
今日は、以前から行きたいと思っていた「墨染寺」(ぼくせんじ)という寺院に行きました。
この寺院は、「墨染桜」(すみぞめざくら)で有名です。
この桜に、古くから伝わる伝説を聞いて、少し興味を持ちました。
平安時代の初めに、伏見に摂政の藤原良房(ふじわらのよしふさ)が建立した大きな寺院があったそうです。
ところが、良房の養子で太政大臣になった藤原基経(ふじわらのもとつね)がなくなってしまいました。
基経の死を悼んだ友人の上野岑雄(かんつけのみねお)が「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めに咲け(古今集)」という歌を詠みました。
すると、境内の桜が薄墨色の花を咲かせたというのです。。。
基経といえば、歴史で習いましたが、初めての「関白」となって、政治を動かした人でしたね。
この話が本当かどうかは、不明ですが、この地域が墨染という地名になっていることと関係があるのかもしれません。
この小さい桜が「墨染桜」らしいのですが、四代目と書かれていました。
サトザクラの仲間らしいですが、薄墨色ではありませんでした。
この時期は、桜のライトアップも行われていて、近所の方が見に来られるそうです。
ライトアップもきれいそうですね。
夜に来る元気はありませんが・・・。
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