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「1勝1敗」

2009-05-24 02:49:38 | Sports
 イースタンもウエスタンもカンファレンス=ファイナルはホームが有利ということはなさそうだな。。。

 まず、ウエスタンから・・・

 第2戦は第1戦と同じようなゲーム展開となったが、ロサンゼルス・レイカーズにとっては異なった結末となった。レイカーズのデンバー・ナゲッツに対するプレイオフ24年間の支配は、第4Q最後の29秒間に終わりを告げた。ケニオン・マーティンが密集した中でレイアップを決め、チャウンシー・ビラップスも4本中3本のフリースローを成功させて、2試合連続最後まで大接戦となった試合をナゲッツが106-103と勝利。ウェスタン・カンファレンス・ファイナルシリーズを1勝1敗のイーブンに戻した。

「このゲームは絶対に勝たなくてはいけなかった。内から湧き出る気持ちだ。うちは去年とは違ってはるかに賢明で精神的にタフなチームになった。素晴らしい勝利だ」とナゲッツのジョージ・カールHCは喜んだ。ナゲッツは昨シーズンのプレイオフ、ファーストラウンドで、レイカーズに1勝もできずスウィープされていた。

ナゲッツにとってはまた1985年からレイカーズに11連敗という、NBA史上1つのチームに対してプレイオフで2番目に長い連敗記録をようやく止めた記録的な勝利となった。カーメロ・アンソニーが34得点、14リバウンド、ビラップスも27得点、16リバウンド、リーナス・クレイザも16得点と奮起し、ネネイも6得点、9リバウンド、6アシストを援護した。「ロードで1勝をあげるのは常に厳しいが、勝利をものにできた。我々は精神的にタフであり、失った第1戦から立ち直って勝利できた」と笑顔を見せた。この試合で足首を捻ったカーメロだったが、「第3戦は大丈夫だ」と答えた。

敗れたレイカーズでは、コービー・ブライアントが10本のフリースローすべてを決めて32得点、トレバー・アリーザもプレイオフ・キャリアハイの20得点、パウ・ガソルも17得点、17リバウンドと健闘した。だがこれで今季のプレイオフ、ホームのステイプルズセンターでは7勝2敗となった。「これでホームコート・アドバンテージは向こうに移った。これからデンバーに行くが、同じことができるかやってみる。うちはなぜかロードではリーグベストチームだとは言えないが」とコービーは次戦を見据える。

第3戦は23日デンバーに舞台を移して行われる。「これは長いシリーズになりそうだ」とナゲッツのジョージ・カールコーチは予想する。ナゲッツは第1戦、フリースローミスで2点差で負けた屈辱から立ち直り、第2戦では途中17本連続フリースローを成功させた。ビラップスが残り4秒に1本ミスして連続記録は止まったが、2本目を決めて3点差とし、勝利を確定した。レイカーズは最後デレック・フィッシャーがライトコーナーから3ポイントを狙ったが決められず、時間切れとなった。「チャウンシーがあのフリースローを外したら、殺したいと思った」とコーチは笑った。

ビラップスは「ネネイがよく守った。フィッシャーがあのショットを打つのによく見えたとは思わない。自分はリバウンドを取って、フリースローラインに戻ろうとした」とビラップスは言う。フィッシャーは良く見えたと言う。「我々に3を打たせないように、向こうはファウルをすると思った。多分少し早く打ちすぎたのだろう。ああいう同点打を打たなくてはいけない状況に自分を置きたくないのは確かだ」

レイカーズは第2Q序盤には14点リードしたが、カーメロが連続14点の反撃を牽引して40-51に追い上げた。その後も14-2と反撃を続けし、ハーフには54-55とわずか1点差に追い上げた。

第3Qにはアリーザの連続7得点をあげる活躍でレイカーズが71-64とリードした。疾走するアリーザがコービーからの長いパスをキャッチしてレイアップ、ファウルも誘ってフリースローも決めた。だがナゲッツはディフェンスを強化し、リバウンドを取って16-10と反撃し、80-81と1点差に追い上げて第4Qに突入。ビラップスとカーメロがそれぞれ6得点をあげたが、その間ナゲッツはフリースローを2本ミス。決めていれば逆転することもできた。

