教育者なので寒気がします。ヴィンスは既に大学時代、スターになっていたけど、休みに戻っても、子どもの頃の門限も守り、ちゃんと育っていると感じました。今は息子が4歳の娘を同じ方針で教育しています。私たちはとても密接な関係を続けています。世界で起こっている問題も話すし、カードゲームもするし、休暇にはでかけます。私の一番重要な仕事は母親であることです。これからもできるだけ支えるし、試合にも出かけます。息子にもスタンドに見慣れた顔を見ることはいいことだと思います」
ヴィンス=カーター:「自分がここまで来れたのは母のおかげだ。どんなに重要な存在であるかなんて言えないよ。すべて母のおかげだよ」
こういう選手が多いだろうと思うと同時に、NBAだけでなくすべてのスポーツでもう少し社会的なことを勉強する機会を増やさないと、と思ってしまう話ですね。
こういう話は、貴重だなとつくづく思いますね。
うちのじゃじゃ馬3兄弟にもこの方針を取り入れなければ・・・
ということで第1戦負けてしまったけど次は・・・
第一戦は、ハワードが抑えられたのと、バーンズの状態が万全じゃなかったのが痛かったですね。カーターは、23点あげたようですが。