韓国語の独学で、ある一定のレベルに達して次の段階に行くぞというときに、その書籍が難しすぎてわけが分からないということがよくあります。管理人も、初級の勉強を終え、中級編の単語張の暗記にチャレンジしたのですが、かなり困難を伴いました。単語の暗記も、韓国語の仕組みがある程度わかってから取り組むほうがいいということを身を以って知りました。
そこで、韓国語学習をこれから志す方が、ある程度時間のロスを減らせるようにと思い、書籍の紹介をすることにしました。上から順に学んでいくと、わけが分からないということが比較的少なくなりそうです。
学び方は人それぞれですが、韓国語の部分だけでも、一回は書き写すという作業が必要かと思います。
ここであげる本には、全て練習問題などのCDがついています。特におススメする本に☆をつけています。書籍名をクリックすると、amazonのページにとびます。
●初級
まずは、初級です。

鄭恵賢 韓国語センターBRAVO!『文法からマスター はじめての韓国語』(ナツメ社)2010
思い切って、ヨ体を省略しています。また、現地でのトラブルを防ぐためにパンマル・タメ口は扱わず、敬語のみになっています。ですので、旅行前にこれを読んでいけば、それだけで大きな助けになります。
また、平易でとっつきやすく、入門にはもってこいです。ただこれをとばして、↓の本から初めても支障はないと思われます。
☆
石田美智代 『基本が分かるはじめての韓国語』(成美堂出版)2011
ニダ体、ヨ体の解説や、動詞の変化を細かく解説してあり、これをマスターすれば、ハングル能力検定の5級はクリアできそうです。また、4級もほとんどこれを理解していれば、あまり怖くなさそうです。中級になってからも、分からないことがあればこれを参考にすることで、理解できることが多々ありました。超お勧めの一冊です。

林京愛『書いて覚える韓国語特訓ドリル 「ハングル」能力検定試験4級レベル』
出る語彙や文法などが網羅されているだけでなく、5級の復習や書き込み練習もできるようになっています。しかし、「おさらいドリル」と表紙の触れ込み通り、いきなりこれからはじめると少し学習に困難を伴いそうです。上記石田氏の本をこなしてから、とりかかることをお勧めします。
●中級
そして、ここからは中級です。初級を終わらせて中級の勉強をはじめるときに、高度すぎてわけが分からないということが多々あります。
わけがわからないものを無理やり覚えるのも一つの方法ですが、わけがわからないものは後回しにするか、一通り見て仕組みを理解してから、あらためて覚えるという方法のほうが、もう若くない月刊「祭」君には向いているようです。
いきなり中級単語張などを張り切って覚えるよりも、韓国語の仕組みを学んでから、単語を覚えるという学習のほうが、時間の節約になりそうです。
☆
白姫恩『口を鍛える韓国語作文 -語尾習得メソッド- 中級編』(国際語学社)2012
75種の語尾を1種に8つの例文を用いてあり、本の見開き左側が韓国語、右側が日本語が書いてあり、上記の石田氏の内容を復習しつつ、レベルを段階的に上げたり、初級ではなかなか学べなかったパンマル・タメ口を習得することに向いています。また、「分かれない限り家に戻ってくるな!」など、聞いていたら噴き出してしまうセリフも学習の意欲を高めてくれます。CDは日本語文の後、韓国語文が読まれ、通勤中で聞くだけでも随分と力がつきました。これをマスターしはじめると、韓日辞典で文中の分からない語を調べることが出来ます。
ちなみに上級編では、「さんまさんの歯はそんな出っ張ってないですってば」など、面白さに磨きがかかっています。上級といっても、難易度はそこまで高くなく、ハングル能力検定や、韓国語検定の初級を突破し、本書の中級編を終えていれば独学することができそうです。
☆
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李 昌烈『ハングル能力検定試験 3級合格をめざして』(白帝社)2007 李 昌烈『ハングル能力検定試験 準2級級合格をめざして』(白帝社)2007
「ハングル能力検定試験 ○級合格をめざして」シリーズでは、このレベルになると気になってくる動詞から福詞への変化などの疑問に簡潔に答えてくれつつ力をつけることが出来ます。돌다(帰る)、들다(入る)、지다(になる)치다(打つ)などのよく似た語の区別などはそのままにせず、辞書で調べながら確認していくことをお勧めします。これをこなすことで、韓国語の仕組みの理解が飛躍的に進み、中級単語張の暗記もかなり楽になります。しかし、準2級のほうでは、現在出題されている諺が載っていないので、それは下の李清一氏の問題集で学ぶひつようがあります。

李清一『これで合格!ハングル能力検定試験準2級・3級頻出問題集』(高橋書店)2011
問題集ですので、これだけで理解は完璧にはなりません。ただ、上記の白帝社のものよりも練習問題は易しいので、一先ずやってみて間違いをチェックした上で、白帝社のものにとりかかるという方法もあります。また、巻末の慣用句や頻出例文、諺はよくまとまっており、CDもついているので、これを毎日聞くだけでも力はつくことでしょう。