第4Q序盤のクレイザの3ポイントでナゲッツは遂に逆転に成功。試合序盤のリードから初めて先行した。ビラップスも2フリースロー、カーメロも2ショットと続けて91-84と差を広げた。コービーはジャンパーをミスした後、カーメロの手が目の前にありながらビッグな3ポイントをヒット。シャノン・ブラウンの3ポイント、ラマー・オドムの2フリースローと11-2の猛攻をかけたレイカーズが、残り5分23秒には95-93とリードを奪い返した。

その後一進一退の息詰まる攻防が続き、残り45.3秒にコービーがジャンパーを決めて101-101の同点としたが、マーティンがネネイのアシストからレイアップを決めて、残り29.3秒に103-101とした。コービーはドリブルから密集した中に突っ込んだが、ネネイがボールをはたき、ボールを巡る争いの結果、残り18秒にジャンプボールとなった。だがガソルがティップしたボールをアリーザが失い、ビラップスの手に。フィッシャーにファウルされたビラップスは2本ともフリースローを決めて105-101とした。マーティンにファウルされたガソルが2フリースローを決めた後、ビラップスがまたファウルされたが2本中1本しか決められなかった。だが最後良く守りきり、大事な勝利をものにした。レイカーズは第4Qフリースローは14本中9本に終わったのに対し、ナゲッツは成功を続けた。ナゲッツは全体でフリースローを37本中29本を決め、ビラップスが16本中13本、カーメロも14本中10本を決めた。

これで5試合連続30得点以上を記録したカーメロだが、チームメイトとともに16連勝を飾るホームでレイカーズをいかに迎え撃つか。大きな注目を集める。

 レイカーズは、コービー、ガソルは調子良さそうだな。。。でも、ベンチはオドムがいるといっても、ナゲッツの方が分がありそうな気がする。。。スターターは、総合的に見れば互角、ベンチの働きが大いに分けるというのが俺の見解。。。

 

 続いて、イースタンはというと・・・

 マイケル・ジョーダンはクリーブランドのスポーツ史上、もはや最も有名なブザービーターを決めた選手ではなくなった。ジョーダンがクレイグ・イーローの上から決めた“ザ・ショット”は、今でも語り継がれる有名なショットだが、レブロン・ジェイムスがそれを上回るショットを決めた。

残り1秒、93-95と絶体絶命の窮地に追い込まれたクリーブランド・キャバリアーズが必要としていた奇跡を、レブロンがもたらした。残り1秒に先行の逆転打を決めてヒーローになりかけたオーランド・マジックのヒドゥー・ターコルーの上から、フェイダウェイ・3ポイントを成功させて96-95の大逆転勝利に牽引。土壇場でイースタン・カンファレンス・ファイナル第2戦の勝利をもたらし、シリーズを1勝1敗のイーブンとした。

奇跡のショットはジョーダンと自身の背番号23と同じ、23フィートの距離から決めたものとなった。キャブズのフランチャイズ史上初のまさにMVPショットとなった。「ジョーダンはもうリーグにはいない。もう1人の23番が今は活躍する」とレブロンは笑顔を見せた。

モウ・ウィリアムスからのインバウンドパスを受け取ったレブロンには、肩をリングに向けて打つしか時間の余裕はなかった。ショットがネットに吸い込まれると、チームメイトの腕の中に飛び込みもみくちゃにされた。寸前には絶望感に陥っていた20,562人の満員のファンは喜びを爆発させて互いに抱き合った。「大歓声しか聞こえなかった。ファンはそれに値する。あれは自分がこれまで決めたショットの中でも最高のショットだった。1秒というのは他の選手には短いかもしれないが、自分には長い時間だ。子どもの頃、ああした瞬間のために練習した」と言う。

過去にはこのようなショットは、相手チームがキャブズに対して決めるものだった。マイケル・ジョーダンが1989年に決めた “ザ・ショット”で、キャブズはプレイオフ敗退を強いられ、今でもファンには痛恨のトラウマとなっている。だが現在レブロンが、クリーブランドですべてを変えている。