HANA韓国語教育研究会『改訂版キクタン韓国語中級編』(アルク)2012
準二級レベルの単語を網羅していますが、初級脱出直後に暗記に取り組むと非常に時間がかかりました。一方、上記の書籍をこなした上で取り組むと、比較的取り組みやすい顔と思われます。
そこで、韓国語学習をこれから志す方が、ある程度時間のロスを減らせるようにと思い、書籍の紹介をすることにしました。上から順に学んでいくと、わけが分からないということが比較的少なくなりそうです。
学び方は人それぞれですが、韓国語の部分だけでも、一回は書き写すという作業が必要かと思います。
ここであげる本には、全て練習問題などのCDがついています。特におススメする本に☆をつけています。書籍名をクリックすると、amazonのページにとびます。
●初級
まずは、初級です。

鄭恵賢 韓国語センターBRAVO!『文法からマスター はじめての韓国語』(ナツメ社)2010
思い切って、ヨ体を省略しています。また、現地でのトラブルを防ぐためにパンマル・タメ口は扱わず、敬語のみになっています。ですので、旅行前にこれを読んでいけば、それだけで大きな助けになります。
また、平易でとっつきやすく、入門にはもってこいです。ただこれをとばして、↓の本から初めても支障はないと思われます。

石田美智代 『基本が分かるはじめての韓国語』(成美堂出版)2011
ニダ体、ヨ体の解説や、動詞の変化を細かく解説してあり、これをマスターすれば、ハングル能力検定の5級はクリアできそうです。また、4級もほとんどこれを理解していれば、あまり怖くなさそうです。中級になってからも、分からないことがあればこれを参考にすることで、理解できることが多々ありました。超お勧めの一冊です。

林京愛『書いて覚える韓国語特訓ドリル 「ハングル」能力検定試験4級レベル』
出る語彙や文法などが網羅されているだけでなく、5級の復習や書き込み練習もできるようになっています。しかし、「おさらいドリル」と表紙の触れ込み通り、いきなりこれからはじめると少し学習に困難を伴いそうです。上記石田氏の本をこなしてから、とりかかることをお勧めします。
●中級
そして、ここからは中級です。初級を終わらせて中級の勉強をはじめるときに、高度すぎてわけが分からないということが多々あります。
わけがわからないものを無理やり覚えるのも一つの方法ですが、わけがわからないものは後回しにするか、一通り見て仕組みを理解してから、あらためて覚えるという方法のほうが、もう若くない月刊「祭」君には向いているようです。
いきなり中級単語張などを張り切って覚えるよりも、韓国語の仕組みを学んでから、単語を覚えるという学習のほうが、時間の節約になりそうです。

白姫恩『口を鍛える韓国語作文 -語尾習得メソッド- 中級編』(国際語学社)2012
75種の語尾を1種に8つの例文を用いてあり、本の見開き左側が韓国語、右側が日本語が書いてあり、上記の石田氏の内容を復習しつつ、レベルを段階的に上げたり、初級ではなかなか学べなかったパンマル・タメ口を習得することに向いています。また、「分かれない限り家に戻ってくるな!」など、聞いていたら噴き出してしまうセリフも学習の意欲を高めてくれます。CDは日本語文の後、韓国語文が読まれ、通勤中で聞くだけでも随分と力がつきました。これをマスターしはじめると、韓日辞典で文中の分からない語を調べることが出来ます。
ちなみに上級編では、「さんまさんの歯はそんな出っ張ってないですってば」など、面白さに磨きがかかっています。上級といっても、難易度はそこまで高くなく、ハングル能力検定や、韓国語検定の初級を突破し、本書の中級編を終えていれば独学することができそうです。


李 昌烈『ハングル能力検定試験 3級合格をめざして』(白帝社)2007 李 昌烈『ハングル能力検定試験 準2級級合格をめざして』(白帝社)2007
「ハングル能力検定試験 ○級合格をめざして」シリーズでは、このレベルになると気になってくる動詞から福詞への変化などの疑問に簡潔に答えてくれつつ力をつけることが出来ます。돌다(帰る)、들다(入る)、지다(になる)치다(打つ)などのよく似た語の区別などはそのままにせず、辞書で調べながら確認していくことをお勧めします。これをこなすことで、韓国語の仕組みの理解が飛躍的に進み、中級単語張の暗記もかなり楽になります。しかし、準2級のほうでは、現在出題されている諺が載っていないので、それは下の李清一氏の問題集で学ぶひつようがあります。

李清一『これで合格!ハングル能力検定試験準2級・3級頻出問題集』(高橋書店)2011
問題集ですので、これだけで理解は完璧にはなりません。ただ、上記の白帝社のものよりも練習問題は易しいので、一先ずやってみて間違いをチェックした上で、白帝社のものにとりかかるという方法もあります。また、巻末の慣用句や頻出例文、諺はよくまとまっており、CDもついているので、これを毎日聞くだけでも力はつくことでしょう。

HANA韓国語教育研究会『改訂版キクタン韓国語中級編』(アルク)2012
準二級レベルの単語を網羅していますが、初級脱出直後に暗記に取り組むと非常に時間がかかりました。一方、上記の書籍をこなした上で取り組むと、比較的取り組みやすい顔と思われます。