レブロンのショットの1秒前には、ターコルーが3.6mのショットを決めて95-93とし、キャブズを絶体絶命の窮地に陥れた。前半には23点もリードしていたキャブズは、タイムアウトを取り、リーグMVP 、レブロンのプレイをセットした。レブロンはターコルーに対して少しスペースを作ろうとバスケットに突進した後、サークルのトップ近辺まで後退して、キャリア最高のショットを放った。レブロンのこの試合唯一の3ポイントが決まるのを見たウィリアムスは、膝まづいて右手でフロアーを叩き続けた。「感極まって動けなかった」と話した。

審判はリプレイを見て、そのショットがカウントされるべきか確かめたが、疑いの余地はなかった。「0勝2敗になるわけにはいかなかった。素晴らしいショットだった。これで第3戦の準備だ。やることがたくさんある」とレブロンは早くも第3戦を見据える。第3戦は24日にオーランドで行われる。だがそこではキャブズは今季のレギュラーシーズン、マジックに2度とも負け、4月3日の試合では29点差もつけられて大破されただけに周到な準備が必要となる。

勝利を目前で逃したマジックではラシャード・ルイスが23得点、ターコルーも21得点と健闘。ドワイト・ハワードは第1戦より20得点も低い10得点に終わったが、18リバウンドを記録した。キャブズではレブロンが35得点、ウィリアムスも19得点、ジドリューナス・イルガウスカスも12得点、15リバウンドと奮起した。

「ああいうシーンは前にも見たことがある。ヒドゥーがレギュラーシーズンに次々とビッグショットを決めたから、自分も負けないように次々に決めなくてはいけなかった。ラシャード・ルイスも第1戦で決勝打を決め、自分も第2戦で決めた」とレブロン。「打ったときに入ったと思った。だが絶対にはわからないものだ。審判は確かめなくてはいけなかったが、カメラは嘘をつかない」

試合はキャブズが第2Qには23点もリードしたが、ハーフには12点差に追い上げられた。第3Q終わりには6点差とされ、第4Q残り6分12秒にはルイスにショートジャンパーを決められ、84-84の同点とされた。

試合前にレブロンがいつも行う有名なハンドパウダーが頭上で霧散するように、キャブズのシーズンはまさに消えかかる寸前となってきた。オフェンスは調子が出ず、ディフェンスはいつもの水準にはなく、マジックに2試合連続大量リードを追い上げられた。ターコルーの残り48.7秒の3ポイントで93-93の同点とされた。レブロンがハワードの上から左手でレイアップを決めてリードしたように見えたが、トラベリングをコールされて、ノーバスケットとなった。「レフェリーはいいコールをした。自分のミスを回復するチャンスが与えられて良かった」とレブロンは続けた。

ベンチ出場で9得点と貢献したサーシャ・ブヤチッチの上からターコルーに残り1秒に決められて2点リードされると、クリーブランドのファンにはジョーダンのショット、ジョン・エルウェイのドライブ、ザ・ファンブルと、45年もチャンピオンシップに見放されている街の断腸も思いのシーンが蘇った。だが近郊のアクロンの町で生まれ育ったレブロンが、キャブズのシーズンが遂に終わる可能性のあった自信を取り戻してくれた。

ほんの少しの間、ターコルーがヒーローになり、マジックは1995年以来初のファイナル進出に近づいたと見られた。だがレブロンがそれを許さなかった。ハワードは「ああいうショットは誰に決められてもショックだ。全員が見ている。今日は寝られそうにないし、チームメイトもみんなそうだろう。だがこれを乗り越えていかなくてはならない」と話した。

マジックのスタン・バン・ガンディHCは、ラストプレイでレブロンを守るためにした自分の決定に腹を立てていた。「あのショットですごく傷ついたのは確かだ。コーチの立場から言うと、あの最後の場面を戻して欲しい。違う形で守るべきだった。コーチとして負けて本当に厳しいが、自分が違う決定をしていればと思うともっと悔しい」と述べた。「ただ勝ちたかったし、勝つべきだった」と悔やんだ。

 バンガンディは、競った試合になると弱いな、、。ここぞという時の判断が甘いのかもな。。。

 


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